質問
「A社もB社も断熱等級6、耐震等級3と言っています。同じ等級なら、住宅性能はほとんど同じと考えていいですか?」
結論
同じ断熱等級・耐震等級でも、住宅会社によって家のつくり方や実際の性能には違いがあります。
確認したいのは、
設計値+計算方法+実測値+施工品質+第三者評価
です。
特に断熱では、「等級6」という表示だけで比較を終わらせないことが重要です。
① 同じ断熱等級6でもUA値は同じとは限らない
同じ等級の基準を満たしていても、実際のUA値は住宅ごとに異なります。
住宅会社には、
「等級6ですか?」ではなく、「今回建てる家のUA値はいくつですか?」
まで確認します。
② C値はさらに差が出やすい
UA値は設計段階で計算できますが、C値は実際の建物で測定します。
つまり気密性能には、
職人の施工。
気密層の連続性。
窓まわり。
配管・配線貫通部。
などの施工品質が関係します。
だから全棟気密測定をしているかが重要です。
③ 同じ断熱材でも施工で変わる
例えば同じグラスウールを採用していても、
隙間なく施工されている?
潰れていない?
配線・配管まわりは?
防湿・気密層は連続している?
によって仕上がりは変わります。
材料のグレードだけで住宅会社を比較しないことがポイントです。
④ 同じ耐震等級3でも確認方法を見る
耐震性能では、
第三者評価等を取得する?
どの方法で構造を確認する?
許容応力度計算を行う?
基礎までどう設計する?
なども確認します。
「耐震等級3」という結果と、その確認プロセスの両方を見ることが重要です。
⑤ 窓の使い方でも変わる
同じ断熱等級6でも、
A社
→ 方角・日射を考えて窓を配置。
B社
→ 大開口を多用し、日射計画は十分検討しない。
では、夏の室内環境が同じとは限りません。
特に久留米では夏の日射遮蔽まで確認します。
⑥ 換気・空調設計も違う
第一種換気を採用しているだけではなく、
給気・排気位置。
熱交換。
フィルター。
エアコン位置。
空気の流れ。
まで計画されているか確認します。
⑦ 「標準仕様」を比較する
モデルハウスではなく、実際に契約する標準仕様で、
耐震・断熱・気密・窓・換気
がどこまで含まれているか比較します。
チェックポイント
- 個別住宅のUA値を確認したか
- 全棟気密測定をするか
- 断熱・気密施工方法を確認したか
- 耐震の確認方法を聞いたか
- 窓・日射計画を確認したか
- 換気・空調まで比較したか
- 標準仕様で比較したか
まとめ
住宅会社には、
「どちらも断熱等級6だから同じですよね?」ではなく、
「今回建てる家のUA値・C値・断熱施工・窓・換気・耐震の確認方法まで比較できる資料を見せてください」
と質問する。
等級は住宅会社を比較する入口です。
同じ等級でも、設計・施工・実測・第三者確認まで見ることで、初めて性能の中身を比較できます。
















