よくある質問

エコキュートは370Lと460L、どっちを選べばいいの?

「4人家族なら460Lを選んでおけば、湯切れの心配がなくて安心ですよね?」

エコキュートを選ぶとき、

370L。
460L。

という数字が出てきます。

これは基本的に、

貯湯タンクの容量

を表しています。

数字が大きければ多くのお湯をためられますが、

大きければ大きいほど良い

というわけではありません。

370L=使えるお湯370Lではない

まずここを理解してください。

タンクには、使用する40℃程度より高い温度のお湯をためる仕組みがあります。

使用時には、

タンクのお湯。

水。

を混ぜて適温にします。

そのため、

370Lタンクでも、実際に使える40℃前後のお湯は370Lより多くなる場合があります。

使える湯量は季節でも変わる

例えば、

タンク内のお湯が同じ温度でも、

夏の水道水20℃。

冬の水道水5℃。

では違います。

冬は混ぜる水そのものが冷たいので、同じ40℃のお湯をつくるために、

より多くのタンク内のお湯が必要

になります。

つまり、

同じ370Lでも、

夏と冬で実際に使える湯量の条件は変わる

ということです。

家族人数だけで決めない

例えば同じ4人家族でも、

A家族

毎日湯船。

シャワーは短め。

入浴時間も近い。

B家族

朝シャワー。

夜もシャワー。

子どもは長時間。

追いだきも多い。

では、お湯の使い方がまったく違います。

だから、

「4人=○L」だけで決めない

ことが重要です。

シャワー時間が大きく影響する

シャワーは、使っている時間が長くなれば使用湯量も増えます。

家族4人が、

それぞれ5分使うのか。

15分使うのか。

では大きな違いです。

特に子どもが成長すると、

新築時よりシャワー時間が長くなる可能性

もあります。

子どもの成長後まで考える

新築時、

夫婦+子ども2人。

子どもは3歳と5歳。

今は親子で一緒に入浴。

でも10年後、

13歳。

15歳。

それぞれ別々に入浴するかもしれません。

だから、

現在のお湯使用量だけでなく、10年後も想像する

ことが大切です。

来客時はどうする?

普段4人。

年末年始には家族が泊まりに来る。

6人。

7人。

が入浴。

この数日のためだけに、常に大きなタンクを選ぶ必要があるのか。

機種によっては、

沸き増し。

使用量予測。

などの機能があります。

日常と例外を分けて考える

ことも重要です。

大きいタンクのデメリットは?

容量が大きくなると、

本体サイズ。

設置スペース。

重量。

価格。

などが変わります。

また必要以上のお湯を常に大量に準備する使い方になれば、家庭にとって最適とは限りません。

余裕は必要。でも過剰にしない。

というバランスです。

小さすぎるとどうなる?

逆に容量が小さすぎて、

毎日のように、

昼間や夕方に沸き増し

が必要になる。

これも使い方によっては、想定していた運転計画と変わる可能性があります。

だから、

「最小サイズで十分」

とも限りません。

太陽光があるなら考え方も変わる

太陽光発電がある住宅では、

昼間に沸き上げる運転を活用できる機種があります。

例えば、

朝にお湯を使用。

昼間に太陽光で沸き増し。

夜にまた使う。

という運用も考えられます。

そのため、

タンク容量+沸き上げ時間+太陽光

をセットで考えることが重要です。

「残湯量」も確認する

エコキュートでは、

リモコンなどで残湯量を確認できる機種があります。

ただし表示方法は製品によって異なります。

入居後は、

自分たちが一日にどれくらいお湯を使っているか

を把握すると、効率的な使い方につながります。

タンクの置き場所も変わる

370L。

460L。

では、本体寸法が異なる場合があります。

狭小地。

隣地との距離が小さい。

勝手口が近い。

という住宅では、

タンクを置いた後も人が通れるか

まで確認します。

搬入・交換できる?

新築時には外構工事前なので、簡単にタンクを搬入できた。

しかし10数年後、

フェンス。

カーポート。

物置。

植栽。

が完成。

新しいタンクを運び込めない。

ということは避けたいですよね。

だから、

現在の設置スペースだけでなく、将来の交換経路

まで考えます。

よくある失敗例

4人家族なので、

「370Lで十分でしょう」

と採用。

新築時は子どもが小さく問題なし。

しかし10年後、

子どもが成長。

シャワー時間が長くなる。

入浴時間もバラバラ。

冬になると沸き増しが増えた。

「今の4人家族ではなく、10年後の4人家族を考えればよかった」

と感じた。

逆に、大容量を選んだものの、夫婦2人になってから容量を持て余すケースも考えられます。

チェックポイント

  • タンク容量の意味を理解したか
  • 370L=使用可能湯量370Lと思っていないか
  • 冬の水温を考えたか
  • 家族人数を確認したか
  • シャワー時間を考えたか
  • 10年後の子どもの成長を考えたか
  • 沸き増し方法を確認したか
  • 太陽光との連携を考えたか
  • 設置スペースを確認したか
  • 将来の搬出・搬入経路を確認したか

まとめ

エコキュートのタンク容量は、

家族人数だけで決めないこと。

重要なのは、

何人いる?

だけではなく、

何時に入浴する?
湯船を使う?
シャワーは何分?
朝も使う?
10年後はどうなる?

です。

そして太陽光があるなら、

昼間に沸き上げる使い方も含めて考える。

だから住宅会社へ、

「4人家族だから370Lですか?」ではなく、「わが家の冬の使用湯量を想定すると、370Lと460Lで沸き増し頻度はどう変わりますか?」

と聞いてみる。

さらに、

「子どもが中学生・高校生になったときも、この容量で大丈夫ですか?」

まで考える。

タンク容量は現在の人数ではなく、家族のお湯の使い方と将来から決める。

これが、エコキュート容量選びで後悔しないポイントです。

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