質問
「気密測定をして、目標よりC値が悪かった場合はどうなるのでしょうか?測定するだけで、そのまま工事が進むこともありますか?」
結論
気密測定で重要なのは、測定すること自体ではなく、目標値に届かなかった場合の対応をあらかじめ決めておくことです。
確認したいのは、
目標C値 → 測定 → 漏気箇所確認 → 補修 → 再測定
という流れがあるかどうかです。
契約前に、**「目標値を満たさなかった場合はどうするのか」**まで住宅会社へ確認します。
① まず「目標C値」を確認する
例えば住宅会社が、
「C値0.5㎠/㎡以下を目標」
としているなら、その数字が、
単なる努力目標?
社内基準?
契約上の基準?
なのかを確認します。
② C値が悪ければ漏気箇所を探す
想定より数値が悪い場合は、
窓まわり。
配管。
配線。
コンセント。
換気ダクト。
床と壁。
壁と天井。
など、空気が漏れている可能性のある部分を確認します。
③ 中間測定なら補修しやすい
例えば、
目標0.5。
↓
中間測定0.8。
↓
漏気箇所を確認。
↓
気密処理を補修。
という対応ができます。
仕上げ前に測定する大きなメリットです。
④ 補修後は再測定する?
ここも重要です。
補修しただけでは、実際にどの程度改善したか分かりません。
補修 → 再測定 → C値確認
まで行うか聞いておきます。
⑤ 「測定しました」だけでは不十分
例えば、
C値1.2だった。
↓
測定報告書を渡した。
↓
終了。
では、測定した目的が曖昧です。
測定結果を施工改善へどうつなげるかを見ることが重要です。
⑥ 完成後に悪かった場合は?
完成後は断熱材・気密層の多くが仕上げ材の内部に隠れています。
そのため、漏気場所によっては補修が難しくなる場合があります。
だからこそ、補修可能な中間段階で確認する考え方にも意味があります。
⑦ 「保証値」なのか「目標値」なのか
住宅会社のホームページに、
C値0.5以下
と書いてあっても、
全棟保証?
平均値?
過去実績?
目標値?
では意味が違います。
広告表現だけでなく、契約する住宅の条件を確認します。
⑧ 測定報告書を保管する
最終的な、
測定日。
測定条件。
C値。
などが分かる報告書を受け取り、住宅履歴として保管しておくとよいでしょう。
チェックポイント
- 目標C値を確認したか
- 目標値と保証値を区別したか
- 数値が悪い場合に漏気箇所を探すか
- 補修するか
- 補修後に再測定するか
- 完成時にも確認するか
- 測定報告書を受け取れるか
まとめ
住宅会社には、
「気密測定をしますか?」だけではなく、
「目標C値はいくつで、届かなかった場合はどこまで補修し、再測定して確認しますか?」
と質問する。
気密測定は住宅の点数を付けるだけの検査ではありません。
測る → 見つける → 直す → もう一度測る。
この仕組みがあるかまで確認することが重要です。
















