「久留米で土地を探していたら、周辺より安い旗竿地を見つけました。価格が安いなら買っても大丈夫ですか?」
結論
旗竿地=買ってはいけない土地ではありません。
周辺より価格が抑えられていて、道路から離れた静かな住環境をつくれるなど、メリットになる場合もあります。
ただし購入前に、
接道
+通路幅
+車の出入り
+給排水
+工事車両
+日当たり
+将来の売却
まで確認することが重要です。
① 旗竿地とは?
道路に接する細長い通路の奥に、建物を建てるまとまった敷地がある形状の土地です。
上から見ると、
竿の先に旗が付いたような形
に見えるため、旗竿地と呼ばれます。
② 価格が安い場合がある
同じエリアの整形地と比べて、
道路との接し方。
車の出入り。
建物配置。
などに制約が出やすいため、価格が抑えられている場合があります。
その価格差が十分大きければ、選択肢になる可能性があります。
③ 最初に確認するのは「接道」
家を建てるためには、建築基準法上の接道条件を満たす必要があります。
「道路につながっているように見えるから建築できる」
とは限りません。
道路の種類や接道状況を確認します。
④ 通路部分の幅は重要
旗竿地では、
道路から奥の敷地までの通路を、
車。
自転車。
人。
が通ります。
図面上では車が入っても、実際にはかなり狭く感じることがあります。
⑤ 電柱・塀も確認
通路幅だけでなく、
電柱。
隣家の塀。
境界ブロック。
側溝。
などが車の出入りに影響する場合があります。
実際に車が曲がって入れるか
まで確認します。
⑥ 駐車したら人が通れる?
通路部分を駐車スペースとして使う場合、
車を停めた状態で、
玄関まで人が通れる?
自転車を出せる?
子どもを乗せ降ろしできる?
まで考えます。
⑦ 縦列駐車になることも
土地条件によっては、
車2台を縦列駐車。
↓
奥の車を出すために手前の車を移動。
となる場合があります。
毎日のことなので、購入前に生活をイメージします。
⑧ 工事車両が入れる?
意外と重要なのが新築工事です。
通路が狭いと、
大型車両。
クレーン。
資材搬入。
重機。
などに制約が出る可能性があります。
⑨ 建築費が高くなる可能性
大型車両が奥まで入れない場合、
小型車へ積み替える。
人力搬入が増える。
クレーン作業が複雑になる。
など、施工条件によって追加費用が発生する可能性があります。
土地が安くても建築費まで安いとは限りません。
⑩ 給排水管が長くなることも
道路から建物までの距離が長ければ、
給水。
排水。
電気等。
の引込み距離が長くなる場合があります。
付帯工事費を確認します。
⑪ 日当たりは奥の敷地で判断
旗竿地では周囲を住宅に囲まれているケースがあります。
南側に建物が近い場合、
冬の日射。
LDKの明るさ。
庭。
などに影響する可能性があります。
⑫ 逆にプライバシーはメリットになることも
道路から建物が離れるため、
通行人からLDKが見えにくい。
道路の視線を受けにくい。
子どもが道路へ飛び出しにくい配置を検討できる。
など、条件によってはメリットになります。
⑬ 防犯・夜間照明も考える
道路から玄関が見えにくい土地では、
通路照明。
人感センサー。
玄関照明。
防犯カメラ。
なども検討します。
⑭ 将来売却するときは?
一般的な整形地と比べ、旗竿地を希望する購入者が限定される可能性があります。
購入時の価格メリットだけでなく、将来の売却可能性も考えておきます。
チェックポイント
- 建築基準法上の道路を確認したか
- 接道条件を確認したか
- 通路幅を確認したか
- 車が実際に入れるか
- 駐車後に人が通れるか
- 工事車両が入れるか
- 給排水費を確認したか
- 日当たりを確認したか
- 防犯・照明を考えたか
- 将来の売却も考えたか
まとめ
旗竿地で重要なのは、
「安いから買う」「旗竿地だから買わない」のどちらでもありません。
住宅会社には、
「この旗竿地に家は建ちますか?」だけではなく、「車・工事車両・給排水・日当たり・建築追加費まで含めて、この土地のデメリットを教えてください」
と確認する。
価格差がデメリットを上回り、希望する暮らしが実現できるなら、旗竿地も十分選択肢になります。
















