よくある質問

建替えとフルリノベーション、どちらがお得?

「フルリノベーションなら新築みたいになると聞きました。建替えよりお得ですか?」

フルリノベーションでは、

間取り。

キッチン。

浴室。

床。

壁。

断熱。

配管。

などを大きく変更できます。

完成後は、新築のように見えることもあります。

ただし、

「見た目が新築同様=建物全体が新築と同じ」ではありません。

建替えと比較するときは、

残す部分と新しくする部分を明確にする

ことが重要です。

フルリノベーションでは何を残す?

住宅によって違いますが、

基礎。

柱。

梁。

屋根の一部。

外壁の一部。

など、既存部分を利用する場合があります。

つまり、

既存住宅の状態が工事内容を大きく左右します。

まず構造の状態を確認する

柱や梁がしっかりしている。

基礎の状態も良い。

大きな劣化がない。

なら、既存構造を活用する価値があります。

逆に、

構造そのものに大きな補修が必要なら、リノベーション費用が増える可能性があります。

耐震性能をどこまで改善できる?

古い住宅を今後も長く使うなら重要です。

耐震診断。

必要な補強。

基礎。

接合部。

壁量。

などを確認します。

「耐震補強込み」

だけではなく、

工事後にどの程度の耐震性能を目指すのか

を確認します。

断熱性能も同じ

壁を新しくした。

窓を交換した。

だけではなく、

天井・屋根。

壁。

床。

窓。

気密。

換気。

を含め、

住宅全体としてどこまで改善するのか

を確認します。

配管・配線も重要

築40年、50年の住宅なら、

給水。

排水。

電気配線。

分電盤。

なども確認したいところです。

表面だけ新しくして、見えない部分を古いまま残すのか。

交換するのか。

見積り内容を確認します。

フルリノベーションは自由設計?

間取りを大きく変えられる場合もあります。

ただし、

柱。

耐力壁。

階段。

基礎。

構造。

などによって制約が出る可能性があります。

建替えより、

間取りの自由度が低くなるケース

もあります。

工事中に追加費用が出る可能性

解体して初めて、

腐食。

シロアリ。

雨漏り跡。

構造の傷み。

などが分かることがあります。

フルリノベーションでは、

見えない部分のリスク

も予算に入れて考えます。

建替えのメリット

建替えなら既存建物を解体して、新しい住宅を一から計画します。

そのため、

耐震。

断熱。

気密。

換気。

間取り。

配管。

電気。

などを、現在の希望に合わせて計画しやすくなります。

ただし建替えには別の費用がある

解体。

仮住まい。

引っ越し。

登記。

地盤改良。

外構。

など。

建物価格以外にも費用がかかります。

だから、

フルリノベーション見積りと新築建物価格だけを比較しない

ことが重要です。

「お得」は金額だけではない

例えば、

フルリノベーション2,000万円。

建替え2,500万円。

仮に500万円差があったとしても、

それだけでは判断できません。

何年住める?

耐震は?

断熱は?

将来の修繕は?

間取りの希望は?

まで考える必要があります。

※金額は考え方を説明するための例です。

今後30年の費用で考える

50代・60代なら、

今後20年。

30年。

暮らす可能性があります。

フルリノベーション後、

10年後に屋根。

15年後に別の補修。

となるのか。

建替え後はどうか。

将来のメンテナンスまで含めて比較

します。

今の家を残したい理由も重要

思い出がある。

柱を残したい。

親から受け継いだ家。

建物自体に価値を感じている。

こうした理由があるなら、金額だけでは判断できません。

フルリノベーションには、

既存住宅を活かせる

という建替えにはない価値があります。

よくある失敗例

「建替えより安い」

という理由だけでフルリノベーションを選択。

工事開始後、

構造補強。

配管交換。

シロアリ。

断熱追加。

などが発生。

費用差が小さくなった。

それでも一部の間取り制約は残った。

「契約前に建替えと同じ条件で比較すればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • 基礎を残せる状態か
  • 柱・梁の状態を確認したか
  • 耐震性能をどこまで改善するか
  • 断熱性能をどこまで改善するか
  • 配管・配線を交換するか
  • 間取り制約を確認したか
  • 追加工事リスクを考えたか
  • 建替え諸費用も含めて比較したか
  • 今後の修繕費を考えたか
  • 今の家を残したい理由があるか

まとめ

建替えとフルリノベーションのどちらがお得かは、

最初の見積金額だけでは判断できません。

比較したいのは、

工事総額
+住宅性能
+間取りの自由度
+追加工事リスク
+今後の修繕費
+あと何年住めるか

です。

住宅会社へ、

「フルリノベーションはいくらですか?」ではなく、「建替えと同程度の耐震・断熱・設備・間取りを目指した場合、総額と今後30年間の修繕まで比較してください」

とお願いする。

「今いくら安いか」ではなく、「これから何年、安心して暮らすためにいくら必要か」で判断する。

これが、建替えとフルリノベーションを比較するときのポイントです。

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