質問
「建築基準法を満たしていれば家は建てられます。それでも、わざわざ費用をかけて耐震等級3にする必要がありますか?」
結論
建築基準法を満たすことと、より高い耐震性能を選ぶことは分けて考える必要があります。
家族が長期間暮らす注文住宅なら、
最低限どこまで必要か
だけでなく、
大きな地震や繰り返す揺れに対して、どこまで備えるか
という視点で耐震等級3を検討する価値があります。
① 建築基準法は「最低基準」
建築基準法は、建築物が満たすべき最低限の基準を定めています。
つまり、
法律を守っている=住宅性能表示制度の最高等級
という意味ではありません。
② 家は数十年間使う
新築時だけを考えるのではなく、
10年後。
30年後。
50年後。
まで住む可能性があります。
その間に地震を経験する可能性も考え、構造は新築時にどこまで備えるかを決めます。
③ 「命を守る」と「住み続ける」は同じ?
大きな地震では、倒壊を防ぐことが最優先です。
一方、その後、
大きな損傷を受けた。
修理費が必要。
住めなくなった。
となる可能性も考える必要があります。
そのため、耐震性能は地震後の暮らしまで考えるきっかけになります。
④ 繰り返す地震も考える
地震は一度だけとは限りません。
本震。
余震。
別の地震。
など、住宅が複数回の揺れを受ける可能性があります。
後ほどQ56では、熊本地震などを踏まえ、繰り返し地震への考え方をさらに深掘りします。
⑤ 耐震等級3でも「絶対無傷」ではない
ここも正確に伝える必要があります。
耐震等級3でも、
壁紙にひびが入らない。
設備が壊れない。
家具が倒れない。
建物が一切損傷しない。
という保証ではありません。
構造躯体の耐震性能と、室内の被害・非構造部材の被害は分けて考えます。
⑥ 地盤も重要
建物だけ耐震等級3にしても、土地・地盤条件を無視してよいわけではありません。
地盤調査。
必要に応じた地盤対策。
液状化等のリスク。
造成履歴。
なども確認します。
⑦ 間取りとの両立も重要
大開口LDK。
吹き抜け。
大きな窓。
ビルトインガレージ。
などを希望する場合、耐震性能との両立を設計初期から考えます。
間取り完成後に構造を合わせるのではなく、間取りと構造を一緒につくることが重要です。
⑧ 耐震等級3にする費用を確認する
住宅会社によって、
標準仕様。
オプション。
構造計算費。
第三者評価費。
などの扱いは異なります。
「耐震等級3にすると総額でいくら変わる?」
まで確認して比較します。
⑨ デザインハウス久留米福岡なら何を基準にする?
性能を打ち出す場合は、
耐震等級3
+第三者機関による評価・認定
+許容応力度計算
というように、「等級3」という言葉だけでなく根拠まで明確に伝えると、住宅会社比較でも分かりやすくなります。
チェックポイント
- 建築基準法と耐震等級を混同していないか
- 耐震等級3を検討したか
- 構造確認方法を確認したか
- 第三者評価を確認したか
- 地盤条件も確認したか
- 間取りと構造を同時に考えたか
- 追加費用まで確認したか
まとめ
住宅会社には、
「建築基準法を守っていれば十分ですよね?」ではなく、
「最低基準を満たす住宅と耐震等級3では構造設計・費用がどう違い、今回の家ではどの方法で耐震等級3を確認しますか?」
と質問する。
耐震性能は、「法律を満たしているから終わり」でも、「等級3なら絶対安全」でもありません。
大切なのは、
どこまで地震に備えるかを決め、
最終間取りで構造を確認し、
第三者評価など根拠を残すこと。
これが、長く暮らす注文住宅の耐震性能を考える基本です。
















