「朝、家族4人が洗面所に集中するのを間取りで解決できますか?」
できます。
ただし、
洗面台を大きくするだけでは解決しない
ことがあります。
朝の洗面所には、
歯磨き。
洗顔。
化粧。
ドライヤー。
着替え。
洗濯。
場合によってはトイレへの移動。
まで集中します。
つまり問題は、
洗面台ではなく、家族の行動が一か所に集まりすぎていること
です。
朝7時の洗面所を想像する
母親
→ 化粧・ドライヤー
父親
→ 歯磨き・髪
長女
→ 洗顔・髪
長男
→ 歯磨き
さらに、
洗濯機も動いている。
誰かがお風呂へ。
となると、かなり混雑します。
まず「洗面でなくてもできること」を外へ出す
例えば、
化粧。
ドライヤー。
ヘアセット。
これらは必ずしも洗面ボウル前でなくてもできます。
そこで、
身支度カウンター
を別に設ける方法があります。
洗面ボウルと身支度を分ける
例えば、
洗面ボウル
→ 洗顔・歯磨き
横のカウンター
→ 化粧・ドライヤー
と役割を分ける。
これだけでも、
一人が洗面台を長時間占領するのを防ぎやすくなります。
洗面と脱衣を分ける
子育て家庭では非常に効果が出やすい方法の一つです。
洗面室
→ 家族がいつでも使用
脱衣室
→ 着替え・入浴・洗濯
と分ける。
これなら、
誰かがお風呂。
↓
脱衣室使用中。
でも、
他の家族は洗面を使えます。
洗濯機も洗面から分ける
洗面台の横に洗濯機。
朝、
親が洗濯物を出す。
↓
家族が歯磨き。
↓
狭い場所でぶつかる。
ランドリーを分ければ、
洗濯する人と身支度する人を分離
できます。
ファミクロとの位置も重要
洗面。
↓
ファミクロ。
が近いと、
着替え。
洗顔。
髪。
を一つのエリアで済ませやすくなります。
ただし全員を一か所に集めすぎると、今度はエリア全体が渋滞します。
「通過する人」を減らす
洗面所が、
玄関→LDK。
ファミクロ→LDK。
トイレ→LDK。
などの通り道になっている。
すると、
洗面を使わない人まで通ります。
朝の渋滞を減らすなら、
洗面所を主要通路にしない
という考え方もあります。
2人並べるだけでは足りない
洗面台は幅広。
でも入口は狭い。
一人が立つと通れない。
では渋滞します。
洗面室では、
洗面台の幅+人が立つ場所+後ろを通る幅
まで考えます。
引き戸も使いやすい場合がある
狭い洗面室で開き戸。
ドアを開ける。
↓
中にいる人に当たりそう。
ということがあります。
間取りによっては引き戸にすると、扉の開閉スペースを抑えやすくなります。
コンセントを分散する
ドライヤー。
ヘアアイロン。
シェーバー。
洗面台1か所に電源集中。
では家族がそこへ集まります。
身支度スペースを分けるなら、
コンセントも分散
させます。
鏡も分散する
鏡が洗面台にしかない。
↓
髪を整える人も全員洗面台へ。
玄関近く。
ファミクロ。
身支度カウンター。
などにも鏡があれば、洗面所へ集中しなくなる場合があります。
子どもの歯磨きはどこでする?
小さな子どもは親が仕上げ磨き。
そのため、
洗面台だけでなく、
親が対応しやすいスペースも必要です。
年齢によって使い方が変わることも考えます。
2階洗面という選択肢もある
2階建てで、
寝室が2階。
家族が多い。
なら、
2階に小さな洗面を設ける方法もあります。
朝、
子どもは2階。
親は1階。
と分散できます。
ただし、
設備費。
掃除。
配管。
スペース。
が増えるため、使用頻度と比較します。
トイレ手洗いを活用できる場合も
歯磨きには向きませんが、
ちょっと手を洗うだけ。
なら別の手洗いを利用できる場合があります。
すべての「水を使う行為」を一つの洗面台に集めない
という考え方です。
朝食後の歯磨き動線
朝食。
↓
洗面へ。
↓
玄関。
この流れが自然ならいい。
でも、
朝食。
↓
家の奥の洗面。
↓
LDKを横断。
↓
玄関。
なら往復が発生します。
洗面所の位置は、
朝食後→歯磨き→出発
でも確認します。
よくある失敗例
朝の混雑対策として、
幅の広い洗面台を採用。
でも、
洗面。
脱衣。
洗濯。
ドライヤー。
着替え。
が全部同じ空間。
結果、家族4人が朝7時に集中。
「洗面台を大きくするより、家族の行動を分散させればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 朝7時の家族を全員動かしたか
- 洗顔と身支度を分けられないか
- 洗面と脱衣を分けるか
- 洗濯を別スペースにできるか
- 洗面所が通路になっていないか
- 2人並べる幅があるか
- 後ろを通れるか
- コンセントを分散できるか
- 鏡を別の場所にも設けるか
- 朝食→歯磨き→玄関が自然につながるか
まとめ
朝の洗面所渋滞を防ぐ一番のポイントは、
「洗面台を大きくすること」ではなく、「洗面所でやることを減らすこと」。
例えば、
洗顔・歯磨き
→ 洗面
化粧・ドライヤー
→ 身支度カウンター
着替え
→ ファミクロ・個室
洗濯
→ ランドリー
と分ける。
住宅会社へ、
「洗面台を広くしてください」ではなく、「朝7時に家族4人が同時に準備したとき、洗面・着替え・ドライヤー・洗濯をそれぞれどこでするか図面に入れてください」
とお願いする。
家族全員が一か所へ集まらなくても準備できる家。
これが、朝の洗面所渋滞を減らす間取りのポイントです。
















