よくある質問

キッチン横並びダイニングは子育てしやすい?

 

「キッチンとダイニングテーブルを横並びにすると、配膳がラクで子育て家庭には便利ですか?」

最近人気の、

キッチン横並びダイニング。

キッチンの横に、

ダイニングテーブルを並べる配置です。

料理。

↓

横へ移動。

↓

テーブル。

となるため、

配膳・片付けの距離を短くしやすい

のが大きなメリットです。

特に食事回数の多い子育て家庭とは相性のいい配置です。

ただし、

横並びにすれば必ず家事ラク

とは限りません。

最大のメリットは配膳距離

一般的な対面配置では、

キッチン。

↓

回り込む。

↓

ダイニング。

という動線になる場合があります。

横並びなら、

キッチン。

↓

横へ数歩。

↓

テーブル。

で済みます。

1回の食事で何往復する?

例えば夕食。

ご飯。

おかず。

汁物。

箸。

飲み物。

調味料。

配膳だけで何度も往復します。

食後も、

食器。

コップ。

残り物。

をキッチンへ戻します。

つまり、

1日3食×365日

と考えると、配膳距離の短さは積み重なります。

子どもがお手伝いしやすい

料理が完成。

↓

「これ運んで」

子どもが横のダイニングへ。

距離が短ければ、小さな子どもでもお手伝いしやすくなります。

食後も、

自分の食器をキッチンへ戻す。

という習慣をつくりやすくなります。

キッチンとテーブルの高さは違う

キッチン天板。

ダイニングテーブル。

では高さが違うことが一般的です。

単純に横へスライドできるとは限りません。

料理を持ち上げて移す動作はあります。

ダイニング側から冷蔵庫へ行きやすい?

横並びにすると、

テーブル。

キッチン。

冷蔵庫。

の位置関係によっては、

飲み物を取りに行く家族がキッチン内部を通ることがあります。

配膳動線だけでなく、冷蔵庫動線

も確認します。

子どもが何度もキッチンを横切らない?

食事中、

「お茶取ってくる」

「ケチャップ」

「デザート」

と家族が動きます。

冷蔵庫や収納が料理する人の奥にあると、

家族がキッチンへ何度も入ります。

冷蔵庫をダイニング側からアクセスしやすくするなど、配置を考えます。

テーブルの横幅でLDKが長くなる

横並び配置では、

キッチン。

+

ダイニングテーブル。

を横方向に並べます。

そのため、

かなり横長のスペース

が必要になることがあります。

敷地・建物形状によってはLDKが細長くなります。

例えばキッチン+テーブルでどのくらい?

キッチン本体。

通路。

ダイニングテーブル。

椅子。

さらに人が通るスペース。

まで必要です。

図面では、

テーブルだけでなく椅子を引いた状態

まで入れて確認します。

テーブルの端が通路をふさがない?

横並びにした結果、

玄関→リビング。

洗面→リビング。

への通路をダイニングがふさぐ。

ということがあります。

家族が椅子に座っていると、

後ろを通れない。

では使いにくくなります。

「横並びにするための通路」が増えることも

キッチンの反対側へ行くために、

ダイニングテーブルをぐるっと回る。

すると、

ある家事は短くなったけれど、

別の生活動線は長くなる。

ということがあります。

回遊できるようにすればいい?

キッチンの両側を通れるようにする方法があります。

便利ですが、

その分スペースが必要です。

回遊性と床面積

のバランスを考えます。

大きなテーブルへ買い替えられる?

新築時、

4人掛けテーブル。

10年後、

子どもが大きくなる。

友達。

祖父母。

が来る。

6人掛けへ変更したい。

でも横並びスペースがぴったりで入らない。

という可能性があります。

造作テーブルは特に注意

キッチンに合わせた造作ダイニング。

非常にきれいです。

でも、

動かせない。

サイズ変更できない。

買い替えにくい。

という面があります。

家族構成の変化を考えます。

ダイニング学習との相性

子どもがダイニングで宿題。

親はキッチンで料理。

横並びなら距離が近く、声を掛けやすいメリットがあります。

一方、

料理。

食器。

宿題。

が同じ場所に集中するため、夕食前に片付けが必要になります。

テーブルが「物置」にならない?

キッチンのすぐ横。

便利だから、

郵便物。

買い物袋。

学校プリント。

バッグ。

を置きやすい。

結果、

ダイニングテーブルが家の一時置き場になることがあります。

近くに収納を設けることも重要です。

キッチン横並びにしなくても配膳は短くできる

対面ダイニングでも、

キッチン前カウンター。

配膳スペース。

テーブル位置。

を工夫すれば、十分短い動線にできます。

「横並び」という形ではなく、配膳距離そのものを比較する

ことが重要です。

よくある失敗例

SNSで人気の横並びダイニングを採用。

確かに配膳はラク。

でもLDKが横長になり、リビングが少し狭い。

椅子を引くと通路も狭い。

冷蔵庫へ行く家族が料理中のキッチンへ入ってくる。

「配膳だけでなく、家族全員の動線とLDK全体のバランスを考えればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • 配膳距離は本当に短くなるか
  • 食後の片付けも短いか
  • 子どもがお手伝いしやすいか
  • 冷蔵庫へ家族がアクセスしやすいか
  • キッチン内を家族が横切らないか
  • 椅子を引いても通れるか
  • LDKが細長くなりすぎないか
  • テーブルを大きくできるか
  • ダイニング学習をするか
  • 他の配置とも比較したか

まとめ

キッチン横並びダイニングは、

配膳・片付けをラクにしやすく、子育て家庭と相性のいい配置です。

でも、

「横並びだから家事ラク」ではありません。

住宅会社へ、

「横並びダイニングにしてください」ではなく、「夕食を4人分配膳して、食後に食器を食洗機へ戻すまで何歩必要ですか?その間、家族が冷蔵庫を使ってもぶつかりませんか?」

と確認する。

そして、

椅子。

冷蔵庫。

通路。

将来のテーブルサイズ。

まで図面に入れる。

写真で見たときの美しさではなく、1日3回・365日繰り返す配膳と片付けで考える。

これが、横並びダイニングで後悔しないポイントです。

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