質問
「収納は家の床面積の10〜15%くらい必要と聞きました。収納率を目安に間取りを決めれば大丈夫ですか?」
結論
収納は「何%あれば安心」という数字だけで決めないことが重要です。
同じ収納面積でも、
何をしまう?
+どこで使う?
+誰が使う?
+出し入れしやすい?
によって使いやすさは大きく変わります。
重要なのは**収納率より「適所収納」**です。
① まず持ち物を分類する
例えば、
玄関
→ 靴・傘・ベビーカー・外遊び用品。
LDK
→ 書類・文房具・おもちゃ。
キッチン
→ 食品・日用品。
洗面
→ タオル・下着。
というように分類します。
② 大収納1か所だけでは片付かない
大きなファミクロがあっても、リビングで使う物を毎回そこまで戻すのが面倒なら、LDKに物が残りやすくなります。
使う場所の近くに戻せる収納が重要です。
③ 奥行きが深すぎる収納にも注意
深い収納は容量が大きく見えますが、
手前に物を置く。
↓
奥の物が取れない。
となることがあります。
収納する物に合わせて奥行きを決めます。
④ 「床面積」より「壁面」を見る
ウォークイン収納は人が歩く通路も必要です。
同じ2畳でも、壁面収納のほうが効率よく収納できる場合があります。
⑤ 収納を増やしすぎると家も大きくなる
パントリー3畳。
ファミクロ4畳。
シューズクローク2畳。
などを全部足していくと、建物面積・建築費も増えます。
⑥ 将来の持ち物も考える
子どもが成長すると、
おもちゃ
→ 学校用品
→ 部活動用品
など、収納する物も変わります。
用途を限定しすぎない収納も便利です。
チェックポイント
- 持ち物を場所別に分類したか
- 使う場所の近くに収納があるか
- 奥行きを深くしすぎていないか
- 通路ばかりの収納になっていないか
- 収納のために家を大きくしていないか
- 将来用途を変更できるか
まとめ
住宅会社には、
「収納率を15%にしてください」ではなく、「家族の持ち物をリスト化して、使う場所の近くに必要量だけ収納してください」
と相談する。
収納は多さより、戻しやすさ。
収納率が高い家より、物の住所が決まっている家のほうが片付きやすい間取りになります。
















