「子どもが独立して夫婦2人になります。建替えるなら何坪くらいあれば十分ですか?」
結論からいうと、
夫婦2人だから○坪が正解、という数字はありません。
ただ、
今の家が40坪だから新居も40坪。
という考え方は一度見直してみる価値があります。
50代・60代の建替えでは、
「何坪欲しい?」ではなく、「どんな部屋が本当に必要?」
から考えることが重要です。
まず必要な空間を書き出す
例えば、
LDK。
主寝室。
トイレ。
洗面。
浴室。
ランドリー。
収納。
玄関。
これだけなら、かなりコンパクトにまとめられる可能性があります。
2LDKという選択
夫婦2人なら、
LDK+主寝室+もう1室
という2LDKも選択肢です。
もう1室は、
書斎。
趣味室。
来客室。
子どもの帰省。
など多目的に使えます。
3LDKが必要な家庭もある
例えば、
夫婦それぞれ個室が欲しい。
子ども・孫がよく泊まる。
在宅ワークがある。
なら3LDKが合う場合もあります。
家族人数だけで部屋数を決めない
ことが大切です。
24〜28坪程度でも検討できる
夫婦2人のコンパクトな平屋なら、
24〜28坪程度
も一つの検討ゾーンになります。
ただし、これはあくまで目安です。
暮らし方によって20坪台前半でも成立する場合もあれば、30坪程度必要な家庭もあります。
30坪を超えるなら理由を確認
例えば、
32坪必要。
なぜ?
大きなLDK?
客間?
子ども部屋?
大型収納?
それぞれ、
年間何回使う?
と考えてみます。
帰省用の部屋を専用にしない
子どもが年3回帰省。
そのために6帖の専用部屋。
では、年間ほとんど使わない空間になります。
普段は、
趣味室。
書斎。
家事室。
として使い、帰省時は寝室にする方法があります。
LDKも大きければいいわけではない
夫婦2人なのに、
LDK25帖。
本当に必要?
大きなLDKは開放感がありますが、
建築費。
冷暖房。
掃除。
にも関係します。
家具配置から必要な広さを考えます。
収納は「物を減らしてから」
現在、
納戸。
押入れ。
タンス。
物置。
に大量の荷物。
それを全部新居へ持っていけば、大きな収納が必要です。
先に家財整理をします。
廊下を減らす
同じ25坪でも、
廊下が多い家。
少ない家。
では、実際に使える空間が違います。
坪数より面積の使い方
が重要です。
水回りをまとめる
キッチン。
洗面。
ランドリー。
浴室。
を近くに配置すると、
動線。
配管。
家事。
をまとめやすくなります。
収納も使う場所の近くへ
大きな納戸を1か所。
より、
玄関。
キッチン。
洗面。
寝室。
など、
必要な場所に必要な量だけ収納
する方法があります。
将来の介護も考える
コンパクトにしすぎて、
トイレが狭い。
廊下が狭い。
寝室が使いにくい。
では困ります。
単純に坪数を削るのではなく、
将来必要になる場所には余裕を持たせる
ことが大切です。
削るなら「使わない部屋」
優先順位は、
耐震。
断熱。
日常動線。
将来の使いやすさ。
を確保。
そのうえで、
使わない客間。
過剰な収納。
大きすぎるLDK。
などを見直します。
小さな家は建築費以外にもメリット
建物がコンパクトなら、
冷暖房。
掃除。
将来の修繕。
外壁・屋根面積。
などの負担を抑えられる可能性があります。
50代・60代では、
建てる費用だけでなく、維持する費用
も重要です。
夫婦で別々に考えてみる
夫は、
書斎が欲しい。
妻は、
趣味スペースが欲しい。
という場合。
それぞれ専用6帖ではなく、
小さな個室。
共有多目的室。
なども検討できます。
「坪数」より「暮らし方」
例えば、
24坪でも十分な夫婦。
30坪でも狭く感じる夫婦。
があります。
違いは、
物の量。
趣味。
来客。
在宅時間。
などです。
よくある失敗例
「今の家が40坪だから、30坪くらいは必要」
と思って建替え。
完成後、
子ども部屋。
客間。
大きな収納。
をほとんど使わなかった。
「今の家から10坪減らすのではなく、必要な部屋をゼロから考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 夫婦2人に必要な部屋を書き出したか
- 2LDKを検討したか
- 3LDKが本当に必要か
- 帰省専用室を作りすぎていないか
- LDKが大きすぎないか
- 荷物を整理したか
- 廊下を減らせるか
- 水回りをまとめられるか
- 将来必要なスペースを確保したか
- 建築後の維持費まで考えたか
まとめ
夫婦2人なら、
「最低○坪必要」と決める必要はありません。
一つの検討ゾーンとして、
24〜28坪程度のコンパクトな平屋
なども考えられます。
でも数字より重要なのは、
必要な部屋
+必要な収納
+将来の暮らし
+実際の家具
から逆算すること。
住宅会社へ、
「夫婦2人なら何坪ですか?」ではなく、「私たちの生活に必要な部屋を整理して、一番コンパクトに暮らせるプランをつくってください」
とお願いする。
今の家を小さくするのではなく、これからの暮らしに必要な家をゼロからつくる。
これが50代・60代の建替えで、ちょうどいい広さを決めるポイントです。
















