「家を建てるなら、やっぱり南側にバルコニーをつくって外干しできるようにした方がいいですか?」
以前は、
洗濯物=外干し。
という家庭も多くありました。
しかし現在は、
乾燥機。
室内干し。
ランドリールーム。
など選択肢が増えています。
だから、
「新築だからバルコニーで外干し」
を前提にする必要はありません。
重要なのは、
自分たちの生活時間に外干しが合っているか
です。
外干しのメリットは?
晴れた日に、
太陽。
風。
を利用して乾かせる。
大きなシーツなどを干しやすい。
乾燥機を使わない分、機器のエネルギー消費を抑えられる。
などのメリットがあります。
外干しが好きな家庭なら、もちろん選択肢です。
共働き家庭では「取り込めない」が問題
朝7時に洗濯物を干す。
↓
夫婦とも出勤。
↓
午後3時、突然の雨。
でも誰も家にいない。
これが共働き家庭の外干しで困りやすいところです。
天気予報を毎朝確認する家事が増える
今日は晴れる?
午後から雨?
風は強い?
花粉は?
黄砂は?
外干しでは、
「外へ干して大丈夫か判断する」
ことも一つの家事になります。
花粉・黄砂が気になる家庭
春の花粉。
黄砂。
PM2.5などの大気環境を気にして、外干しを避ける家庭もあります。
地域や季節によって条件は変わりますが、
外干しできる日が想像より少なかった
ということもあります。
防犯面から外干ししない家庭もある
帰宅時間が遅い。
夜まで洗濯物が外にある。
道路から見える。
ということを避けたい家庭もあります。
生活時間によっては、
室内干し・乾燥機の方が合う場合があります。
バルコニーを「洗濯のためだけ」に作る?
ここは家づくりで重要です。
外干しするために、
2階バルコニー。
↓
洗濯機は1階。
↓
濡れた洗濯物を階段で運ぶ。
となると、毎日の家事動線が長くなります。
さらにバルコニーには、
防水。
排水。
掃除。
将来のメンテナンス。
もあります。
バルコニーを使う頻度を考える
365日のうち、
実際に何日外干しする?
乾燥機を導入したら?
花粉の時期は?
梅雨は?
真夏は?
冬は?
と考えてみます。
そのためだけにバルコニーをつくる価値があるかを判断します。
1階の庭干しという方法もある
外干ししたいけれど、
2階へ運びたくない。
なら、
ランドリー。
↓
1階テラス・庭。
という方法もあります。
洗濯機と外干し場所を同じ階にするだけでも動線は短くできます。
軒下干しも選択肢
深い軒。
テラス屋根。
などの下へ物干しスペースをつくる方法もあります。
多少の雨を避けやすい場合がありますが、
風向きによる吹き込みなどはあります。
完全な室内干しと同じではない
ことは理解しておきます。
サンルームなら解決?
サンルームや囲われたテラスを設ける方法もあります。
ただし、
夏の高温。
冬の温度。
結露。
換気。
日射。
などを考える必要があります。
「囲えば必ず乾く」とは限りません。
室内干しなら時間を選ばない
夜10時に洗濯。
↓
そのまま室内干し。
朝起きて取り込む。
という生活ができます。
共働き家庭では、
天候ではなく自分たちの生活時間に合わせて洗濯できる
ことが大きなメリットです。
乾燥機ならさらに工程を減らせる
洗濯。
↓
乾燥。
まで機械で完結すれば、
外へ干す。
天気を見る。
取り込む。
という工程を減らせます。
その代わり、
設備費。
エネルギー費。
メンテナンス。
乾燥機に入れられない衣類。
を考えます。
「外干しゼロ」にする必要もない
基本は乾燥機。
おしゃれ着は室内。
シーツだけ晴れた日に外干し。
という使い方でも構いません。
外干しか室内干しかの二択ではなく、洗濯物によって使い分ける
方法があります。
布団を干すためにバルコニーは必要?
「布団を干したいからバルコニー」
というケースもあります。
でも、
布団乾燥機。
室内干し。
寝具の種類。
など別の方法もあります。
バルコニーをつくる理由が、
年に数回の布団干しだけ
になっていないか確認します。
外干ししないなら間取りが変わる
バルコニー不要。
↓
2階外観がシンプル。
↓
防水箇所を減らせる。
↓
洗濯動線も1階完結。
というように、
洗濯方法を先に決めることで、
家そのものの間取り・外観まで変わる
可能性があります。
よくある失敗例
「家を建てたら外干し」
と思い、2階に大きなバルコニー。
でも入居後、
共働きで昼間不在。
花粉・雨も気になる。
結局、
ドラム式乾燥+室内干し。
バルコニーはほとんど使わない。
それでも掃除や防水点検は必要。
「洗濯方法を決めてからバルコニーを考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 外干しが本当に好きか
- 共働きで昼間取り込めるか
- 花粉・黄砂を気にするか
- 防犯面を考えたか
- 洗濯機から外干し場所まで近いか
- 階段を使わないか
- バルコニーを何日使うか考えたか
- 室内干しと比較したか
- 乾燥機と比較したか
- 外干ししない場合の間取りも比較したか
まとめ
洗濯物は、
必ず外干ししなければならないわけではありません。
重要なのは、
自分たちが何時に洗濯して、何時に家を出て、何時に帰宅するのか。
その生活に合わせることです。
住宅会社へ、
「南側にバルコニーをつけてください」ではなく、「わが家は共働きで日中不在です。外干し・室内干し・乾燥機の3パターンで、洗濯動線と必要なスペースを比較してください」
とお願いする。
そのうえで、
本当にバルコニーが必要なのか。
1階外干しでいいのか。
室内干し中心なのか。
乾燥機中心なのか。
を決める。
家に洗濯方法を合わせるのではなく、自分たちの生活に家を合わせる。
これが、共働き・子育て家庭の洗濯計画で後悔しないポイントです。
















