「新築なので庭もおしゃれにしたいです。庭木の費用は最初に植える金額だけ考えればいいですか?」
いいえ。
庭木は、
植える費用だけでなく、育った後の管理費まで考えること
が重要です。
新築時は、
高さ1〜2m程度の小さな木。
でも、
10年。
20年。
と経つと大きくなる可能性があります。
だから、
「今きれい」ではなく、「10年後も自分で管理できる庭か」
まで考えます。
庭木は成長する
当たり前ですが、意外と忘れやすいポイントです。
新築時は、
小さくてかわいい。
↓
10年後。
枝が広がる。
高さが出る。
落ち葉が増える。
ということがあります。
管理① 剪定
庭木が大きくなれば、
枝を切る。
樹形を整える。
隣地へ伸びないようにする。
などの剪定が必要になります。
自分で剪定できる高さ?
1〜2mなら自分でできても、
3m。
4m。
5m。
となれば、高所作業になります。
無理に脚立を使わず専門業者へ依頼することも考えます。
業者へ頼めば費用がかかる
庭師。
造園会社。
などへ依頼すれば、
本数。
高さ。
作業内容。
処分量。
などによって費用がかかります。
管理② 落ち葉
落葉樹なら、
秋に大量の落ち葉。
ということがあります。
庭だけではなく、
道路。
隣家。
雨樋。
にも影響する可能性があります。
雨樋に落ち葉
屋根近くまで木が大きくなると、
落ち葉。
枝。
などが雨樋へ入りやすくなる場合があります。
雨樋清掃の負担も増えます。
管理③ 隣地への越境
枝が、
隣の敷地へ伸びる。
葉っぱが落ちる。
ということがあります。
近隣トラブルにならないよう管理します。
道路側も注意
枝が道路へ出る。
歩行者。
車。
標識。
などに影響。
ということもあります。
管理④ 根
木は地上だけでなく、
根も成長します。
建物。
配管。
擁壁。
舗装。
境界。
などとの距離を考えて植えます。
家のすぐ横に大木を植えない
新築時は小さくても、
将来どこまで成長する?
を確認します。
成木時の高さ・幅を考えて配置します。
管理⑤ 害虫
樹種によっては、
毛虫。
アブラムシ。
その他の害虫。
などが発生する場合があります。
必要に応じて対策します。
消毒費が必要になる場合も
自分で対応できなければ、造園業者等へ依頼することもあります。
庭木が多いほど管理対象も増えます。
管理⑥ 水やり
植えた直後。
夏場。
など、樹種・状況によって水やりが必要です。
大きな庭なら作業時間も増えます。
芝生も同じ
庭木だけでなく、
天然芝。
花壇。
生垣。
なども管理が必要です。
生垣は特に剪定が必要
フェンス代わりに生垣。
見た目は自然。
でも、
高さ。
幅。
越境。
を維持するため定期的な剪定が必要になります。
フェンスと生垣、どちらが安い?
初期費用だけなら生垣。
でも、
剪定。
落ち葉。
水やり。
などを20年間考えると結果が変わる可能性があります。
「管理費+自分の時間」で考える
庭の維持費は、
業者へ払うお金だけではありません。
毎週、
草取り1時間。
落ち葉掃除。
芝刈り。
剪定。
も負担です。
30代ではできても70代では?
これは特に重要です。
新築時30歳。
30年後60歳。
40年後70歳。
そのとき、
脚立で剪定。
芝刈り。
草取り。
を続けられる?
と考えます。
50代・60代の建替えならさらに重要
建替え後の庭を、
「今までと同じ庭」
にする必要はありません。
大きな庭木。
大量の植栽。
広い芝生。
を減らし、
管理する庭を小さくする
方法があります。
シンボルツリー1本でもいい
庭をおしゃれにするために、
10本・20本植える必要はありません。
本当に好きな木を、
適切な場所へ少数。
という考え方もあります。
樹種選びが重要
選ぶときは、
成長速度。
最終的な高さ。
横幅。
落葉・常緑。
根。
害虫。
剪定頻度。
などを確認します。
「成長が早い」はメリットだけではない
早く目隠しになる。
↓
でも数年後、
大きくなりすぎる。
剪定回数が増える。
ということもあります。
植える位置も重要
エアコン室外機。
給湯器。
換気設備。
外壁。
窓。
雨樋。
などの近くへ植える場合、将来の成長を考えます。
設備交換の邪魔にならない?
10年後にエコキュート交換。
でも周囲に大きな木。
ということもあります。
将来の搬入・メンテナンス動線を確保します。
伐採費も考える
大きくなりすぎた。
管理できない。
↓
伐採。
抜根。
となれば費用がかかります。
大木になるほど作業も大きくなる可能性があります。
よくある失敗例
新築時、
「緑いっぱいの庭にしたい」
と庭木をたくさん植えた。
10年後、
剪定。
落ち葉。
害虫。
草取り。
が大変。
さらに業者へ毎年頼むと費用もかかる。
「植える費用より、20年間管理する費用を考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 成木時の高さを確認したか
- 横幅を確認したか
- 剪定頻度を確認したか
- 落ち葉を考えたか
- 隣地への越境を考えたか
- 根の成長を考えたか
- 害虫を確認したか
- 設備から距離を取ったか
- 老後も管理できるか
- 将来の伐採費まで考えたか
まとめ
庭木は、
「植えるときの費用」だけで考えないこと。
見るのは、
剪定
+落ち葉
+害虫
+水やり
+越境
+将来の伐採
+自分たちの管理時間
です。
外構会社へ、
「この木はいくらですか?」だけではなく、「10年後にどのくらい大きくなり、年間どの程度の剪定・管理が必要になりますか?」
と聞く。
そして、
庭は広ければ豊か、木は多ければおしゃれ、とは限りません。
自分たちが無理なく管理できる量にする。
これが20年・30年後も庭を負担にしないためのポイントです。
















