質問
「C値は小さいほど良いと聞きます。C値1.0・0.7・0.5では、実際にどれくらい違うのでしょうか?高性能住宅ならどこまで求めるべきですか?」
結論
C値は、住宅の床面積1㎡あたりにどれくらいの隙間があるかを示す相当隙間面積です。
基本的には、
C値1.0
↓
0.7
↓
0.5
と数字が小さいほど、隙間の少ない住宅です。
ただし、「C値0.5なら絶対快適」「0.7ならダメ」という数字だけの判断はおすすめしません。
重要なのは、目標値を決めたうえで、実際に建てた全棟を測定して確認しているかです。
① 100㎡の住宅で考えると?
延床面積100㎡と仮定すると、単純計算では、
C値1.0 → 相当隙間面積100㎠
C値0.7 → 70㎠
C値0.5 → 50㎠
となります。
C値0.5は、C値1.0と比べると相当隙間面積が半分という計算です。
※隙間が1か所にまとまっているという意味ではありません。
② C値は「施工結果」
例えば、
高性能断熱材。
高性能窓。
気密シート。
を採用しても、施工後のC値がいくつになるかは測定しなければ分かりません。
だからC値は、現場施工の結果を確認する一つの指標になります。
③ 0.5を目指せばいい?
高気密住宅を目指すうえで具体的な目標値を設定することには意味があります。
ただし、
C値だけを極端に小さくすること
が住宅性能の目的ではありません。
UA値・換気・防湿・日射・空調なども同時に確認します。
④ 0.5と0.7で電気代はいくら違う?
C値だけから、
「年間○万円違います」
とは一律に言えません。
住宅の大きさ。
風。
室内外温度差。
換気。
断熱性能。
冷暖房方法。
などによって変わります。
数字を誇張して説明しないことも重要です。
⑤ C値が小さくても換気は必要
「隙間がないなら空気が悪くなるのでは?」
という疑問があります。
高気密住宅だからこそ、24時間換気によって計画的に空気を入れ替えるという考え方が重要です。
⑥ 施工の安定性を見る
例えば過去の測定結果が、
0.3。
0.4。
0.5。
0.4。
と安定している会社と、
測ったことがない会社。
では、気密施工への取り組み方を比較する材料になります。
平均値だけでなく、全棟測定しているかを確認します。
チェックポイント
- C値の意味を理解したか
- 目標C値を確認したか
- 全棟測定か確認したか
- 過去の実測結果を確認できるか
- UA値も一緒に確認したか
- C値だけで住宅性能を判断していないか
まとめ
住宅会社には、
「C値はいくつなら高性能ですか?」だけではなく、
「御社ではどのC値を目標とし、全棟で実測していますか?今回の家でも測定結果を確認できますか?」
と質問する。
大切なのは「0.5」という広告上の数字ではなく、自分たちの家を実際に測った結果です。
















