「買い物袋を運ぶのが大変なので、玄関とキッチンはできるだけ近い方がいいですよね?」
買い物後、
飲料。
牛乳。
米。
野菜。
冷凍食品。
日用品。
などを運ぶことを考えると、
玄関からキッチンまで近いことにはメリットがあります。
でも、
近ければ近いほどいい
とは限りません。
大切なのは、
買った物をどこへ収納するのか
です。
買い物のゴールはキッチンではない
スーパーから帰宅。
↓
キッチンへ袋を置く。
これで終了ではありません。
その後、
冷蔵庫。
冷凍庫。
パントリー。
日用品収納。
へ分けます。
つまり本当の買い物動線は、
駐車場→玄関→食品収納→キッチン
です。
玄関とキッチンが近くても、パントリーが遠ければ?
買い物袋をキッチンへ置く。
↓
常温食品を持ってパントリーへ。
↓
飲料を別収納へ。
↓
日用品を洗面へ。
となれば、結局何度も運びます。
だから、
買い物袋の中身ごとに収納先を確認する
ことが重要です。
車から玄関までの距離も重要
玄関とキッチンが近くても、
駐車場が玄関から遠い。
なら、
重い荷物を長く運ぶことになります。
特に子育て中は、
買い物袋。
子ども。
保育園バッグ。
を一緒に運ぶことがあります。
だから、
車→玄関→キッチン
を一つの動線として考えます。
勝手口をつくれば便利?
キッチン横に勝手口。
↓
車から直接荷物を入れる。
という間取りもあります。
便利な家庭もありますが、
必須ではありません。
勝手口をつければ、
ドア。
鍵。
掃除。
断熱上の開口部。
なども増えます。
毎日本当に使うか
で判断します。
玄関から直接パントリーという方法
玄関。
↓
パントリー。
↓
キッチン。
とつながれば、
常温食品や日用品を途中で収納できます。
ただし、
通り抜けるためのスペースを確保すると、
パントリーの収納量が減る
ことがあります。
冷蔵庫の位置が大切
玄関からキッチンへ入っても、
冷蔵庫がキッチンの一番奥。
料理している人の後ろを通らないと到達できない。
となると不便です。
買い物袋を持った人と料理する人がぶつからないように、
冷蔵庫へのアクセス
を考えます。
冷蔵庫は家族も使う
冷蔵庫を使うのは料理する人だけではありません。
子どもが飲み物。
家族がデザート。
朝の牛乳。
などを取りに来ます。
そのたびにキッチンの作業スペースへ入る間取りだと、料理中にぶつかりやすくなります。
だから、
玄関からの買い物動線+家族の冷蔵庫動線
の両方を考えます。
キッチンが玄関から見えすぎない?
玄関とキッチンを近づけすぎると、
来客時に、
キッチン内部。
冷蔵庫。
食品ストック。
ゴミ箱。
まで見えることがあります。
使いやすさと、
来客時の視線
のバランスも必要です。
ニオイや音も考える
玄関ドアを開けた瞬間に、
キッチンの料理のニオイ。
食洗機や家電の音。
が直接伝わる場合があります。
必ず問題になるわけではありませんが、
単純に距離だけで決めず、
間に、
壁。
収納。
ホール。
などをどう配置するか考えます。
キッチン横の玄関は間取り全体にも影響する
玄関。
キッチン。
パントリー。
を近くすると便利。
でも、
南側の明るい場所をキッチンに使う。
リビングが狭くなる。
など、別の部分へ影響する可能性があります。
だから、
買い物動線のために間取り全体を犠牲にしない
ことも大切です。
重い物だけ別収納でもいい
例えば、
米。
飲料。
ペットボトル。
など重い物だけを玄関近くの収納へ。
その他食品はキッチンへ。
という方法もあります。
すべてを大きなパントリーへ集める必要はありません。
「何歩」より「何回運ぶか」
玄関からキッチンまで、
10歩。
15歩。
その差よりも、
買い物袋を、
キッチン。
パントリー。
洗面。
へ3往復する方が負担になる場合があります。
だから、
距離より荷物を持って歩く回数
を見ることがポイントです。
よくある失敗例
「買い物がラクになるように」
と玄関とキッチンを隣接。
しかし、
冷蔵庫はキッチン奥。
パントリーは別方向。
日用品収納も洗面。
結局、買い物袋を何度も運ぶ。
さらに玄関からキッチンが丸見え。
「玄関とキッチンの距離ではなく、買った物の収納先まで考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 駐車場から玄関まで近いか
- 玄関からキッチンまで荷物を運びやすいか
- 冷蔵庫へ行きやすいか
- 冷凍庫への動線を考えたか
- パントリーへの動線を考えたか
- 日用品の収納先を考えたか
- 料理中の人とぶつからないか
- 家族が冷蔵庫を使いやすいか
- 玄関からキッチンが丸見えにならないか
- 荷物を持って何往復するか確認したか
まとめ
玄関とキッチンは、
近い方が便利なことは多い。
でも本当に見るべきなのは、
距離ではなく「買った物が収納されるまで」
です。
車から荷物を降ろす。
↓
玄関。
↓
冷蔵庫。
↓
冷凍庫。
↓
パントリー。
↓
日用品収納。
ここまで図面上で動かしてみる。
住宅会社へ、
「玄関とキッチンは近いですか?」ではなく、「スーパーの買い物袋を4袋持って帰ったとき、全部収納し終わるまで何往復しますか?」
と聞いてみる。
買い物動線は、玄関からキッチンまでではなく、車から収納が終わるまで。
これが、共働き・子育て家庭で考えたいポイントです。
















