「収納をたくさんつくれば、家族みんなが片付けてくれる家になりますか?」
家を建てるとき、
シューズクローク。
パントリー。
ファミクロ。
リビング収納。
納戸。
と収納をたくさんつくりたくなります。
でも、
収納量が多い=片付く家
ではありません。
本当に片付けやすい家で重要なのは、
「使った場所の近くに、誰でも分かる戻す場所があること」
です。
片付かない原因は収納不足だけではない
例えば、
ランドセルがダイニング。
上着がソファ。
おもちゃがリビング。
郵便物がキッチンカウンター。
なぜそこに置かれるのでしょうか?
多くの場合、
そこが一番ラクだから
です。
「散らかっている場所」がヒント
今の家で、
いつも何が出しっぱなし?
を確認します。
例えば、
ダイニング
→ 学校プリント
ソファ
→ 上着
玄関
→ バッグ
キッチン
→ 郵便物
これらは、
新居で収納をつくるべき場所を教えてくれます。
収納は使う場所の近くへ
掃除機
→ 掃除する場所の近く
文房具
→ ダイニング周辺
おもちゃ
→ 遊ぶ場所
ランドセル
→ 帰宅動線
パジャマ
→ 脱衣・着替え場所
というように、
物を使う場所と戻す場所を近づけます。
「あとで片付ける」を減らす
帰宅。
↓
ランドセルをとりあえず床へ。
↓
あとで収納。
これでは片付けが2回になります。
帰宅動線上に収納があれば、
最初から定位置へ置けます。
子どもの収納は子どもの高さへ
収納はある。
でもフックが高い。
棚が高い。
扉が重い。
すると、
「片付けて」
と言っても子どもには難しい。
子どもの物は、
自分で取れて、自分で戻せる高さ
にします。
収納方法を複雑にしない
扉を開ける。
↓
引き出しを開ける。
↓
箱を出す。
↓
フタを開ける。
↓
収納。
これでは毎日の片付けには面倒です。
頻繁に使う物ほど、
掛けるだけ。
置くだけ。
入れるだけ。
くらいにします。
「家族全員が分かる」が重要
収納を決めた人しか、
どこに何があるか分からない。
これでは、その人が家の管理者になります。
家族全員が、
「これはここ」
と分かるシンプルな分類にします。
収納を細かくつくりすぎない
幼児期には、
おむつ専用。
おもちゃ専用。
ランドセル専用。
と細かく分けたくなります。
でも子どもは成長します。
可動棚。
フック。
収納ボックス。
などを使い、
中身を変更できる収納
にすると長く使えます。
収納には余白を残す
新築時点で、
収納100%。
では数年後にあふれます。
子どもの成長とともに、
学用品。
ゲーム。
部活用品。
衣類。
などが増えます。
最初から、
少し余白を残す
ことも大切です。
収納を増やす前に物を確認する
収納が多いと、
「まだ入る」
↓
物が増える。
ということもあります。
まず、
何を持っている?
何を新居へ持っていく?
を整理してから収納量を決めます。
家族が片付ければ親の家事が減る
子どもが、
ランドセルを戻す。
上着を掛ける。
おもちゃを戻す。
夫婦それぞれが、
バッグ。
衣類。
郵便物。
を自分で戻す。
これだけでも、
誰か一人が家族全員の物を片付ける家事
を減らせます。
よくある失敗例
収納量を最優先して、
大きな納戸。
大きなファミクロ。
大きなリビング収納。
をつくった。
でも普段使う物の収納場所が遠い。
結局、
ランドセルは床。
上着はソファ。
郵便物はカウンター。
「収納量より、使った場所から何歩で戻せるかを考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 今散らかっている物を書き出したか
- 使う場所の近くに収納があるか
- 帰宅動線上に収納があるか
- 子どもの手が届くか
- 掛けるだけ・入れるだけにできるか
- 家族全員が収納場所を分かるか
- 専用収納をつくりすぎていないか
- 可動棚を使えるか
- 将来の物量増加を考えたか
- 収納に余白があるか
まとめ
家族みんなが片付けやすい家とは、
収納が多い家ではありません。
ポイントは、
使う
↓
数歩で戻す
ができること。
住宅会社へ、
「収納をたくさんつくってください」ではなく、「今の家で床・ソファ・ダイニングに出しっぱなしになっている物を、新居ではどこへ戻すのか一つずつ決めてください」
とお願いする。
片付けを頑張る家ではなく、片付ける距離と手間を減らした家にする。
これが、家族みんなが片付けやすい家のポイントです。
















