「今の家が鉄骨造です。木造住宅より解体費は高くなりますか?」
一般的に鉄骨造は、
木造より解体費が高くなる可能性があります。
ただし、
「鉄骨だから必ず○万円高い」
とは言えません。
鉄骨住宅にも、
軽量鉄骨。
重量鉄骨。
があり、
建物の規模。
基礎。
道路条件。
重機の入りやすさ。
外構。
アスベスト。
などによって総額は変わります。
なぜ木造より高くなることがある?
木造住宅は、
木材。
石膏ボード。
屋根材。
などを分別しながら解体します。
鉄骨造では、さらに、
鉄骨。
ボルト。
接合部。
基礎。
などを解体・分別する必要があります。
使用する重機や作業工程が変わるため、費用が高くなる場合があります。
軽量鉄骨と重量鉄骨は違う
「鉄骨造」と一括りにしないことが重要です。
一般住宅で使われることが多い軽量鉄骨と、より大きな鉄骨部材を使用する重量鉄骨では、構造や解体方法が異なります。
見積りを取るときは、
「鉄骨です」だけではなく、構造を確認
してもらいます。
基礎も確認する
鉄骨住宅では、建物本体だけでなく、
既存基礎をどう撤去するか
も重要です。
新しい住宅では、新しい建物計画に合わせて基礎をつくります。
既存基礎の撤去範囲を、新築会社と解体会社の両方で確認します。
鉄は売れるから安くなる?
解体した鉄骨には資源として価値がある場合があります。
そのため、
「鉄を売れるから解体費はかなり安くなるのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、
鉄骨の撤去。
分別。
積込み。
運搬。
その他の廃材処理。
にも費用がかかります。
鉄の価値だけで解体費を判断しない
ことが重要です。
見積りではスクラップの扱いを確認
解体会社によって、
鉄等の有価物を見積り上どう扱うかが異なる場合があります。
気になる場合は、
「鉄骨の有価物分は見積りにどう反映されていますか?」
と確認すると分かりやすくなります。
外壁・屋根材も確認
鉄骨住宅でも、
外壁。
屋根。
内装。
にはさまざまな建材が使われています。
解体費は鉄骨だけではなく、
住宅全体に使われている材料
で決まります。
アスベストの確認も必要
築年数の古い鉄骨住宅では、
外壁材。
屋根材。
内装材。
耐火・断熱関連の建材。
などについて、アスベストの事前調査が重要になります。
対象建材が確認されれば、適切な除去・処分が必要になります。
大手ハウスメーカーの鉄骨住宅でも確認
「メーカー住宅だから簡単に解体できる」
とは限りません。
構造。
使用建材。
基礎。
増改築。
などを現地で確認します。
可能であれば、
建築時の図面。
仕様書。
などを準備します。
前面道路が狭いと費用に影響
鉄骨を解体できる重機が使えるか。
廃材を積む車両が入れるか。
が重要です。
大型重機が使えず、小型重機や手作業が増えれば、費用に影響する可能性があります。
隣家が近い場合も同じ
住宅密集地では、
鉄骨を切断・撤去するときも慎重な作業が必要です。
養生。
騒音。
振動。
粉じん。
などへの配慮も確認します。
家財・外構は別に考える
鉄骨住宅だから解体費が高いと思っていたら、
実は大きかったのは、
大量の家財。
ブロック塀。
カーポート。
庭石。
だった。
ということもあります。
建物構造とその他撤去費を分けて見る
ことが重要です。
見積りは2〜3社比較
同じ撤去範囲。
同じ家財条件。
同じ外構条件。
で複数社を比較します。
鉄骨住宅では、会社によって施工方法や見積り内容に差が出る場合があります。
よくある失敗例
「鉄骨だから解体費は高い」
と住宅会社の概算だけで資金計画。
実際に複数社へ現地見積りを取ると価格差があった。
さらに、
基礎。
外構。
家財。
アスベスト関連。
の扱いも会社によって違った。
「鉄骨の坪単価ではなく、解体総額で比較すればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 軽量鉄骨・重量鉄骨を確認したか
- 建築時の図面が残っているか
- 基礎撤去範囲を確認したか
- 使用建材を確認したか
- アスベスト事前調査を確認したか
- 重機が入れるか
- 隣家との距離を確認したか
- 鉄等の有価物の扱いを確認したか
- 外構・家財を分けて確認したか
- 複数社を同じ条件で比較したか
まとめ
鉄骨住宅は、
木造より解体費が高くなる可能性があります。
でも、
「鉄骨=高い」と坪単価だけで予算を決めないこと。
住宅会社・解体会社へ、
「鉄骨住宅は坪いくらですか?」ではなく、「軽量・重量鉄骨の確認から、基礎・外構・アスベスト関連・家財まで含めて、新築工事へ引き渡せる状態にする総額を出してください」
とお願いする。
構造別の坪単価ではなく、最終的な解体総額で比較する。
これが鉄骨住宅の解体で後悔しないポイントです。
















