「給湯器って、新築してから何年くらい使えるんですか?」
給湯器は、
家と同じ30年・40年使える設備ではありません。
一般的には10年前後を超えてくると、故障や交換を意識する時期に入ってきます。
ただし、
「10年経ったら必ず交換」ではありません。
給湯器の種類。
メーカー。
使用頻度。
家族人数。
設置環境。
などによって変わります。
給湯器にも種類がある
住宅で使われる給湯設備には、
エコキュート。
ガス給湯器。
エコジョーズ。
ハイブリッド給湯器。
などがあります。
まず、
自分の家が何の給湯器なのか
を把握しておきます。
10年は「交換」より「意識する時期」
10年経った。
↓
まだ正常に動いている。
↓
それでも、
そろそろ故障・交換に備えておく。
という考え方です。
完全に壊れてから考えると困る
給湯器が壊れると、
お風呂。
シャワー。
キッチン。
洗面。
などでお湯が使えなくなる可能性があります。
特に冬の故障は困る
真冬に突然、
お湯が出ない。
↓
交換を依頼。
↓
希望する機種がすぐ入らない。
となると生活への影響が大きくなります。
故障のサイン① エラー表示
リモコンに、
今まで見たことのないエラー。
何度も同じエラー。
が表示される。
この場合は取扱説明書を確認し、必要に応じてメーカー等へ相談します。
故障のサイン② お湯の温度が安定しない
設定温度は同じなのに、
熱くなる。
ぬるくなる。
お湯になるまで時間がかかる。
など。
以前と違う変化があれば確認します。
故障のサイン③ 異音
給湯器から、
今までしなかった音。
大きな作動音。
などが出る場合もあります。
自己判断せずメーカー・住宅会社等へ相談します。
故障のサイン④ 水漏れ
給湯設備の周辺に、
いつもと違う水。
水漏れ跡。
などがある場合も確認します。
故障のサイン⑤ お湯が出にくい
シャワー。
キッチン。
浴室。
などで、お湯の状態が以前と変わった場合も点検を検討します。
10年を超えたら修理か交換か
故障した場合、
修理。
部品交換。
本体交換。
のどれが適切か判断します。
部品がない場合もある
古い給湯器では、メーカーの補修用部品の保有状況などによって修理が難しくなる場合があります。
だから、
古くなった設備は「壊れたら修理すればいい」とは限りません。
修理費と交換費を比較
例えば、
築12年。
修理費が高額。
↓
数年後に別の部分が故障する可能性。
という場合。
修理を続けるか、本体交換するか比較します。
保証期間を確認
新築時に、
メーカー保証。
住宅設備延長保証。
などへ加入している場合があります。
故障したら、まず保証期間を確認します。
「住宅30年保証」とは別
建物に長期保証があっても、
給湯器まで同じ期間保証されるとは限りません。
住宅設備保証は別に確認します。
定期的なお手入れも必要
給湯器によって、
フィルター。
配管。
タンク。
周辺設備。
など、メーカーが推奨する点検・お手入れがあります。
取扱説明書に従います。
エコキュートならタンク周辺も確認
エコキュートでは、
貯湯タンク。
ヒートポンプユニット。
配管。
などがあります。
本体周辺に物を詰め込みすぎず、点検・交換できるスペースを確保します。
将来交換できる場所?
新築時に意外と重要なのが、
将来、給湯器を交換できるか
です。
搬入経路をふさがない
新築時は簡単に設置できた。
でも後から、
フェンス。
ウッドデッキ。
物置。
植栽。
を設置。
↓
エコキュートのタンクを搬出できない。
ということも考えられます。
交換時の搬入経路を残す
特に大型の給湯設備は、
道路。
庭。
建物脇。
設置場所。
までの経路を確認します。
交換費用を新築時から積み立てる
「10年経ってから考える」
ではなく、
入居直後から、
給湯器交換費
を住宅設備の修繕積立へ入れておきます。
月々に直す
例えば将来の給湯器交換に50万円を想定すると、
50万円÷10年÷12か月
で、
月約4,200円。
※金額は積立方法を説明するための例です。
ただし給湯器だけではない
10年前後では、
エアコン。
食洗機。
IH。
換気設備。
太陽光パワコン。
なども交換時期が近づく可能性があります。
だから、
給湯器だけの積立ではなく、住宅設備全体で積み立てる
ことがおすすめです。
よくある失敗例
「新築だから設備も20年くらい大丈夫」
と思い、交換費を準備していなかった。
築12年で給湯器が故障。
さらに同じ時期に、
エアコン。
食洗機。
にも不具合。
「10年を過ぎる頃から設備交換が重なる可能性を考えておけばよかった」
と感じた。
※年数は説明用の例です。
チェックポイント
- 給湯器の種類を確認したか
- メーカー・型番を記録したか
- 保証期間を確認したか
- エラーが出ていないか
- 異音がないか
- 水漏れがないか
- お湯の状態に変化がないか
- メーカー推奨のお手入れをしているか
- 将来の搬入経路を確保しているか
- 交換費を積み立てているか
まとめ
給湯器は、
「10年で必ず交換」ではありません。
でも、
10年前後を超えてきたら、故障・交換に備えておく
という考え方が大切です。
住宅会社へ、
「この給湯器は何年もちますか?」だけではなく、「メーカーの点検・交換目安と、将来交換するときの費用・搬入経路まで教えてください」
と聞く。
給湯器は壊れてからお金を用意するのではなく、壊れる前から交換資金を準備する。
これが入居後に慌てないポイントです。
















