「第一種換気は24時間動いていても、ほとんど音はしないですよね?」
換気設備は、
24時間365日運転する設備
です。
だから、
熱交換率。
消費電力。
フィルター性能。
だけではなく、
音
も確認したい重要な性能です。
昼間は気にならなくても、
テレビを消した夜。
寝室。
書斎。
では、小さな音が気になることがあります。
音の単位「dB」とは?
換気設備のカタログでは、
dB(デシベル)
という単位が出てきます。
これは、
音の大きさを表すために使われる単位
です。
基本的には数値が大きくなるほど、音も大きくなります。
ただし、dBは単純に、
20dBの2倍が40dBのような比例関係ではありません。
そのため、
数字だけでなく実際に聞く
ことが重要です。
換気設備には複数の音がある
「換気本体が静かなら大丈夫」
とも限りません。
考えたいのは、
本体のファン音。
給気口の風切り音。
排気口の音。
ダクトを伝わる音。
振動。
などです。
つまり、
換気本体だけのdBでは、実際の寝室で感じる音まで分からない
場合があります。
弱運転の数字だけ見ない
カタログで、
「○dBの静音設計」
と書かれていても、
その数字が、
弱運転。
標準運転。
強運転。
のどれなのか確認します。
必要な換気量を確保することが先です。
だから、
必要換気量を確保している運転状態で何dBなのか
を見ることが重要です。
寝室は特に注意
夜中。
テレビOFF。
家族も静か。
エアコンも弱運転。
この状態では、昼間には気にならない音を感じる場合があります。
だから、
寝室。
子ども部屋。
書斎。
などでは、
給気口と換気本体の位置
を特に確認します。
枕元の給気口は?
寝室のベッド頭側に給気口。
そこから、
風。
小さな風切り音。
が出る。
人によっては気になる可能性があります。
だから換気図面を見るときは、
ベッドまで図面に置いて確認する
ことをおすすめします。
本体を寝室の天井裏に置く場合
第一種換気本体を、
廊下。
洗面。
収納。
小屋裏。
などに設置することがあります。
もし寝室近くに設置するなら、
本体のファン音だけでなく、
振動が構造へ伝わらないか
という点も確認します。
設置方法や防振対策も設備によって異なります。
ダクトを通して音が伝わることもある
ダクト式換気では、
各部屋がダクトでつながっています。
システムによっては、
音の伝わり方も考慮する必要があります。
例えば、
隣室の音。
ファン音。
などです。
住宅会社へ、
「ダクトを通じた音対策はどうしていますか?」
と確認しておくと安心です。
ダクトレスなら静か?
ダクトレス型では、各居室近くに換気ユニットが設置される製品があります。
そのため、
ダクトがないから静か、
とも限りません。
ファンが寝室内に近ければ、運転音を直接感じる可能性があります。
だから、
ダクト式・ダクトレスの名前ではなく、実際の室内音
で比較します。
フィルターが汚れると音が変わる?
フィルターに汚れがたまると、空気の流れに影響します。
設備によっては、
風量。
ファン負荷。
運転音。
などへ影響する可能性があります。
だから、
静音性能とメンテナンスもつながっています。
モデルハウスで確認するときの注意
モデルハウスへ行ったら、
「静かですね」
だけで終わらせないでください。
テレビを消す。
BGMを止めてもらう。
エアコンの音も確認する。
そして、
寝室へ行く。
その状態で、
換気設備だけの音を聞いてみる。
さらに、
弱。
標準。
強。
で違いを確認できれば参考になります。
OB宅ならさらに分かりやすい
モデルハウスは、
設備が新しい。
人が多い。
BGMが流れている。
という場合があります。
可能なら、
実際に数年間住んでいるOB宅
で聞いてみるのも参考になります。
「寝るとき気になりますか?」
と住んでいる人へ聞くと、カタログにはない情報が得られます。
音が気になるから弱運転にするのは注意
入居後、
「換気音が気になるから弱にしよう」
「寝るときだけOFFにしよう」
となれば、本来計画した換気量を確保できなくなる可能性があります。
だから、
必要な換気量を確保した状態でも気になりにくい設備・配置
を最初から考えることが重要です。
よくある失敗例
熱交換率90%。
高性能フィルター。
省エネ。
という性能を重視して第一種換気を採用。
しかし夜になると、
寝室の給気口付近の音が少し気になる。
音を抑えるため弱運転にしたくなる。
契約前には、
一度も実際の運転音を聞いていなかった。
「数字だけでなく、音も確認すればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- dBの意味を理解したか
- 標準運転時の音を確認したか
- 強運転時も確認したか
- 必要換気量を確保した状態か
- 寝室の給気口位置を確認したか
- 枕元から離れているか
- 換気本体の位置を確認したか
- 振動対策を確認したか
- ダクトを通じた音を考えたか
- 実際の住宅で運転音を聞いたか
まとめ
換気設備の音を見るときは、
「本体○dB」だけでは判断しないこと。
重要なのは、
実際に生活する場所で、必要な換気量を確保した状態でどのくらい聞こえるか
です。
特に寝室は、
夜。
静かな状態。
ベッドに寝た位置。
まで考える。
だから住宅会社へ、
「この換気設備は何dBですか?」だけではなく、「通常運転で必要換気量を確保した状態の寝室で、実際の音を聞かせてもらえますか?」
と聞いてみる。
24時間使う設備だからこそ、性能表だけでなく自分の耳でも確認する。
これが、換気設備の音で後悔しないポイントです。
















