「シャッターは台風のときくらいしか使わないので、手動で十分ですよね?」
新築時に迷いやすい設備の一つが、
電動シャッター。
手動タイプより費用が上がるため、
「わざわざ電動にする必要ある?」
と思う方も多いでしょう。
しかし判断するときは、
シャッターを何のために、どのくらいの頻度で使うのか
を考えることが重要です。
そもそもシャッターの役割は?
住宅用シャッターには、
台風・強風時の飛来物対策。
防犯への配慮。
夜間のプライバシー。
日射遮蔽。
など、製品によってさまざまな役割があります。
つまり、
「台風のときだけ閉める設備」
とは限りません。
手動シャッターとは?
手動シャッターは、
窓を開けて、
シャッターを手で下ろす。
または持ち上げる。
という方式です。
構造が比較的シンプルで、電動タイプより初期費用を抑えやすいことがメリットです。
電動シャッターとは?
電動タイプは、
壁スイッチ。
リモコン。
スマートフォン等。
からモーターで開閉する製品があります。
窓を開けずに、
室内から操作できる
ことが大きなメリットです。
雨・台風時に違いが出る
台風が近づいている。
外は強い雨。
そこで手動シャッターを閉めるために、
窓を開ける。
手を伸ばす。
雨が吹き込む。
ということがあります。
電動なら、
窓を閉めたまま操作できる
のが便利です。
毎日使うなら価値が変わる
例えば、
朝7時に開ける。
夜7時に閉める。
これを365日。
となると、電動化のメリットは大きくなります。
逆に、
台風のときしか閉めない。
なら、手動でも十分と感じる家庭もあります。
だから、
使用頻度で判断する
ことが重要です。
日射遮蔽として使うなら?
夏の暑さ対策では、
窓の外側で日射を遮る
ことが効果的です。
シャッターの製品・使い方によっては、日射遮蔽に活用できる場合があります。
特に、
西日。
強い日射。
が入る窓では、窓まわりの日射対策を考えます。
シャッターを全部閉めると暗い
一般的なシャッターを完全に閉めれば、室内は暗くなります。
そこで製品によっては、
スリット。
採風。
採光。
などの機能を持つタイプがあります。
閉めながら、
光。
風。
を取り込めるものもあります。
ただし、防犯・雨・風への対応条件は製品ごとに確認します。
防犯になる?
シャッターは窓の外側にもう一つの層を設けるため、防犯上の抑止を期待して採用することがあります。
ただし、
シャッターがあれば侵入されない
という意味ではありません。
窓。
ガラス。
鍵。
防犯カメラ。
照明。
などと組み合わせて考えます。
1階だけ付ければいい?
よくあるのが、
1階掃き出し窓だけシャッター。
という計画です。
合理的な場合もありますが、
2階の大きな窓。
バルコニー窓。
などについても、台風・防犯・日射など目的から必要性を判断します。
大きな窓ほど電動のメリットが出やすい
幅の広い掃き出し窓では、シャッター自体も大きくなります。
毎日手動で開閉するなら、
重さや操作性
をショールームなどで確認します。
今は問題なくても、
20年後。
30年後。
の使いやすさも考えます。
高齢になったときは?
30代では簡単に開けられる。
でも70代になったら?
腰。
肩。
腕。
の負担は変わるかもしれません。
毎日使う予定なら、
将来の操作性
も電動化を考える理由になります。
停電したら?
電動シャッターで必ず確認したいのが、
停電時の操作方法
です。
手動で開けられる。
非常用の操作方法がある。
など、製品によって違います。
災害時に、
「電気がないから開けられない」
とならないよう確認します。
モーターが壊れたら?
電動シャッターには、
モーター。
制御部。
スイッチ。
などがあります。
つまり、将来修理・交換する可能性があります。
住宅会社へ、
「モーターだけ交換できますか?」
と確認しておくと安心です。
スマートホームとの連携
製品によっては、
毎朝7時にOPEN。
日没時にCLOSE。
外出先から確認。
などの自動化が可能です。
スマートホームとの連携は、
毎日使う家庭なら、
自動化との相性が良い設備
の一つです。
全部電動にする必要はない
例えば、
LDKの大開口
→ 毎日使うので電動
寝室
→ 使用頻度が低いので手動
というように、
窓ごとに使い分ける
方法もあります。
予算配分としても合理的です。
よくある失敗例
「電動は高いから」
と全窓手動にした。
しかし入居後、
LDKの大きなシャッターは毎朝・毎晩開閉。
数年経つと、
毎日の操作が面倒になり、結局閉めなくなった。
「全部ではなく、毎日使うLDKだけでも電動にすればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- シャッターを付ける目的を決めたか
- 毎日使うか
- 台風時の操作を考えたか
- 日射遮蔽に利用するか
- 採風・採光機能が必要か
- 大きな窓の操作性を確認したか
- 高齢時の使いやすさを考えたか
- 停電時の操作を確認したか
- モーター交換方法を確認したか
- 電動にする窓を絞って比較したか
まとめ
電動シャッターは、
「高級だから付ける設備」ではありません。
判断基準は、
使用頻度。
年に数回なら手動。
毎朝・毎晩なら電動の価値が高くなる。
という考え方ができます。
だから住宅会社へ、
「電動シャッターはいくらですか?」だけではなく、「この窓を毎日30年間開閉すると考えた場合、手動と電動ではどちらが使いやすいですか?」
と聞いてみる。
そして、
全部を電動にするのではなく、毎日使う窓から優先する。
これがシャッター選びで後悔しないポイントです。
















