「南側が空き地なので日当たりがとても良い土地です。この開放感は将来も期待できますか?」
結論
隣が空き地・駐車場だから日当たりが良い、という理由だけで土地を決めないことが重要です。
現在建物がなくても、将来、
住宅
+アパート
+店舗
+駐車場以外の施設
などが建つ可能性があります。
土地選びでは、
「今、何が建っているか」だけでなく「将来、何が建つ可能性があるか」
まで確認します。
① 空き地は「ずっと空き地」とは限らない
現在、
草が生えた空き地。
畑。
月極駐車場。
だからといって、30年間そのままとは限りません。
所有者が売却すれば、土地利用が変わる可能性があります。
② 特に南側の空き地は注意
例えば、
南側が空き地。
↓
日当たりが良い。
↓
南側に大きなLDK窓。
↓
数年後、南側に住宅が建つ。
ということも考えられます。
他人の土地が空いていることを前提に採光計画を作らないことが重要です。
③ 用途地域を確認する
まず確認したいのが、
用途地域
です。
その地域で、どのような用途の建物が建てられる可能性があるのかを判断する材料になります。
④ 建ぺい率・容積率も見る
隣地に、
どの程度の規模の建物が建つ可能性がある?
を考える材料になります。
ただし実際に建築できる建物は、その他の法規制や敷地条件等も関係します。
⑤ 高さに関する制限も確認
用途地域だけでなく、
高さに関する規制。
斜線制限。
日影規制。
地区計画等。
などが関係する場合があります。
住宅会社に確認してもらいます。
⑥ 「南側に家が建った想定」で設計する
おすすめは、
南側に将来住宅が建ったとしても、LDKに必要な光を確保できるか
を確認することです。
今の空き地だけを前提にしません。
⑦ 高窓・吹き抜けなども検討
隣家が将来建つ可能性があるなら、
高窓。
吹き抜け。
庭の取り方。
建物配置。
などで採光を確保できる場合があります。
⑧ 月極駐車場も将来変わる可能性
駐車場は、
建物がない。
↓
日当たりが良い。
↓
視界も開けている。
というメリットがあります。
しかし、土地所有者が将来売却すれば建物が建つ可能性があります。
⑨ 駐車場特有の注意点もある
現在が駐車場なら、
車のドア音。
エンジン音。
ヘッドライト。
夜間の出入り。
なども確認します。
⑩ 空き地の管理状態も見る
草が伸びている。
ゴミがある。
虫が多い。
など、管理状態も確認します。
現在の所有者がどの程度管理しているかで周辺環境も変わります。
⑪ 将来の景色も保証されない
「この土地は眺めが良い」
という理由で購入しても、その眺望が他人の土地に依存しているなら将来変わる可能性があります。
⑫ 久留米なら水の流れも確認
空き地だから水が流れている。
雨水が隣地へ逃げている。
という状態が、将来建物が建つことで変わる可能性もあります。
自分の敷地内で適切に排水できる計画にします。
チェックポイント
- 隣地の用途地域を確認したか
- 建ぺい率・容積率を確認したか
- 高さ関係の規制を確認したか
- 将来建物が建つ想定をしたか
- 南側の日当たりを検討したか
- 駐車場の車・ライトを確認したか
- 空き地の管理状態を確認したか
- 眺望を前提にしすぎていないか
- 将来の排水変化も考えたか
- 住宅会社に配置検討してもらったか
まとめ
隣が空き地・駐車場の土地では、
「今、日当たりがいいから大丈夫」と考えないこと。
住宅会社には、
「南側が空いているから明るい家になりますよね?」ではなく、「南側に将来建物が建ったとしても、LDKの採光・プライバシーを確保できる配置にしてください」
と相談する。
土地選びでは、他人の土地が空いていることを自分の家の性能として考えない。
これが将来の日当たりで後悔しないためのポイントです。
















