よくある質問

 朝のバタバタを減らす間取りとは?

「朝、家族みんなの準備が重なって大変です。間取りで少しラクにできますか?」

できます。

朝のバタバタは、

時間がないことだけが原因ではありません。

洗面台。

トイレ。

着替え。

朝食。

学校準備。

持ち物。

家族全員が、

同じ時間に同じ場所を使おうとすること

も大きな原因です。

だから朝の間取りでは、

「家事動線」より「家族の同時動線」

を考えることが重要です。

朝7時の家族を全員動かす

例えば4人家族。

父親
→ 洗面→着替え→朝食→出勤

母親
→ 朝食準備→洗濯→子どもの準備

小学生
→ 着替え→朝食→歯磨き→ランドセル

幼稚園児
→ 着替え→朝食→歯磨き→保育園バッグ

これを同時に図面へ入れます。

すると、

どこで家族がぶつかるか

が見えてきます。

一番渋滞しやすいのが洗面

朝、

歯磨き。

洗顔。

髪を整える。

化粧。

ドライヤー。

が集中します。

洗面台1台に家族4人。

これでは順番待ちが起きやすくなります。

洗面台は「ボウルの数」だけではない

ダブルボウルにすれば解決。

とは限りません。

例えば一人は歯磨き。

もう一人はドライヤー。

なら、

ボウル2個より、横に広いカウンター+鏡+コンセント

の方が使いやすい場合もあります。

Q47・Q48で詳しく扱いますが、

何を同時にするのか

がポイントです。

洗面と脱衣を分ける方法もある

父親が洗面。

↓

子どもがお風呂・着替え。

↓

洗面所が使えない。

という問題を避けるため、

洗面スペースと脱衣室を分ける

方法があります。

朝も夜も家族が同時に使いやすくなります。

着替えはどこでする?

家族全員、

2階の各寝室で着替える。

↓

1階へ。

↓

忘れ物。

↓

また2階へ。

となることがあります。

普段着や子どもの服を1階ファミクロへまとめれば、

朝の上下移動を減らせる

場合があります。

子どもの準備を一か所にまとめる

朝、

「ランドセルどこ?」

「水筒は?」

「給食袋は?」

「帽子がない!」

これが時間を奪います。

そこで、

ランドセル。

学校用品。

帽子。

ハンカチ。

ティッシュ。

などを、

登校準備スペース

としてまとめます。

玄関近くに「出発セット」

例えば、

玄関近くに、

ランドセル。

上着。

帽子。

保育園バッグ。

習い事バッグ。

をまとめる。

朝は、

朝食
↓
歯磨き
↓
荷物を取る
↓
玄関

という流れになります。

探す時間を減らすことも時短

です。

水筒はキッチンからどう動く?

水筒は、

キッチンで準備。

でもランドセルは玄関。

だから親が、

キッチン→玄関。

を毎朝往復。

ということがあります。

例えば子ども自身が、

朝食後に水筒を持って登校準備スペースへ移動できる仕組みにすると、親の作業を減らせます。

朝食動線も短くする

冷蔵庫。

食器。

パン。

トースター。

飲み物。

ゴミ箱。

食洗機。

これらが離れていると、朝食準備だけでも何度も往復します。

キッチンでは、

朝食に毎日使う物を近くへまとめる

と効果的です。

子どもが自分で朝食準備できる?

年齢が上がれば、

自分でコップを出す。

パンを取る。

水筒を持つ。

食器を片付ける。

こともできます。

子どもの手が届く位置に、

コップ。

食器。

朝食用品。

を置けば、

親が全部準備する家から、家族が自分で動ける家

へ変わります。

トイレも朝は集中する

家族4人。

出発時間がほぼ同じ。

トイレ1か所。

となれば、タイミングによっては待ち時間が発生します。

2階建てなら、

1階・2階トイレ。

をどう使うかも考えます。

ただし使用頻度・掃除の負担とのバランスも必要です。

「朝の一本道」をつくる

理想は、

起きる
↓
着替える
↓
洗面
↓
朝食
↓
歯磨き
↓
荷物
↓
玄関

と、

できるだけ戻らず出発できる流れ

です。

同じ場所を行ったり来たりするほど、忘れ物も増えやすくなります。

前日の準備も間取りで助ける

朝だけ考えず、

前日の夜

も考えます。

ランドセル。

明日の服。

保育園バッグ。

水筒。

などを夜のうちに一か所へ準備。

朝は、

持って出るだけ

にする。

そのための定位置をつくります。

よくある失敗例

おしゃれな間取りを優先。

でも朝になると、

家族4人が洗面所へ集中。

子どもの服は2階。

ランドセルはリビング。

上着は玄関。

水筒はキッチン。

毎朝、

「早くして!」「どこに置いた?」

の繰り返し。

「部屋の配置ではなく、朝30分の家族の動きを考えればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • 朝7時の家族全員を動かしたか
  • 洗面所で渋滞しないか
  • ドライヤーを同時に使えるか
  • 着替え場所を決めたか
  • 子どもの学校用品をまとめたか
  • 上着・帽子の定位置があるか
  • 水筒の動線を考えたか
  • 朝食用品をまとめたか
  • 子ども自身で準備できるか
  • 寝室→玄関まで無駄に戻らないか

まとめ

朝のバタバタを減らす間取りで重要なのは、

収納を増やすことだけではありません。

ポイントは、

家族が同時に動けること。
探さなくていいこと。
戻らなくていいこと。
子どもが自分でできること。

です。

だから住宅会社へ、

「家事動線はいいですか?」ではなく、「平日の朝7時に家族4人が30分以内に出発すると仮定して、一人ずつこの間取りを動かしてください」

とお願いする。

そこで、

洗面渋滞。

着替え。

朝食。

学校準備。

玄関。

を確認する。

朝がラクな家は、親が早く動ける家ではありません。

家族全員が、自分の準備を自分で進められる家。

これが、共働き子育て家庭の朝をラクにする間取りです。

 

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