「30坪くらいの家を建てたいのですが、土地は40坪・50坪・60坪のどれくらい必要ですか?」
結論
30坪の家=土地50坪必要、というように一律には決まりません。
必要な土地面積は、
平屋か2階建てか
+建ぺい率
+土地の形
+駐車台数
+庭
+道路との関係
+隣地との距離
によって大きく変わります。
土地を探す前に、建物+駐車場+庭を配置して考えることが重要です。
① 30坪の平屋と2階建てでは違う
延床30坪でも、
2階建て
→ 1階15〜18坪程度にできる場合がある
平屋
→ 基本的に30坪前後を1階で使う
ため、必要な敷地面積は大きく違います。
② 建ぺい率を確認する
例えば土地50坪で建ぺい率50%なら、単純計算上の建築面積の上限は、
50坪×50%=25坪
です。
その場合、建築面積30坪の平屋はそのままでは収まりません。
※実際の建築可否はその他の法規制も含めて個別確認が必要です。
③ 駐車場は何台必要?
久留米で土地を探す場合、家庭によっては、
夫1台。
妻1台。
来客用1台。
など、2〜3台分の駐車スペースが必要になります。
家が入るだけでは、暮らしやすい土地とは言えません。
④ 駐車できても出しにくければ困る
駐車場3台分の面積があっても、
間口が狭い。
前面道路が狭い。
電柱がある。
車を毎回切り返す必要がある。
では、毎日の負担になります。
土地面積だけでなく、
車の出入りまで確認
します。
⑤ 庭が欲しいならさらに必要
子どもが遊べる庭。
ウッドデッキ。
家庭菜園。
物干しスペース。
などが欲しいなら、その分の土地も必要です。
反対に、
「庭はほとんど必要ない」
なら土地をコンパクトにできる可能性があります。
⑥ 60坪あれば安心?
60坪あっても、
細長い。
三角形。
旗竿地。
高低差がある。
セットバックが必要。
などの場合、自由に60坪全部を使えるとは限りません。
⑦ 土地の「間口」が重要
同じ50坪でも、
間口が広い土地。
間口が狭く奥に長い土地。
では、建物・駐車場の配置が変わります。
特に平屋+並列駐車を希望する場合は、間口も重要です。
⑧ 方角だけで広い土地を買わない
「南側に大きな庭を取りたいから60坪」
と決める前に、設計で解決できないか検討します。
土地を10坪余計に買えば、
土地代だけでなく、
外構。
固定資産税等。
草取り・管理。
などにも影響します。
⑨ 大きすぎる土地にもコストがある
土地が広くなれば、
フェンスが長くなる。
駐車場コンクリートが増える。
庭の管理が増える。
など、外構費・維持管理にも影響します。
広ければ広いほど得ではありません。
⑩ 土地探し前に仮配置する
おすすめは住宅会社に、
30坪2階建て+駐車2台。
30坪平屋+駐車2台。
平屋+駐車3台+庭。
などを仮配置してもらうことです。
すると、自分たちに必要な土地の広さが見えてきます。
チェックポイント
- 平屋か2階建てか決めたか
- 建ぺい率を確認したか
- 土地形状を確認したか
- 間口を確認したか
- 駐車台数を決めたか
- 車の出入りを確認したか
- 庭の必要性を考えたか
- セットバック等を確認したか
- 外構費まで考えたか
- 建物配置をしてから判断したか
まとめ
30坪の家を建てるからといって、
「土地は最低50坪必要」と坪数だけで探さないこと。
住宅会社には、
「30坪の家なら土地は何坪必要ですか?」ではなく、「30坪の希望する家+駐車○台+必要な庭を配置するには、どんな形・間口・広さの土地が必要ですか?」
と相談する。
土地は坪数で選ぶのではなく、希望する暮らしが配置できるかで選ぶ。
これが無駄に大きな土地を買わないためのポイントです。
















