「気に入った土地の隣にアパートがあります。住宅を建てるうえで何を確認すればいいですか?」
結論
アパート・マンションが隣にある=避けるべき土地ではありません。
ただし、
①窓・バルコニーからの視線
②建物の高さ
③日当たり
④駐車場
⑤ゴミ置き場
⑥室外機・設備
⑦人や車の出入り
を確認してから判断します。
戸建て同士とは違う周辺環境になる可能性があります。
① 最初に「視線」を確認
特に重要なのが、
アパートの窓・廊下・バルコニーから、自分の土地がどう見えるか
です。
土地に立って見るだけではなく、相手側から見られる方向を想像します。
② 2階から庭が見えることも
1階に目隠しフェンスを作っても、
アパート2階。
マンション上階。
からは庭やLDKが見える場合があります。
横からの視線だけでなく上からの視線も考えます。
③ 高いフェンスだけでは解決しない
上からの視線を防ぐためにフェンスを高くしすぎると、
圧迫感。
日当たり。
風。
外構費。
に影響する可能性があります。
建物配置・窓計画から考えることが重要です。
④ LDKを反対側へ配置できる?
例えば東側にアパート。
↓
西・南側へLDKと庭。
というように、プライバシーを確保しやすい配置を検討します。
⑤ 窓同士が正面にならない?
自宅の寝室窓。
↓
隣のアパートの窓。
が正面になると、お互い気になる場合があります。
窓の高さ・位置をずらす方法などを検討します。
⑥ 日当たりへの影響
隣の建物が高ければ、
冬の日射。
朝・夕方の採光。
などに影響する可能性があります。
特に南側に建物がある場合は、季節による影の入り方を確認します。
⑦ 駐車場が隣なら?
アパート本体より、駐車場が自宅側にある場合もあります。
確認するのは、
車の出入り。
ドアの開閉音。
ヘッドライト。
エンジン音。
です。
⑧ 夜のヘッドライトに注意
駐車場の車が自宅方向を向いていると、
夜間にヘッドライトが、
LDK。
寝室。
へ入りやすい場合があります。
窓位置や外構で対策します。
⑨ ゴミ置き場はどこ?
集合住宅では、複数世帯が利用するゴミ置き場があります。
自分の土地側に、
ゴミ置き場。
収集場所。
がないか確認します。
⑩ 共用廊下・階段の音
アパートの、
外廊下。
階段。
エントランス。
が自宅側にある場合、人の出入りや話し声などが聞こえる可能性があります。
⑪ 室外機・設備を見る
集合住宅では複数の、
エアコン室外機。
給湯設備。
換気設備。
などが設置されている場合があります。
自宅側に集中していないか確認します。
⑫ 入居者は変わる
現在、
静かな人しか住んでいない。
から大丈夫。
とは考えません。
集合住宅では入居者が将来変わる可能性があります。
現在の住人ではなく、建物配置そのものを見て判断します。
⑬ 自分の土地側のプライバシー設計が重要
例えば、
道路・集合住宅側
→ 玄関・収納・水回り。
プライベート側
→ LDK・庭。
というゾーニングも考えられます。
⑭ 防犯面も考える
隣接建物の、
外階段。
共用廊下。
駐車場。
などから自宅敷地へ入りやすい位置関係になっていないか確認します。
⑮ 将来建替えられる可能性もある
現在は2階建てアパートでも、将来建替えられる可能性があります。
用途地域等を確認し、
現在の建物だけを前提にしないこと
も重要です。
チェックポイント
- 隣接建物の高さを確認したか
- 窓・バルコニーを確認したか
- 上からの視線を考えたか
- 冬の日当たりを確認したか
- 駐車場位置を確認したか
- ヘッドライトを考えたか
- ゴミ置き場を確認したか
- 共用階段・廊下を確認したか
- 室外機等を確認したか
- 将来の建替えも考えたか
まとめ
隣にアパート・マンションがある土地では、
「集合住宅だから嫌」で候補から外す必要はありません。
住宅会社には、
「隣がアパートでも大丈夫ですか?」ではなく、「窓・バルコニー・駐車場・ゴミ置き場からの視線や音を確認して、LDK・庭・寝室のプライバシーを確保できる配置にしてください」
と相談する。
隣に何が建っているかより、その建物と自分の家をどう配置するか。
ここまで確認できれば、周辺に集合住宅がある土地でも暮らしやすい家を計画できる可能性があります。
















