「外構フェンスは、一度付けたら20年・30年くらいそのまま使えますか?」
フェンスも、
「○年で必ず交換」と一律には決められません。
アルミ。
スチール。
樹脂。
木製。
など素材によって違いますし、
日当たり。
風。
施工状態。
設置場所。
などでも変わります。
大切なのは、
交換年数より、ぐらつき・変形・サビ・固定部分を定期的に確認すること
です。
まずフェンスの素材を確認
住宅でよく使われるのが、
アルミ形材。
アルミ鋳物。
スチール。
樹脂・人工木。
木製。
などです。
素材によってメンテナンス方法が違います。
アルミなら永久?
アルミフェンスは比較的腐食しにくく、住宅外構で多く使われています。
でも、
永久に交換不要ではありません。
本体だけでなく柱を見る
フェンスで重要なのは、
パネル部分だけではありません。
柱。
固定金具。
基礎。
ブロックとの接続。
なども確認します。
確認① ぐらつき
以前より、
フェンスが揺れる。
柱が動く。
という場合。
固定部分や基礎などを確認してもらいます。
確認② 傾き
フェンスが、
一部分だけ傾いている。
全体的に傾いている。
という場合も相談します。
確認③ 変形
台風。
強風。
飛来物。
物をぶつけた。
などによってフェンスが変形することがあります。
確認④ サビ・腐食
スチール製などではサビ。
木製では腐食。
樹脂系では表面状態。
など、素材に応じて確認します。
台風後は特に重要
福岡では、
台風・強風後の確認
を習慣にします。
特に目隠しフェンスは風を受ける面積が大きくなります。
目隠しフェンスは風の影響を受ける
隙間の少ないフェンスは、
プライバシーを確保しやすい一方、
風を受けやすくなる場合があります。
「高くすれば安心」ではない
道路。
隣家。
庭。
からの視線が気になる。
↓
2m以上の高い目隠しフェンス。
と単純に考えるのではなく、
高さ+風+基礎+柱
まで含めて計画します。
メーカーの耐風圧性能を確認
台風の多い地域では、
デザインだけでなく、
製品の耐風圧性能。
施工条件。
柱間隔。
などを確認します。
ブロックの上に付ける場合
ブロック塀の上にフェンスを設置するケースがあります。
この場合、
フェンスだけではなく、
下のブロック・基礎の状態
も重要です。
古いブロックに新しいフェンス
築30年の古いブロック。
↓
上だけ新しいフェンス。
では、下部の安全性を確認する必要があります。
フェンスだけ新品でも意味がない
特に建替えで既存ブロックを残す場合、
ブロック。
基礎。
所有関係。
境界。
を確認してからフェンスを計画します。
木製フェンスなら?
天然木の場合、
塗装。
腐食。
割れ。
反り。
などを確認します。
樹種によってメンテナンス方法も違います。
人工木なら?
人工木・樹脂系でも、
紫外線。
汚れ。
変色。
変形。
などがあります。
人工木=永久に新品
ではありません。
部分交換できる?
パネル1枚だけ破損。
柱1本だけ問題。
という場合。
製品によっては部分交換できる可能性があります。
ただし廃番問題
20年後、
同じ商品。
同じ色。
同じサイズ。
が残っているとは限りません。
部分交換すると見た目が変わることもあります。
全交換を考えるタイミング
広範囲に、
サビ。
腐食。
変形。
柱の劣化。
などがある場合は、全体交換を検討することがあります。
交換費は長さで変わる
フェンス10m。
30m。
50m。
では、交換費用も大きく違います。
だから新築時に、
必要以上にフェンスを増やさない
ことも将来の維持費対策です。
本当に全部目隠しが必要?
道路側。
隣家側。
庭。
すべて高さのある目隠しフェンス。
ではなく、
視線が気になる場所だけ
にする方法もあります。
植栽との組み合わせもある
フェンスだけで完全に隠すのではなく、必要に応じて植栽等を組み合わせる方法もあります。
ただし植栽には別の管理が必要です。
火災保険も確認
台風等でフェンスが破損した場合、契約している火災保険で補償対象になる可能性があります。
ただし、
経年劣化による交換は別
です。
よくある失敗例
「外から見えないようにしたい」
と敷地周囲へ高い目隠しフェンスを設置。
新築時は満足。
でも、
台風のたびに心配。
20年後には交換する範囲も大きい。
「必要な場所だけ目隠しにすればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- フェンスの素材を確認したか
- 柱・基礎を確認したか
- ぐらつきがないか
- 傾きがないか
- サビ・腐食がないか
- 台風後に確認したか
- 耐風圧性能を確認したか
- 下のブロックを確認したか
- 部分交換できるか
- 必要以上に長く・高くしていないか
まとめ
フェンスは、
「20年で交換」など年数だけで決めるものではありません。
見るのは、
本体
+柱
+基礎
+ぐらつき
+変形
+サビ・腐食
+台風後の状態
です。
外構会社へ、
「このフェンスは何年もちますか?」だけではなく、「台風を含めてどのような点検が必要で、部分交換・全交換はどう判断しますか?」
と聞く。
そして新築時から、
必要以上にフェンスを増やさない。
これも将来の外構メンテナンス費を抑えるポイントです。
















