「朝の着替えをラクにするなら、家族全員の服をファミクロにまとめるのが一番ですか?」
朝のバタバタを減らすためには、
ファミクロは有効な選択肢です。
でも重要なのは、
服を一か所へ集めることではありません。
本当に考えたいのは、
起きてから家を出るまで、戻らずに準備できること。
です。
まず朝の動きを分解する
例えば、
起きる。
↓
トイレ。
↓
着替える。
↓
洗顔。
↓
髪を整える。
↓
朝食。
↓
歯磨き。
↓
上着。
↓
バッグ。
↓
玄関。
↓
出発。
これを家族全員が同じ時間帯に行います。
「着替えるために戻る」をなくす
例えば、
2階寝室で起床。
↓
1階へ。
↓
朝食。
↓
「着替えてない!」
↓
2階へ戻る。
↓
また1階。
これは朝の大きなロスです。
できれば、
寝室→着替え→洗面→LDK→玄関
と一方向に流れるようにします。
2階寝室ならどこで着替える?
大きく、
① 2階寝室で着替える
② 1階ファミクロで着替える
という方法があります。
どちらが正解ではありません。
生活スタイルで決めます。
1階ファミクロなら朝の上下移動を減らせる
起床。
↓
1階へ。
↓
ファミクロで着替える。
↓
洗面。
↓
朝食。
↓
玄関。
なら、一度1階へ降りたら戻らなくて済みます。
特に子どもの服を1階へ置くと、
「靴下忘れた!」で2階へ戻る
といった動きを減らせます。
でも家族全員が集中する
朝7時。
父親。
母親。
子ども2人。
全員がファミクロ。
狭いと、
服を取れない。
着替えにくい。
人がぶつかる。
ということがあります。
だから、
収納できる広さと、同時に使える広さは別
です。
ファミクロ内で着替えなくてもいい
ファミクロで服を取る。
↓
脱衣室。
寝室。
自分の部屋。
で着替える。
でも構いません。
そうすればファミクロ内に大きな着替えスペースは必要ありません。
子どもの服は「自分で選べる高さ」
朝、
親が、
服を出す。
靴下を出す。
上着を出す。
では親の仕事が増えます。
子ども自身が、
服。
靴下。
ハンカチ。
を取れる高さに収納します。
「一週間分コーナー」という方法も
小さな子どもなら、
月。
火。
水。
木。
金。
と、一週間分の服をあらかじめ準備する方法もあります。
朝は、
その日のセットを取るだけ。
収納の仕組みで朝の判断を減らします。
制服なら「セット収納」
制服。
シャツ。
靴下。
名札。
ハンカチ。
学校用品。
を近くにまとめる。
朝、
制服はある。
でも靴下がない。
名札は2階。
では時間がかかります。
一緒に使う物は一緒に収納
します。
洗面との距離が重要
着替える。
↓
洗面。
↓
髪。
↓
歯磨き。
なら、
ファミクロと洗面が近いと身支度しやすくなります。
ただし、家族全員が集中すると渋滞するため、Q47・Q48の洗面計画にもつながります。
朝食前に着替える?後に着替える?
家庭によって違います。
小さな子どもなら、
朝食。
↓
食べこぼす。
↓
着替える。
という家庭もあります。
一方、
起床後すぐ着替える家庭もあります。
実際の順番によって最適な間取りは変わります。
パジャマはどこへ?
朝脱いだパジャマ。
そのまま床。
ベッド。
では片付きません。
洗うなら洗濯カゴ。
もう一度着るならパジャマ置場。
まで決めます。
洗濯動線ともつなげる
朝脱いだ服。
↓
そのままランドリーへ。
夜。
乾燥。
↓
ファミクロへ。
翌朝。
↓
着る。
という循環ができれば、衣類が家の中をほとんど移動しません。
上着は玄関側に分けてもいい
服はファミクロ。
コート。
ジャンパー。
帽子。
は玄関。
という方法もあります。
全部ファミクロに入れるより、
外出直前に使う物は玄関
の方が便利な場合があります。
バッグも同じ
仕事バッグ。
ランドセル。
保育園バッグ。
は、服と同じ場所でなくても構いません。
朝の流れが、
着替える。
↓
朝食。
↓
バッグ。
↓
上着。
↓
玄関。
となるよう配置します。
「朝7時の間取り図」をつくる
これが一番おすすめです。
父親。
母親。
子ども2人。
を同時に図面上で動かす。
誰がファミクロ?
誰が洗面?
誰がキッチン?
誰がトイレ?
どこでぶつかる?
を確認します。
よくある失敗例
「朝ラクになるように」
と1階に大きなファミクロ。
でも朝7時になると家族4人が集中。
その隣の洗面にも全員集中。
廊下まで渋滞。
「収納場所だけでなく、家族が同時に動くことを考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 起床から出発までの順番を決めたか
- 2階へ戻る動線がないか
- どこで着替えるか決めたか
- 家族が同時にファミクロを使えるか
- 子どもが自分で服を取れるか
- 制服一式をまとめられるか
- パジャマの行き先を決めたか
- 洗面との距離を確認したか
- 上着・バッグの場所を決めたか
- 朝7時に家族全員を動かしたか
まとめ
朝の着替えをラクにする間取りとは、
大きなファミクロがある家ではありません。
重要なのは、
起きる
↓
着替える
↓
洗面
↓
朝食
↓
荷物
↓
上着
↓
玄関
まで、
できるだけ戻らず進めること。
住宅会社へ、
「朝の着替えがラクなファミクロをつくってください」ではなく、「平日の朝7時に家族4人が30分以内に準備して出発すると仮定して、一人ずつ図面上で動かしてください」
とお願いする。
そして、
親が家族全員の服を準備する家ではなく、家族が自分の準備を自分でできる家にする。
これが、朝のバタバタを減らす着替え動線のポイントです。
















