よくある質問

室内物干しはどこに付ければいいの?

「室内物干しは、とりあえず洗面脱衣室の天井に付けておけば大丈夫ですよね?」

共働き。

花粉。

梅雨。

猛暑。

防犯。

などから、

洗濯物を基本的に室内で干す

家庭も増えています。

そこで人気なのが、

天井吊り下げ式。

昇降式。

ワイヤー式。

などの、

室内物干し設備。

しかし重要なのは、

物干し金物そのものではありません。

洗う→干す→乾かす→たたむ→しまう

までの一連の動線です。

まず「何人分干すのか?」

4人家族なら、

シャツ。

ズボン。

下着。

タオル。

学校用品。

など、一日分でもかなりの量になります。

だから、

「物干し竿1本あれば大丈夫」

ではなく、

実際に何m分の洗濯物を干すのか

を考えます。

物干しスペースの広さだけでは足りない

例えば3帖のランドリールーム。

十分広そうですよね。

しかし、

洗濯機。

収納。

作業台。

物干し。

人が通る場所。

を入れると、思ったより狭くなることがあります。

だから図面には、

洗濯物を吊るした状態

まで書き込みます。

洗濯物の下を毎日くぐらない?

よくある失敗が、

脱衣所の中央に物干し。

洗濯物を干す。

浴室へ行くたび洗濯物の下を通る。

という配置です。

室内物干しは、

干していないときではなく、洗濯物が満杯の状態

で動線を確認します。

洗濯機から何歩?

洗濯機から洗濯物を出す。

カゴへ入れる。

別室へ運ぶ。

干す。

毎日のことです。

可能なら、

洗濯機。

その場で干す。

という短い動線にすると家事負担を減らしやすくなります。

乾いたらどこへ持っていく?

干す場所だけ完璧。

でも乾いた洗濯物を、

1階。

2階クローゼット。

へ毎日運ぶ。

これでは動線が長くなります。

だから、

ランドリー→ファミリークローゼット

を近づけるなど、

収納まで考えます。

「洗濯動線」は5段階で考える

おすすめは、

① 洗う

② 干す・乾燥する

③ 取り込む

④ たたむ・掛ける

⑤ しまう

です。

この5つを間取り図の中でつなげます。

室内干しで本当に乾く?

ここが非常に重要です。

洗濯物からは、

大量の水分

が室内へ放出されます。

つまり、

物干し金物を付けただけでは、

「干せる場所」はできても「乾く場所」になったとは限りません。

乾かすには何が必要?

洗濯物を乾かすには、

温度。

湿度。

空気の流れ。

などが関係します。

例えば、

洗濯物を密集させる。

空気が動かない。

湿度が高い。

となれば、乾きにくくなります。

だから、

物干し設備+空調・除湿・換気

までセットで考えます。

第一種換気があれば乾く?

第一種換気は、

住宅の換気設備

です。

室内干しした大量の洗濯物を短時間で乾燥させるための専用乾燥設備とは役割が違います。

換気。

冷房。

除湿。

は分けて考えます。

サーキュレーターは有効?

洗濯物へ空気を当てることで、乾燥を助けることができます。

そこで、

サーキュレーター。

除湿機。

などを使う家庭もあります。

その場合、

どこに置く?
コンセントはどこ?
コードは邪魔にならない?

まで新築時に考えます。

除湿機の排水はどうする?

除湿機を毎日使用するなら、

タンクの水を毎回捨てるのか。

連続排水できる機種を使うのか。

も考えます。

ランドリールームに排水設備を設ける方法もありますが、採用する機器・計画に合わせて検討します。

エアコンをランドリーに付ける?

洗濯物を大量に室内干しする家庭では、

エアコン。

除湿設備。

などを使って乾燥させる方法もあります。

ただし、

部屋の大きさ。

断熱性能。

湿気量。

使い方。

によって必要な設備は変わります。

物干し金物の高さも重要

高すぎる。

毎回背伸び。

低すぎる。

頭に当たる。

だから、

家族の身長。

洗濯物の長さ。

作業台。

人の通路。

まで考えて高さを決めます。

昇降式なら便利?

使うときだけ下げる。

使わないときは天井へ収納。

という昇降式物干しがあります。

便利ですが、

毎日大量に干す家庭なら、

毎回上げ下げするのか、それとも基本的に出したままなのか

も考えます。

天井下地を忘れない

物干し金物には、

洗濯物の重量がかかります。

だから、

適切な下地・取付方法

が必要です。

将来追加したい場所があるなら、新築時に下地だけ準備しておく方法もあります。

よくある失敗例

ランドリールームをつくり、天井に物干し金物も設置。

「これで室内干しは完璧」

と思っていた。

しかし、

洗濯物を干すと通路が狭い。

湿度も高くなり、梅雨時期は乾きにくい。

サーキュレーターを置こうとしても、ちょうどいい位置にコンセントがない。

「干す設備ではなく、乾かす仕組みまで考えればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • 一日分の洗濯物量を把握したか
  • 必要な物干し長さを考えたか
  • 洗濯物を干した状態で通れるか
  • 洗濯機から近いか
  • 収納までの動線を考えたか
  • 湿気をどう処理するか
  • 空気をどう動かすか
  • 除湿設備を使うか
  • コンセント位置を確認したか
  • 天井下地を確認したか

まとめ

室内物干しで重要なのは、

「どこに干すか」だけではありません。

洗う。

干す。

乾かす。

取り込む。

しまう。

までを一つの動線として考える。

そして、

「干せる」と「乾く」は別。

だから住宅会社へ、

「ここに物干し金物を付けられますか?」ではなく、「4人分の洗濯物をここへ干した場合、その水分をどう処理して乾燥させますか?」

と聞いてみる。

物干しスペースではなく、洗濯が完結する場所をつくる。

これが室内物干しで後悔しないポイントです。

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