質問
「結局、高性能住宅とはどんな家なのでしょうか?UA値やC値が良ければ、本当に高性能な家と言えますか?」
結論
本当に高性能な家は、何か一つの数字が突出した家ではありません。
久留米で長く暮らすなら、
耐震
+断熱
+気密
+窓
+防湿・結露対策
+換気
+日射遮蔽
+空調・除湿
+省エネ
+施工品質
+維持管理
を一つの住宅としてバランスよく成立させることが重要です。
そして、もう一つ大切なのが、
「その性能を証明できること」
です。
① 最初に考えるのは「命を守る性能」
住宅性能で最優先したいのは、構造安全性です。
例えば、
耐震等級3
+第三者機関による評価
+許容応力度計算
など、どんな根拠で地震に備えるのか確認します。
さらに必要に応じて制震を組み合わせます。
② 断熱は「最低基準」で決めない
住宅は30年・50年使います。
そのため、現在の最低基準をクリアするだけではなく、
これから長く暮らす家として、どこまで断熱性能を確保するか
を考えます。
断熱等級だけでなく、今回の住宅のUA値を確認します。
③ 気密は「測って初めて分かる」
高性能断熱材。
樹脂サッシ。
気密シート。
を使っていても、実際のC値は測定しなければ確認できません。
だから、
全棟気密測定
という考え方が重要です。
高気密と言うのではなく、高気密だったことを測って確認する。
ここに大きな違いがあります。
④ 窓は「冬」と「夏」を両方考える
窓は、
冬
→ 熱を逃がしにくくする。
冬
→ 必要な日射を取り込む。
夏
→ 不要な日射を遮る。
という複数の役割があります。
久留米では特に、西日・夏の日射遮蔽まで考えます。
⑤ 壁の中まで高性能であること
完成した住宅で、
床がきれい。
キッチンがおしゃれ。
だけでは、壁の中は分かりません。
本当に重要なのは、
断熱
+防湿
+気密
+透湿
+通気
を適切に設計し、壁内結露リスクを抑えることです。
30年・50年後を考えるなら、見えない部分ほど重要です。
⑥ 換気は「高価な設備」より「機能しているか」
第一種熱交換換気を入れれば終わりではありません。
確認するのは、
必要換気量。
実際の風量。
熱交換。
フィルター。
メンテナンス。
本体交換。
です。
30年間使い続けられる換気設備かまで考えます。
⑦ 久留米では「夏」を軽視しない
高性能住宅というと、
冬暖かい家
を想像しがちです。
しかし久留米では、
高温。
強い日射。
梅雨。
高湿度。
を考える必要があります。
だから、
断熱+日射遮蔽+冷房+除湿
まで一体で設計します。
⑧ 光熱費は「使うエネルギーを減らしてからつくる」
省エネ住宅では、
①断熱・気密・日射で消費を減らす
②高効率設備を使う
③太陽光で電気をつくる
という順番で考えます。
太陽光5kWを載せることだけが高性能住宅ではありません。
まずエネルギーを使いにくい建物をつくることが基本です。
⑨ 高性能住宅は「健康住宅」と断定しない
高断熱化によって、冬の室温低下や部屋間温度差を抑えやすくすることには意味があります。
ただし、
「この家なら病気にならない」
ということではありません。
住宅側では、
極端に暑い・寒い場所を減らし、温湿度を管理しやすい環境をつくる
ことを目指します。
⑩ 高性能住宅は「職人任せ」にしない
良い職人は重要です。
しかし、
「うちの大工は上手だから大丈夫」
だけでは品質管理として十分とは言えません。
施工マニュアル。
工程検査。
第三者確認。
気密測定。
換気風量確認。
施工写真。
など、品質を安定させる仕組みを見ることが重要です。
⑪ 「建てた瞬間」が最高性能では終わらせない
住宅にはメンテナンスが必要です。
屋根。
外壁。
防水。
換気設備。
給湯設備。
太陽光。
エアコン。
などは、点検・補修・交換が必要になります。
高性能+維持管理しやすい家
であることが、長期的には重要です。
⑫ 30年後にも性能を説明できる家にする
例えば30年後、
「この家は耐震等級3です」
と言っても、証明資料がなければ確認が難しくなります。
そこで、
構造計算書。
評価書。
UA値計算書。
C値測定結果。
地盤資料。
施工写真。
点検・修繕履歴。
などを保管します。
住宅性能+住宅履歴
で考えます。
⑬ 50年後に「交換できる」ことも性能
住宅設備はいつか壊れます。
重要なのは、
壊れない設備を探すことだけではなく、壊れたときに交換できる家にすること。
換気設備。
配管。
エアコン。
給湯器。
太陽光。
などについて、
点検できる?
交換できる?
部品は?
壁・天井を大きく壊さず更新できる?
まで考えます。
⑭ 高性能住宅は「数字競争」ではない
UA値0.38より0.36。
C値0.4より0.3。
熱交換率90%より95%。
と、数字だけを競い始めると本来の目的を見失います。
住宅性能の目的は、
家族が安全に、快適に、無理のない費用で長く暮らせること。
です。
⑮ デザインハウス久留米福岡が目指す性能の考え方
性能を分かりやすく伝えるなら、
耐震等級3
+許容応力度計算
+第三者評価
+断熱等級6
+全棟気密測定
+制震ダンパー
+長期優良住宅
+第一種熱交換換気
+太陽光5kW
という仕様だけで終わらせず、
「なぜ、この性能を標準にしているのか」
まで説明することが重要です。
それは、数字を競うためではありません。
建てた後の暮らしを守るためです。
最後に確認したい「本当に高性能な家」の11条件
① 地震に備える
② 熱を逃がしにくくする
③ 隙間を測る
④ 窓と日射を設計する
⑤ 壁内結露を防ぐ
⑥ 必要な換気をする
⑦ 夏の熱・湿気を抑える
⑧ エネルギー消費を減らす
⑨ 正しく施工・検査する
⑩ メンテナンスできる
⑪ 性能の証拠を残す
まとめ
住宅会社には最後に、この質問をしてください。
「御社の家で一番高性能な設備は何ですか?」
ではありません。
「この家で家族が30年・50年暮らすことを考えたとき、耐震・断熱・気密・結露・換気・夏対策・省エネ・施工・維持管理を、どんな根拠で成立させていますか?」
です。
本当に高性能な住宅とは、カタログの数字が一番良い住宅ではありません。
**計算する。
測る。
第三者等で確認する。
正しく施工する。
記録する。
そして、将来も点検・修理・交換できる。
ここまでを一つの住宅として成立させることが、**30年後・50年後も後悔しにくい「本当に高性能な家」**の条件です。
デザインハウス久留米福岡では、単に「高性能住宅」という言葉だけではなく、耐震等級3・許容応力度計算・第三者評価・断熱等級6・全棟気密測定・制震ダンパー・長期優良住宅・第一種熱交換換気・太陽光5kWなど、それぞれの性能について「なぜ必要なのか」「どう確認するのか」まで分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
家づくりで比較してほしいのは、価格だけでも、UA値だけでも、設備の豪華さだけでもありません。
建てた後に、家族が安全に、快適に、無理のない維持費で長く暮らせるか。
住宅会社を選ぶときは、ぜひ**「その性能の根拠を見せてもらえますか?」**と聞いてみてください。
建てる前に気づけた人が勝ち。
















