よくある質問

断熱材は何を使えば一番いいの?

「グラスウール、吹付ウレタン、セルロースファイバーなどがありますが、結局どの断熱材が一番いいんですか?」

住宅会社を比較すると、

高性能グラスウール。
吹付硬質ウレタンフォーム。
セルロースファイバー。
フェノールフォーム。

など、さまざまな断熱材が出てきます。

住宅会社によっては、

「当社は○○断熱だから暖かいです」

と説明されることもあります。

すると、

「結局、どの断熱材が一番性能がいいの?」

と思いますよね。

しかし断熱材は、

商品名だけで良い・悪いを判断しないこと

が重要です。

そもそも断熱材は何をしている?

断熱材の役割は、

室内と屋外の間で熱が移動するのを抑えること

です。

冬なら、

室内で暖めた熱が外へ逃げるのを抑える。

夏なら、

外の熱が室内へ伝わるのを抑える。

つまり、

家を包む保温材のような役割

をしています。

断熱材の性能を見る「熱伝導率」

断熱材を比較するときに出てくるのが、

熱伝導率 λ(ラムダ)

です。

単位は、

W/m・K

です。

簡単に言えば、

その材料がどのくらい熱を伝えやすいか

を見る数字です。

基本的には、

数値が小さいほど熱を伝えにくい材料

と考えます。

例えば0.020と0.038なら?

同じ厚み・条件で比較すれば、

熱伝導率0.020の材料の方が、

0.038の材料より熱を伝えにくい、

ということになります。

ただし、

ここで大切なのが、

断熱材は熱伝導率だけでは決まらない

ということです。

「性能×厚み」で考える

例えば、

性能が高い断熱材を薄く施工する。

性能が少し違う断熱材を厚く施工する。

この場合、材料名だけでは住宅の断熱性能を比較できません。

そこで見るのが、

熱抵抗値(R値)

です。

簡単に言えば、

断熱材がどのくらい熱の移動に抵抗できるか

を見る数値です。

基本的には、

R値が大きいほど断熱性能が高い方向

です。

同じ断熱材でも厚みで変わる

例えば、

同じ高性能グラスウールでも、

50mm。

100mm。

120mm。

では断熱性能が違います。

だから、

「何の断熱材ですか?」だけではなく、「何mm入っていますか?」

まで聞くことが重要です。

グラスウールはダメ?

よく、

「グラスウールは安いから性能が低い」

という話を聞くことがあります。

しかし、単純にそうとは言えません。

適切な製品を、

必要な厚さで、

隙間なく、

正しく施工すれば、断熱材として機能します。

重要なのは、

材料名+性能+厚み+施工

です。

吹付ウレタンなら隙間ゼロ?

吹付系断熱材は、現場で発泡させながら施工するため、複雑な部分にも施工しやすい特徴があります。

しかし、

吹付断熱だから自動的に完璧な気密になる、

とは考えません。

厚みが十分か。

施工ムラがないか。

配管・配線部分はどうか。

気密層をどう考えているか。

などを確認します。

そしてQ4で扱ったように、

最終的な気密性能は気密測定で確認する

ことが重要です。

セルロースファイバーなら絶対いい?

セルロースファイバーにも、

断熱。

吸音など。

の特徴があります。

しかし、

材料そのものの特徴だけでなく、

施工方法。

施工密度。

壁構成。

防湿・気密計画。

価格。

まで含めて考える必要があります。

どの断熱材にも、

その材料に合った正しい施工方法

があります。

断熱材より施工が重要な場合もある

どんなに高性能な断熱材でも、

隙間。

欠損。

厚み不足。

施工ムラ。

があれば、本来想定した性能を発揮しにくくなります。

だから住宅会社には、

「何を使っていますか?」だけでなく、「施工後に断熱材をどう検査していますか?」

まで確認します。

壁だけ見ない

住宅の断熱は、

壁だけではありません。

屋根・天井。

外壁。

床・基礎。

窓。

玄関ドア。

など、

家全体を包むように考える

必要があります。

壁だけ高性能でも、他の部分とのバランスが悪ければ十分ではありません。

最後はUA値で家全体を見る

断熱材の商品比較をしたら、

最終的にはQ2で説明した、

UA値

を確認します。

断熱材。

厚み。

窓。

屋根。

床。

などを含めた結果として、

自分たちの家全体がどの程度の外皮性能になるのか

を見ることが重要です。

よくある失敗例

A社は吹付ウレタン。

B社はグラスウール。

「吹付ウレタンの方が高性能そう」

というイメージだけでA社を高く評価。

しかし、

厚み。

熱伝導率。

施工方法。

UA値。

気密測定。

を比較していなかった。

「断熱材の商品名だけで判断してしまった」

と後から気づいた。

チェックポイント

  • 断熱材の種類を確認したか
  • 熱伝導率を確認したか
  • 単位W/m・Kを理解したか
  • 施工厚みを確認したか
  • 熱抵抗値も考えたか
  • 屋根・壁・床それぞれ確認したか
  • 施工方法を確認したか
  • 施工後の検査方法を確認したか
  • 気密測定を行うか
  • 最終的なUA値を確認したか

まとめ

断熱材選びで一番大切なのは、

「何を使っているか」だけで比較しないこと。

見るべきなのは、

材料の熱伝導率。
厚み。
施工方法。
気密。
そして家全体のUA値。

です。

だから住宅会社へ、

「断熱材は何ですか?」だけではなく、「熱伝導率はいくつで、壁・屋根・床に何mm施工し、その結果UA値はいくつになりますか?」

まで聞いてみる。

断熱材の商品名ではなく、完成した家の性能で比較する。

これが断熱材選びの基本です。

デザインハウス久留米福岡
〒830-0048 福岡県久留米市梅満町994-1

TEL:0942-55-3960 / FAX:0942-55-8032

https://www.dh-kurume.com/

PAGE TOP ▲