「最初に3,000万円の見積りをもらいました。この金額から最終的にどのくらい上がる可能性がありますか?」
結論
最初の見積りから何%上がる、と一律には言えません。
重要なのは金額より、
最初の見積りに、希望する仕様・付帯工事・外構・諸費用までどこまで入っているか
です。
内容が具体的な見積りほど、最終金額との差を小さくしやすくなります。
なぜ最初の見積りから上がる?
主な原因は、
①仕様変更
②オプション追加
③土地条件による追加工事
④外構
⑤未確定だった費用
です。
① キッチン・設備のグレードアップ
最初は標準仕様。
打合せを進めると、
キッチンを変更。
食洗機を大型化。
造作洗面を追加。
床材を変更。
という希望が出てきます。
1項目では小さくても、積み重なると大きな金額になります。
② 間取り変更
契約後に、
部屋を広げる。
窓を増やす。
収納を追加する。
建物面積を増やす。
となれば、金額が変わる可能性があります。
③ 土地による追加費用
土地から購入する場合は特に注意します。
例えば、
地盤改良。
造成。
水道引込み。
高低差への対応。
擁壁。
などです。
建物が同じでも、土地によって総額は変わります。
④ 外構を後回しにしていた
建物予算を優先して、
外構は100万円程度。
と仮に入れていた。
しかし実際には、
駐車場2台。
フェンス。
門柱。
アプローチ。
庭。
カーポート。
まで希望。
結果として当初予算を超えることがあります。
⑤ 「概算・別途・未定」が多い
最初の見積書で特に確認したい言葉です。
概算
別途
未定
一式
これらが多いほど、最終金額が変動する余地があります。
「最初から全部決める」は難しい
注文住宅では、契約前にすべての仕様を完全に決めるのは難しい場合があります。
だからこそ、
まだ決まっていないものに、いくら予算を確保しているか
が重要です。
例えば3,000万円なら
最初の見積り3,000万円。
↓
「未確定項目がほぼない3,000万円」
と、
↓
「外構・地盤・照明・カーテン・エアコン・一部設備が別途の3,000万円」
では、同じ3,000万円でも意味が全く違います。
予備費を持っておく
住宅予算を限界まで使い、
追加費用が1円でも出たら予算オーバー
という計画は避けたいところです。
家づくり総予算の中に、変更・追加に対応できる余裕を持たせます。
チェックポイント
- 標準仕様を確認したか
- 希望オプションを入れたか
- 地盤費を確認したか
- 造成・水道を確認したか
- 外構内容を具体化したか
- 照明・カーテン・エアコンを確認したか
- 「別途・概算・未定」を確認したか
- 予備費を確保したか
まとめ
最初の見積りから最終金額がどれくらい上がるかは、
「最初の見積りがどれだけ完成形に近いか」
で大きく変わります。
住宅会社には、
「この金額からいくら上がりますか?」だけではなく、「この見積りで、まだ金額が確定していない項目と、追加になる可能性がある項目を全部教えてください」
と聞く。
安い初回見積りより、最終金額との差が小さい見積り。
これが住宅予算を守るうえで重要です。
















