「ガルバリウム鋼板の外壁は、メンテナンスフリーと聞きました。本当に何もしなくていいんですか?」
結論からいうと、
ガルバリウム鋼板の外壁も、メンテナンス不要ではありません。
耐久性の高い外壁材として使われていますが、
定期的な点検・清掃・必要に応じた補修
は考えておく必要があります。
大切なのは、
「何年もつ?」ではなく、「どんな状態になったら何をする?」
を理解しておくことです。
ガルバリウム鋼板とは?
アルミニウム・亜鉛などを含む合金めっきを施した鋼板です。
住宅では、
外壁。
屋根。
などに使われています。
メリットは?
一般的に、
軽量。
耐久性を期待できる。
デザインがシャープ。
などの特徴があります。
ただし、
耐久性が高い=永久に劣化しない
という意味ではありません。
まず商品を確認する
「ガルバの外壁です」
だけでは不十分です。
実際には、
メーカー。
商品。
表面塗装。
鋼板仕様。
などによって違います。
新築時に商品名まで記録しておきます。
塗膜も確認する
ガルバリウム鋼板の表面には塗装された製品も多くあります。
そのため、
鋼板そのものだけでなく表面塗膜の状態
も確認します。
症状① 色あせ
長期間、
紫外線。
雨。
風。
にさらされることで、表面の色・光沢などに変化が見られる場合があります。
症状② 傷
金属外壁で注意したいのが、
表面の傷
です。
飛来物。
物をぶつける。
工事中の接触。
などによって傷が付くことがあります。
傷を長期間放置しない
傷の程度や製品によっては、補修が必要になる場合があります。
自分で適当な塗料を塗るのではなく、メーカー・住宅会社へ補修方法を確認します。
症状③ サビ
「ガルバリウムだから絶対にサビない」
ではありません。
環境や傷、異種金属との接触などによってサビが発生する可能性があります。
特に沿岸部では確認
海に近い地域では塩分の影響を受けやすくなります。
メーカーによっては、海岸からの距離などについて保証条件・使用条件を設定している場合があります。
久留米でも汚れは付く
海沿いでなくても、
土埃。
黄砂。
花粉。
排気汚れ。
などが付着します。
雨が当たりにくい軒下などは、汚れが残ることもあります。
清掃方法を確認
汚れたから、
高圧洗浄機を至近距離から当てる。
強い洗剤を使う。
という方法は避けた方がいい場合があります。
メーカー推奨の清掃方法に従います。
雨で全部きれいになる?
雨が当たる部分は汚れが流れることもあります。
でも、
軒下。
バルコニー下。
玄関周辺。
など、雨が当たりにくい場所は定期的に確認します。
シーリングはない?
ガルバリウム外壁だから、
家全体のシーリングがゼロ
とは限りません。
窓周辺。
取り合い部分。
換気口周辺。
などでシーリングが使われる場合があります。
外壁本体だけ見ない
確認するのは、
金属外壁。
シーリング。
窓周辺。
換気フード周辺。
水切り。
その他の取り合い。
などです。
何年で塗装?
これも、
「ガルバリウムは20年で塗装」など一律には言えません。
製品の表面処理や塗膜、環境、劣化状態によって変わります。
メーカーのメンテナンス情報を確認します。
高耐久塗膜の商品もある
同じ金属外壁でも、
塗膜の仕様によって耐候性が異なります。
初期価格だけでなく、
将来の塗装・補修時期まで比較
します。
へこみも確認
金属外壁は、強い衝撃によってへこむことがあります。
ボール。
自転車。
飛来物。
など。
へこみの程度によっては部分交換等を検討します。
部分交換できる?
外壁材の張り方。
商品。
施工方法。
によって、部分的な交換ができる場合もあります。
将来の補修方法を住宅会社へ確認しておくと安心です。
廃番にも注意
20年後に同じ商品・色が残っているとは限りません。
部分交換した場合、
色。
形状。
が完全に一致しない可能性もあります。
定期点検は必要
5年。
10年。
など住宅会社の定期点検時に、
傷。
サビ。
塗膜。
シーリング。
取り合い。
などを確認してもらいます。
「メンテナンスフリー」という言葉に注意
住宅の外装で、
完全に何十年間も点検・清掃・補修不要
と考えるのは避けた方が安全です。
高耐久とは、
メンテナンス不要ではなく、
メンテナンス負担を抑えられる可能性がある
という視点で考えます。
よくある失敗例
「ガルバリウムはメンテナンスフリー」
と思い、20年間ほとんど外壁を確認しなかった。
実際には、
傷。
汚れ。
シーリング。
塗膜。
など、確認すべき部分があった。
「メンテナンス不要ではなく、メンテナンス方法が違うと考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- メーカー・商品名を確認したか
- 表面塗膜を確認したか
- 傷がないか
- サビがないか
- へこみを確認したか
- シーリング箇所を確認したか
- 清掃方法を確認したか
- 海岸距離等の条件を確認したか
- メーカー推奨点検を確認したか
- 将来の塗装・補修方法を確認したか
まとめ
ガルバリウム外壁は、
メンテナンスフリーではありません。
ただし、適切な商品を選び、定期的に点検・清掃することで、長く使えることが期待できます。
住宅会社へ、
「ガルバだから何年もちますか?」ではなく、「この商品の塗膜・保証・点検時期・清掃方法・将来の再塗装や補修方法を教えてください」
と聞く。
高耐久=何もしなくていい、ではない。
長持ちさせるために、適切に点検する。
これがガルバリウム外壁の基本です。
















