質問
「第一種熱交換換気を検討しています。フィルター掃除が大変と聞きましたが、どのくらいの頻度で掃除・交換が必要ですか?」
結論
換気フィルターの清掃・交換頻度は、製品・設置環境・使用状況によって異なります。
そのため「半年に1回」などと一律に決めるのではなく、採用予定製品の取扱説明書・メーカー推奨条件を確認します。
重要なのは、
掃除頻度+交換頻度+フィルター価格+掃除のしやすさ+本体交換
まで、新築前に把握しておくことです。
① なぜフィルター掃除が必要?
24時間換気は長時間外気を取り込みます。
外気には、
ほこり。
花粉。
虫。
その他の粒子。
などが含まれます。
フィルターはそれらを捕集するため、使用すれば汚れていきます。
② 汚れたままだとどうなる?
フィルターの目詰まりが進むと、換気風量やファン負荷などに影響する可能性があります。
高性能な換気設備でも、メンテナンスされなければ設計時の状態を維持しにくくなります。
③ 「高性能フィルターほどいい」とは限らない
細かな粒子を捕集する性能が高いフィルターにはメリットがあります。
一方で、フィルターには圧力損失もあります。
そのため、
捕集性能+換気風量+消費電力
を製品全体で考えます。
④ 久留米では設置環境も見る
交通量の多い道路沿い。
田畑の近く。
虫が多い場所。
など、周辺環境によってフィルターの汚れ方が変わる可能性があります。
実際の汚れ具合を見ながら管理します。
⑤ フィルターの場所はどこ?
これは契約前に必ず確認したいポイントです。
例えば、
床下。
天井。
壁。
屋外。
など、製品によって設置場所が違います。
脚立がないと掃除できない場所を、30年掃除し続けられるか?
まで考えます。
⑥ 実際に外してみる
モデルハウスやショールームで、
フィルターを外す。
↓
掃除する。
↓
戻す。
という作業を見せてもらうのがおすすめです。
「簡単です」という説明より、自分でできるかを確認するほうが確実です。
⑦ 交換フィルターはいくら?
本体価格だけでなく、
フィルター1枚の価格。
年間何枚必要?
特殊フィルターは?
送料は?
などを確認します。
数十年間では維持費の差になります。
⑧ フィルターだけでなく本体も掃除する?
換気設備によっては、
熱交換素子。
給排気口。
外部フード。
本体。
などの点検・清掃も必要です。
フィルター交換だけがメンテナンスではありません。
⑨ 風量測定も考える
新築時には適切な換気量でも、フィルター汚れや経年によって状況は変わる可能性があります。
定期点検時に換気設備の状態をどこまで確認するのかも聞いておきます。
⑩ 30年間の総費用を見る
換気設備の費用は、
本体価格
+電気代
+フィルター
+清掃
+修理
+本体交換
で考えます。
初期費用だけで換気方式を比較しないことが重要です。
チェックポイント
- メーカー推奨清掃頻度を確認したか
- フィルター交換頻度を確認したか
- 交換フィルター価格を確認したか
- 自分で掃除できる場所か
- 熱交換素子等の清掃方法を確認したか
- 修理費を確認したか
- 本体交換方法を確認したか
まとめ
住宅会社には、
「フィルター掃除は簡単ですか?」だけではなく、
「実際にフィルターを外すところを見せてください。さらに年間のフィルター代・電気代・定期清掃・将来の本体交換まで教えてください」
と質問する。
換気設備は、性能表の数字より「毎年ちゃんと手入れできるか」が重要です。
















