「中心部より郊外の土地のほうが安いので、郊外で建てたほうが家づくり全体も安くできますか?」
結論
土地価格が安ければ、初期費用を抑えられる可能性はあります。
ただし、
土地代だけで「郊外のほうが得」と判断しないこと
が重要です。
比較したいのは、
土地価格
+造成・インフラ
+外構
+通勤・交通
+車の維持
+将来の暮らしやすさ
です。
① まず土地価格の差を見る
例えば、
Aエリア 土地1,200万円。
Bエリア 土地700万円。
なら、500万円の差があります。
※金額は説明用の例です。
この500万円は住宅ローンの借入額を減らすうえで大きな差になる可能性があります。
② でも土地関連工事まで確認する
安い土地でも、
水道引込み。
浄化槽。
造成。
地盤改良。
擁壁。
残土処分。
などが必要なら、土地価格との差が縮まる可能性があります。
③ 土地が広くなりすぎる場合も
郊外では、
「同じ価格で80坪買える」
ということがあります。
しかし本当に80坪必要でしょうか。
土地が広くなると、
外構。
フェンス。
草刈り。
庭管理。
などの負担も増える可能性があります。
④ 車の台数が増えないか
土地価格は安くても、
駅が遠い。
買い物に車が必要。
子どもの送迎が必要。
となり、
将来車が1台から2台になる場合も考えられます。
⑤ 車1台のコストは購入価格だけではない
車には、
購入。
保険。
税金。
車検。
燃料。
タイヤ。
メンテナンス。
などの費用があります。
土地代の差だけでなく、長期間の移動コストも考えます。
⑥ 通勤時間もコスト
例えば郊外へ移ることで、
片道15分通勤が増える。
↓
往復30分。
↓
年間ではかなりの時間になります。
金額にしにくいですが、毎日の時間も土地選びの重要なコストです。
⑦ 子どもが小さい今だけで考えない
今は車で送迎できても、
子どもが高校生。
大学生。
になったとき、
駅。
バス。
自転車。
などを利用しやすいかも確認します。
⑧ 50代・60代になったときも考える
30代では、
「車で20分なら問題ない」
と思っていても、70代・80代でも同じ生活を続けるとは限りません。
スーパー。
病院。
公共交通。
などへのアクセスも長期的に考えます。
⑨ 水害リスクも「安さ」と分けて確認
土地価格が安い理由が水害リスクとは限りませんが、
久留米で土地を選ぶなら、
洪水。
内水。
土地の高さ。
道路との高低差。
過去の浸水状況。
はエリアに関係なく確認します。
⑩ 将来売る可能性も考える
一生住む予定でも、
転勤。
家族構成の変化。
相続。
施設入居。
などで将来売却する可能性があります。
そのため、
自分が買いたい土地かだけでなく、将来ほかの人にも需要がありそうか
という視点も持っておきます。
⑪ 「資産価値が高いから中心部」が正解でもない
逆に、
将来売りやすそうだから。
人気エリアだから。
という理由で土地予算を大幅に増やし、住宅ローンが苦しくなるのも本末転倒です。
⑫ 家族ごとの最適解を探す
例えば、
在宅勤務中心。
車移動が苦にならない。
広い庭が欲しい。
なら郊外が合う可能性があります。
一方、
電車通勤。
子どもの通学重視。
老後も車に依存したくない。
なら交通利便性を重視する考え方があります。
比較するなら30年間
土地AとBを比較するときは、
土地購入費
+建築関連追加費
+外構費
+交通・車への影響
を長期的に考えます。
チェックポイント
- 土地価格だけで判断していないか
- 造成費を確認したか
- 上下水道を確認したか
- 浄化槽の有無を確認したか
- 外構費を確認したか
- 車の必要台数を考えたか
- 通勤時間を確認したか
- 子どもの将来の通学を考えたか
- 老後の移動を考えたか
- 水害リスクを確認したか
まとめ
久留米市で郊外の土地を選ぶときは、
「土地が500万円安いから500万円得」と単純に考えないこと。
住宅会社には、
「この土地は安いですよね?」ではなく、「造成・給排水・外構まで含めた土地関連総額と、この場所で暮らした場合の生活条件を比較してください」
と相談する。
土地の安さは「買う日の価格」で判断するのではなく、「そこで長く暮らすコスト」で判断する。
そのうえで家族の暮らしに合っているなら、郊外の土地は住宅予算を抑える有力な選択肢になります。
















