質問
「住宅会社のホームページに『UA値0.38・C値0.3』と書いてありました。私がその会社で建てれば、同じ性能になるのでしょうか?」
結論
カタログやホームページの数値が、そのまま自分の家の性能になるとは限りません。
特に、
UA値=建物ごとに計算する
C値=完成する建物ごとに測定する
という違いを理解することが重要です。
住宅会社の代表値ではなく、「今回建てる自分の家」の数値を確認することが基本です。
① UA値は間取りによって変わる
UA値には、
建物の大きさ。
形状。
窓面積。
窓性能。
屋根・天井。
壁。
床・基礎。
などが関係します。
同じ住宅会社・同じ断熱仕様でも、建物が違えばUA値も変わります。
② 「UA値0.38以下」なら全棟?
広告に、
UA値0.38
と書かれていたら、
全棟0.38以下?
平均?
モデルハウス?
最高実績?
標準モデル?
を確認します。
数字の横に書かれていない条件を見ることが重要です。
③ C値はさらに注意
C値は実際の建物で気密測定して確認します。
そのため、
モデルハウスC値0.2
だったとしても、次に建てる住宅が自動的に0.2になるわけではありません。
④ 「平均C値」にも注意
例えば、
平均C値0.4
と表示されていたら、
何棟の平均?
いつからいつまで?
全棟測定?
最大値は?
まで確認すると、施工品質の安定性を判断しやすくなります。
⑤ UA値は「計算」、C値は「実測」
この違いは非常に重要です。
UA値
→ 図面・仕様から算出。
C値
→ 実際に完成していく住宅で測定。
だから住宅会社には、
「UA値を個別計算しますか?」
「C値を全棟測定しますか?」
の2つを質問します。
⑥ 窓を変更すればUA値も変わる
初期プランでは、
樹脂サッシ。
トリプルガラス。
だった。
しかし予算調整で、
複合サッシ。
ペアガラス。
大開口追加。
となれば、UA値も変わる可能性があります。
最終仕様で再確認することが重要です。
⑦ 間取り変更後の数字を確認する
契約後に、
吹き抜け追加。
窓変更。
建物面積変更。
などがあれば、性能条件も変わる場合があります。
最初にもらった数値だけで終わらず、最終図面・最終仕様の性能値を確認します。
⑧ C値は職人・施工でも変わる
C値には、
窓まわり。
配管。
配線。
コンセント。
気密シート。
壁・天井・床の取り合い。
など、現場施工が関係します。
だから、カタログ値ではなく自宅を測ることに意味があります。
⑨ 「最高記録」に惑わされない
例えば、
C値0.1を達成!
という実績があっても、本当に確認したいのは、
自分の家では何を目標にし、実際に測定するのか
です。
住宅性能は最高記録を競うものではありません。
⑩ 性能保証なのか目標なのか
広告の、
UA値0.38。
C値0.5。
についても、
保証値?
目標値?
参考値?
実績値?
を確認します。
この違いは契約前に明確にしておきます。
チェックポイント
- カタログ値の条件を確認したか
- UA値を個別計算するか
- C値を自宅で測定するか
- 全棟気密測定か
- 平均値・最高値・目標値を区別したか
- 最終仕様で再計算するか
- 測定結果を書面でもらえるか
まとめ
住宅会社には、
「ホームページにUA値0.38・C値0.3と書いてありますが、私の家も同じですよね?」ではなく、
「その数字は平均・最高実績・標準値のどれですか?今回建てる家ではUA値を個別計算し、C値を実際に測定して確認できますか?」
と質問する。
会社の数字と、自分の家の数字を混同しない。
これが住宅性能を正しく比較する重要なポイントです。
















