「太陽光や蓄電池は高いので、初期費用が安い会社を選べばいいですか?」
結論
太陽光・蓄電池は、
初期費用だけで判断しないことが重要です。
比較するのは、
初期費用
+年間発電量
+自家消費量
+電気代削減効果
+売電
+機器の寿命
+修理・交換費
です。
特に30年間住むなら、設置価格ではなく長期収支で考えます。
① 太陽光は「何kWでいくら?」だけではない
同じ5kWでも、
屋根の向き。
勾配。
影。
パネル性能。
パワーコンディショナー。
などによって実際の発電量は変わります。
② 年間発電量を見る
重要なのは、
何kW載せるかより、年間何kWh発電すると想定しているか
です。
住宅会社には発電シミュレーションの条件を確認します。
③ 売電だけで判断しない
これから長期間使うなら、
発電した電気を売るだけでなく、
自宅で使って買う電気を減らす
という考え方も重要です。
④ 自家消費率を見る
昼間に、
エコキュート。
食洗機。
洗濯乾燥機。
エアコン。
などを使えば、太陽光で発電した電気を自宅で利用できる可能性があります。
⑤ 蓄電池は何のために付ける?
蓄電池には、
昼間の余剰電力を夜に使う。
停電時に備える。
などの目的があります。
だから、
「電気代だけで何年で元が取れる?」
だけでは評価できない面もあります。
⑥ 蓄電池には寿命がある
蓄電池も永久に使える設備ではありません。
長期間では、
劣化。
修理。
交換。
などを考える必要があります。
⑦ パワコン交換も考える
太陽光では、パネルだけでなくパワーコンディショナーなどの機器があります。
30年間の収支を見るなら、
パワコンの修理・交換費
も計算に入れます。
⑧ 30年間で比較する
例えば、
初期費用
-
電気代削減
-
売電収入
+
修理・交換費
という考え方で長期収支を確認します。
ただし将来の電気料金や売電条件などは確定していないため、シミュレーションは保証額ではありません。
⑨ 電気料金が変わった場合も試算
おすすめは、
現在程度
一定程度上昇
など複数の電気料金条件で確認することです。
一つの前提だけで30年間の収支を決めないようにします。
⑩ 太陽光より先に住宅性能
太陽光を大量に載せる前に、
断熱。
気密。
窓。
日射遮蔽。
高効率設備。
によって、そもそも使うエネルギーを減らすことも重要です。
チェックポイント
- 太陽光容量を確認したか
- 年間発電量を確認したか
- 自家消費率を確認したか
- 売電だけで計算していないか
- パワコン交換を入れたか
- 蓄電池の寿命を確認したか
- 将来交換費を入れたか
- 30年間で比較したか
- 電気料金変動も考えたか
- 住宅性能を先に確保したか
まとめ
太陽光・蓄電池は、
「設置価格が安い=一番お得」ではありません。
住宅会社には、
「太陽光はいくらですか?」だけではなく、「年間発電量・自家消費・売電・パワコン交換・蓄電池交換まで含めて30年間の収支を見せてください」
と聞く。
そして、
まず使うエネルギーを減らす家をつくる。
そのうえで太陽光でつくり、できるだけ自宅で使う。
この順番で考えることが、太陽光・蓄電池を住宅予算へ組み込むポイントです。
















