「土地は平らなので、土に関する費用はほとんどかからないと思っています。残土処分とは何ですか?」
結論
新築では土地が平らに見えても、
基礎工事
+駐車場
+給排水
+外構
などによって土を掘るため、余った土の処分費が発生する場合があります。
反対に土地を高くするなら、外部から土を入れる費用が必要になることがあります。
つまり、
「土を出す費用」と「土を入れる費用」の両方
を確認することが重要です。
① 残土とは?
住宅工事で土地を掘った際に出る、敷地内で再利用しきれない土などを一般に残土として扱うことがあります。
例えば基礎工事では、建物部分の土を掘削します。
② 基礎をつくるだけでも土が出る
建物を建てると、
基礎。
配管。
雨水設備。
などのために掘削します。
その結果、土が余る場合があります。
③ 土は敷地内に広げればいい?
敷地に余裕があり、計画上問題なければ敷地内で利用できる場合もあります。
しかし、
土地高さが上がりすぎる。
排水勾配が変わる。
隣地へ水が流れる。
などの問題があれば、自由に広げられません。
④ 処分するなら運搬費も必要
余った土を敷地外へ搬出する場合、
積込み。
運搬。
受入れ・処分等。
の費用が発生する可能性があります。
⑤ 土の量が多いほど費用に影響
30坪の住宅と40坪の住宅。
平屋と2階建て。
土地の高さ。
基礎計画。
などによって掘削量も変わります。
⑥ 高い土地を削る場合はさらに増える
道路より土地が高く、
駐車場を道路高さまで掘り下げる。
という計画では、大量の土が出る可能性があります。
⑦ 駐車場3台分を掘ると?
例えば道路より1m高い土地で、
駐車場3台分を掘削。
となれば、建物基礎とは別に多くの土を処理する可能性があります。
⑧ 逆に低い土地では土を入れる
道路より土地が低い場合は、
盛土。
整地。
転圧。
などを行い、敷地高さを調整することがあります。
⑨ 「土代」だけではない
盛土では、
土そのもの。
運搬。
重機。
転圧。
整地。
土留め。
などが必要になる可能性があります。
⑩ 久留米では盛土高さを水害とセットで考える
単に、
「道路と同じ高さまで上げましょう」
ではなく、
洪水。
内水。
道路冠水。
周辺地形。
を踏まえて適切な高さを検討します。
⑪ 高くしすぎても問題
水害が心配だから、
できるだけ高くする。
という考えも慎重にします。
高くすると、
隣地との高低差。
擁壁・土留め。
玄関階段。
駐車場勾配。
などが増える可能性があります。
⑫ 土質によって扱いが変わる場合も
掘った土がすべて盛土等へ再利用できるとは限りません。
土の状態や工事計画に応じて判断します。
⑬ 見積書の「残土処分」を確認
住宅会社の見積書で、
残土処分。
場外搬出。
土工事。
造成工事。
などが、
本体価格に含まれている?
付帯工事?
別途?
を確認します。
⑭ 「一式」だけなら内容を確認
例えば、
残土処分 一式
とだけ書かれている場合は、
想定量。
追加時の単価。
どこまで含む?
を確認しておくと分かりやすくなります。
⑮ 土地A・Bを比較する
例えば、
土地A
1,000万円
平坦で土工事が少ない
土地B
850万円
高低差があり残土・擁壁等が必要
なら、150万円の土地価格差だけで判断しません。
チェックポイント
- 土地の高さを測ったか
- 基礎掘削を考えたか
- 残土量の想定を確認したか
- 敷地内再利用が可能か
- 搬出費を確認したか
- 駐車場掘削を確認したか
- 盛土量を確認したか
- 土留め費を確認したか
- 見積りに土工事が含まれているか
- 土地価格+造成費で比較したか
まとめ
土地の土工事では、
「平らだから費用はかからない」と考えないこと。
住宅会社には、
「造成費はいくらですか?」だけではなく、「建物基礎・駐車場・外構まで含めると、何㎥程度の土を出す・入れる想定で、その費用は見積りのどこに入っていますか?」
と確認する。
土地価格が150万円安くても、残土・盛土・擁壁でそれ以上かかれば意味がありません。
土地選びは、土地の価格ではなく「希望する家を完成させるまで、その土地にいくら手を加える必要があるか」で比較することが重要です。
















