「エコキュートにすると、シャワーの勢いが弱くなると聞いたのですが本当ですか?」
エコキュートについて調べると、
「シャワーの水圧が弱い」
という話を聞くことがあります。
特に、
2階に浴室がある。
シャワーの勢いを重視したい。
2か所で同時にお湯を使う。
という家庭では気になるポイントです。
ただし、
エコキュートだから必ず水圧が弱い
と決めつける必要はありません。
まず仕組みを理解しましょう。
なぜエコキュートは水圧の話が出るの?
エコキュートは、
お湯をつくる。
↓
貯湯タンクへためる。
↓
必要なときに使う。
という貯湯式です。
タンク内には高温のお湯が蓄えられているため、機器の構造上、給水圧を調整して使用するタイプがあります。
そのため、
水道圧を利用する瞬間式給湯器などと比べ、
シャワー圧に違いを感じる場合があります。
「水圧」は何で表す?
給湯器では、
kPa(キロパスカル)
という単位を見ることがあります。
これは、
圧力を表す単位
です。
数値が大きいほど高い圧力に対応する方向ですが、
実際のシャワーの勢いは、
給湯器だけではなく、
給水圧。
配管。
水栓。
シャワーヘッド。
同時使用。
などにも左右されます。
高圧タイプとは?
エコキュートには、
標準圧タイプ。
高圧タイプ。
さらに高い給湯圧を特徴とするタイプ。
などがあります。
メーカーによって名称や仕様は異なります。
だから、
「エコキュートは水圧が弱いですか?」
だけではなく、
「採用する機種の給湯圧は何kPaですか?」
と確認します。
2階のお風呂なら特に確認
水は高い場所へ送るほど条件が変わります。
例えば、
エコキュートは1階屋外。
浴室は2階。
という住宅。
この場合、
2階シャワーで十分な使用感を確保できる機種か
を確認します。
メーカーが示す設置条件・対応階数などもチェックします。
1階のお風呂なら何でも大丈夫?
1階だから水圧を考えなくていい、
とも限りません。
例えば、
キッチンでお湯。
+
浴室でシャワー。
+
洗面でもお湯。
という同時使用。
このときにどうなるか確認します。
家族が多いほど、
複数か所で同時に給湯する可能性
があります。
シャワーヘッドも関係する
最近は、
節水型。
大流量。
ミスト。
多機能型。
など、さまざまなシャワーヘッドがあります。
必要な流量や使用感も異なります。
だから、
給湯器+水栓+シャワーヘッド
をセットで考えます。
節水シャワーなら水圧が上がる?
少ない流量でも勢いを感じやすくするシャワーヘッドがあります。
ただし、
実際の給湯圧そのものを高くする設備とは限りません。
「勢いを感じる」
ことと、
給湯器の給湯圧
は分けて考えます。
配管径・配管距離も関係する
エコキュートから浴室まで、
非常に遠い。
配管経路が複雑。
などの場合も、給湯条件を確認します。
さらに配管が長ければ、
蛇口を開けてからお湯が出るまでの時間。
配管からの熱損失。
にも関係します。
給湯器と水まわりを極端に離さない
ことも設備計画のポイントです。
実際に体験するのが一番分かりやすい
水圧は数字だけでは、
「自分にとって強いか弱いか」
が分かりにくい部分です。
可能なら、
ショールーム。
モデルハウス。
OB宅。
などで、実際のシャワーを確認します。
特に、
今使っているシャワーの勢いが好きな人
は比較しておくと安心です。
よくある失敗例
「エコキュートならどれでも同じ」
と思い、価格を中心に機種を選択。
入居すると、
ご主人は問題なし。
しかし奥様は、
「以前の家よりシャワーが弱く感じる」
という感想。
後から高圧タイプがあることを知り、
「契約前に給湯圧を比較すればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 給湯圧を確認したか
- kPaの意味を理解したか
- 高圧タイプを比較したか
- 2階浴室に対応できるか
- 同時使用を考えたか
- シャワーヘッドを確認したか
- 配管距離を確認したか
- 給湯配管径などを確認したか
- 実際の使用感を体験したか
- 家族が求める水圧を確認したか
まとめ
エコキュートの水圧は、
「エコキュートだから弱い」と一括りにしないこと。
機種によって、
給湯圧。
対応条件。
が違います。
さらに、
配管。
階数。
同時使用。
水栓。
シャワーヘッド。
も関係します。
だから住宅会社へ、
「エコキュートですか?」だけではなく、「この機種の給湯圧は何kPaで、2か所同時にお湯を使った場合はどうなりますか?」
と聞いてみる。
2階浴室なら、
「2階シャワーで十分な圧力を確保できる根拠はありますか?」
まで確認する。
給湯器は容量だけでなく、実際の使い心地まで確認する。
これがエコキュート選びのポイントです。
















