「防犯カメラは必要になったら、後から付ければいいですよね?」
防犯カメラは後付けもできます。
しかし新築時に、
設置場所。
電源。
LAN。
配線経路。
だけでも考えておくと、後から設置しやすくなります。
特に注意したいのが、
「カメラを何台付けるか」より、「何を映したいのか」
です。
まず防犯カメラの目的を決める
例えば、
玄関に来た人を確認したい。
駐車場の車を確認したい。
勝手口を確認したい。
建物裏側を確認したい。
宅配ボックス周辺を確認したい。
では、必要なカメラ位置が違います。
だから最初に、
「どこが心配なのか」
を決めます。
カメラの画素数だけで選ばない
防犯カメラを見ると、
200万画素。
400万画素。
800万画素。
4K。
など、画素数が強調されています。
一般的には画素数が増えるほど細かな映像を記録しやすくなりますが、
画素数だけで実際の見え方は決まりません。
レンズ。
撮影距離。
画角。
夜間性能。
照明。
録画品質。
なども関係します。
「画角」って何?
画角とは簡単に言えば、
カメラが映せる範囲
です。
広角なら広い範囲を映せます。
しかし、
広く映す。
=
遠くの人物まで大きく鮮明に映る。
とは限りません。
だから、
広く監視したいのか、人物を確認したいのか
でカメラを考えます。
高い位置なら安心?
カメラを高い位置へ付ければ、
いたずらされにくい。
広い範囲を映しやすい。
というメリットがあります。
しかし高すぎると、
人物の頭頂部ばかり映る。
顔が確認しにくい。
という可能性があります。
つまり、
高ければ高いほど良いわけではありません。
玄関はインターホンと役割を分ける
玄関には、
テレビドアホン。
防犯カメラ。
の両方を設置する場合があります。
インターホンは、
玄関前の来訪者確認。
防犯カメラは、
玄関周辺やアプローチを広く記録。
というように役割を分けることができます。
駐車場は車全体が映る?
駐車場を撮影するなら、
車の正面だけ。
ではなく、
車周辺。
人が近づく方向。
道路側。
などを確認します。
ただし、
必要以上に道路や隣家を撮影しない
よう、プライバシーへの配慮も重要です。
建物裏側を忘れない
玄関。
駐車場。
は道路から見えやすい場所です。
一方、
勝手口。
建物裏。
隣家との間。
などは死角になりやすい場合があります。
屋外照明と合わせて、
家の周囲を一周して死角を確認する
ことをおすすめします。
夜でも映る?
防犯カメラは昼間だけ使う設備ではありません。
夜間撮影では、
赤外線。
照明。
低照度性能。
などを利用する製品があります。
重要なのは、
夜に実際どの程度人物を確認できるか
です。
外灯との位置関係も重要
カメラの真正面に強い照明。
すると映像に影響する可能性があります。
逆に周囲が暗すぎれば、カメラ性能によって見え方が変わります。
だから、
防犯カメラ+外構照明
をセットで計画します。
有線とWi-Fi、どっちがいい?
防犯カメラには、
Wi-Fiを利用するもの。
有線LANを利用するもの。
などがあります。
Wi-Fiなら配線を減らせる場合があります。
一方、有線LANなら通信を安定させやすいというメリットがあります。
設置場所によっては、
Wi-Fiが十分届くか
も確認します。
PoEって何?
PoEは
Power over Ethernetの略で、
対応機器なら、
LANケーブルを使って通信と電力供給を行う仕組み
です。
新築時に対応したLAN配線を計画しておけば、防犯カメラ設置をすっきりさせられる場合があります。
録画はどこに保存する?
防犯カメラでは、
SDカード。
録画機。
クラウド。
など、保存方法があります。
確認したいのは、
何日分保存できるか。
です。
事件やトラブルに気づいたとき、
「3日前の映像がもう消えていた」
では困ります。
クラウドなら月額費用も確認
クラウド録画では、
月額料金。
保存期間。
画質。
台数。
などによって料金が変わるサービスがあります。
だから、
カメラ本体価格だけでなく、
10年間使った場合の維持費
まで確認します。
スマホ通知は便利だけど…
人を検知。
↓
スマートフォンへ通知。
便利です。
しかし、
道路を歩く人。
車。
植栽の動き。
などに頻繁に反応すると、通知が多すぎて結局見なくなることがあります。
検知範囲・通知条件を調整できるか
を確認します。
将来交換できる位置?
防犯カメラも電子機器です。
10年、20年、永久に同じ機器を使うとは限りません。
高所に設置して、
交換のたびに高所作業車が必要。
では維持費も変わります。
だから、
撮影位置+交換性
で考えます。
よくある失敗例
新築後に防犯カメラを追加。
しかし設置したい場所に、
電源がない。
LANもない。
外壁に露出配線。
さらにカメラ位置が高すぎて、人物の顔が分かりにくかった。
「カメラ本体は後からでも、配線だけ新築時に準備すればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 何を撮影するか決めたか
- 画角を確認したか
- 撮影距離を確認したか
- 夜間映像を確認したか
- 外灯との位置関係を確認したか
- Wi-Fi・有線LANを比較したか
- PoEを検討したか
- 録画保存期間を確認したか
- 月額費用を確認したか
- 将来交換できる位置か
まとめ
防犯カメラで重要なのは、
「何台付けるか」ではありません。
どこから人が来る?
どこが死角?
夜はどう映る?
どこまで記録する?
そして、
10年後に交換できる?
まで考える。
だから住宅会社・外構会社へ、
「防犯カメラを付けたいです」だけではなく、「家の周囲の死角を確認して、どこを何の目的で撮影するか決めたいです」
と伝える。
今すぐ付けない場合でも、
電源・LAN・空配管だけ準備する。
これが、防犯カメラで後悔しないポイントです。
















