よくある質問

アスベスト調査は必要?

「古い家を建替える場合、アスベスト調査は必ずしないといけないんですか?」

結論からいうと、

建築物の解体・改修工事では、原則として工事前にアスベストの事前調査が必要です。

「うちの家にはアスベストは使われていないと思う」

という自己判断で、そのまま解体するものではありません。

建替えでは、

解体工事の前に、対象建材にアスベストが含まれているかを適切に確認する

ことが重要です。

アスベストとは?

アスベストは、

石綿(いしわた・せきめん)

とも呼ばれる天然の鉱物繊維です。

以前は、

耐火性。

断熱性。

耐久性。

などの特徴から、さまざまな建築材料に使用されていました。

現在は健康への影響から使用が規制されています。

木造住宅でも関係ある?

「アスベストはビルや工場だけ」

と思われることがあります。

しかし一般住宅でも、

屋根材。

外壁材。

軒天。

内装材。

下地材。

など、建築年代や使用材料によって含有の可能性があります。

木造だから関係ないとは限りません。

鉄骨・RCも同じ

鉄骨住宅。

RC住宅。

でも、

外装。

内装。

耐火・断熱関連材料。

設備周辺。

などに対象となる建材が使われている可能性があります。

建物構造だけでは判断できません。

まず書面で確認する

事前調査では、

設計図書。

仕様書。

建築時の資料。

改修履歴。

使用建材。

などを確認します。

古い図面や仕様書が残っているなら、処分せず解体会社等へ見せます。

現地確認も行う

図面だけでは分からない建材もあります。

過去に、

外壁を張り替えた。

屋根を改修した。

増築した。

水回りをリフォームした。

という住宅では、建築当初と現在の材料が違う場合があります。

そのため現地での確認も重要です。

見ただけで分からない場合は?

建材によっては、

見た目だけではアスベスト含有の有無を判断できない場合があります。

必要に応じて、

試料を採取して分析

することがあります。

誰でも調査できる?

アスベストの事前調査には、法令上必要な資格・要件があります。

そのため、

「解体業者さんが見て、たぶん大丈夫と言った」

だけで判断せず、

適切な資格者による調査なのか

を確認することが重要です。

調査結果は記録される

事前調査を行ったら、

どの建材を確認したか。

アスベストの有無。

判断根拠。

などを記録します。

一定規模以上の工事では、事前調査結果の行政への報告が必要となる場合があります。

調査費用は解体費に入っている?

ここは必ず確認します。

A社
→ 事前調査費込み

B社
→ 調査費別

C社
→ 分析が必要になった場合は別途

ということがあります。

見積書の、

「アスベスト調査」

の範囲を確認します。

「調査費」と「除去費」は別

ここが重要です。

調査する費用。

アスベストが見つかった場合の除去・処分費。

は別です。

「アスベスト調査込み=アスベスト除去費も全部込み」

とは限りません。

予算を0円にしない

調査前なのに、

「たぶんないでしょう」

としてアスベスト関連費を0円で建替え資金計画。

その後、

対象建材が確認された。

追加費用。

となれば予算が変わります。

古い住宅では、

調査結果が出るまで一定の予算余力を残す

ことも大切です。

解体会社の見積り比較にも影響する

例えば、

A社 180万円
アスベスト関連は別途

B社 220万円
事前調査等を含む

なら、

単純にA社が40万円安いとは言えません。

※金額は説明用の例です。

各社がどこまで見積りへ含めているか

をそろえて比較します。

工期にも影響する可能性

調査。

分析。

必要な届出。

除去作業。

などが必要になれば、通常の解体とは工程が変わる可能性があります。

そのため、

解体直前ではなく、早めに調査スケジュールを確認

します。

よくある失敗例

「普通の木造住宅だからアスベストはないだろう」

と通常解体費だけで資金計画。

解体前調査で対象建材が確認され、追加費用と工程変更が発生。

「建替えの最初に調査費と、見つかった場合の費用まで確認すればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • 解体前の事前調査を確認したか
  • 古い図面・仕様書を探したか
  • リフォーム履歴を確認したか
  • 適切な資格者が調査するか
  • 分析が必要な場合の費用を確認したか
  • 調査結果を確認できるか
  • 必要な報告・届出を確認したか
  • 調査費が見積りに含まれているか
  • 除去・処分費との違いを確認したか
  • 結果が出るまで予算余力を残したか

まとめ

建替えで古い家を解体するなら、

アスベストの事前調査は重要な手続きです。

そして大切なのは、

「調査するか?」だけではなく、「見つかった場合どうするか?」まで確認すること。

解体会社へ、

「アスベスト調査は見積りに入っていますか?分析が必要な場合と、アスベストが確認された場合の追加費用・工程も教えてください」

と確認する。

調査費と除去費を分けて考える。

これがアスベストで建替え予算を崩さないポイントです。

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