「コンセントで後悔したくないので、とにかくたくさん付けておけば安心ですよね?」
家づくりの後悔でよく出てくる、
コンセント。
住み始めてから、
ここにも欲しかった。
家具の後ろに隠れた。
延長コードだらけになった。
ということがあります。
だから、
「多めに付けよう」
という考え方自体は悪くありません。
しかし本当に重要なのは、
コンセントの数より、「何を・どこで・どう使うか」
です。
まず家電を全部書き出す
コンセント計画では、間取り図を見ながら、
テレビ。
冷蔵庫。
電子レンジ。
炊飯器。
掃除機。
ドライヤー。
スマートフォン。
パソコン。
ゲーム機。
空気清浄機。
ロボット掃除機。
など、
実際に使う電気製品を書き込む
ところから始めます。
「部屋に何個」ではなく「使う場所」
例えば、
LDKにコンセント8か所。
数字だけ見ると十分そうです。
しかし、
テレビ周辺に集中。
ソファ周辺にはゼロ。
ダイニングにもゼロ。
では使いにくいですよね。
だから、
個数ではなく使用位置
を見ることが重要です。
家具を置いてから考える
これが特に重要です。
コンセントを決める。
↓
家具を決める。
ではなく、
家具配置を決める。
↓
コンセント位置を決める。
という順番です。
例えばソファ横なら、
スマートフォン。
タブレット。
スタンド照明。
などを使う可能性があります。
テレビ裏は何口必要?
テレビ周辺には、
テレビ。
レコーダー。
ゲーム機。
ストリーミング端末。
Wi-Fi関連機器。
サウンドバー。
などが集まります。
2口コンセント1個だけでは、すぐに電源タップが必要になる可能性があります。
だから、
テレビを見るために何台の機器を使うか
まで考えます。
キッチンは特に多く必要
キッチンでは、
電子レンジ。
炊飯器。
トースター。
電気ケトル。
コーヒーメーカー。
ミキサー。
調理家電。
などがあります。
しかも、
同時に使う可能性があります。
コンセント数だけでなく、
回路分け
も重要です。
キッチンカウンターにも必要?
料理中、
ハンドミキサー。
フードプロセッサー。
電気圧力鍋。
などを使う家庭なら、
作業台付近のコンセントが便利です。
逆に調理家電をほとんど使わないなら、必要性は下がります。
自分たちの料理方法から決める
ことが重要です。
ダイニングテーブル周辺は?
最近はダイニングテーブルで、
ノートPC。
タブレット。
スマートフォン。
ホットプレート。
などを使う家庭もあります。
壁から延長コードを引くより、
近くに電源がある方が便利です。
ただし床コンセントなどを採用する場合は、
家具配置変更。
掃除。
水こぼれ。
なども考えます。
掃除機のコンセントは?
コードレス掃除機なら、
使う場所より、
充電する場所
が重要です。
収納の中へ掃除機をしまうなら、
収納内部にコンセントが必要になる場合があります。
ロボット掃除機なら、
基地の位置。
本体高さ。
家具との関係。
まで考えます。
洗面所は家電が増えている
ドライヤー。
ヘアアイロン。
電動歯ブラシ。
シェーバー。
美容家電。
など。
家族2人が同時に使うこともあります。
だから、
「洗面台にコンセントがあります」で終わらず、何口を誰が使うか
まで確認します。
玄関にも必要?
玄関では、
電動自転車のバッテリー。
掃除機。
季節のイルミネーション。
防犯設備。
などに電源を使う場合があります。
シューズクローク内に充電場所を設ける方法もあります。
屋外コンセントも忘れない
屋外では、
高圧洗浄機。
電動工具。
庭の照明。
防犯カメラ。
電動自転車。
掃除。
などに電源を使う可能性があります。
外構工事が終わってから追加すると、配線工事が必要になる場合があります。
高さも重要
一般的な低い位置だけでなく、
キッチンカウンター。
造作デスク。
テレビ。
掃除機収納。
ベッドサイド。
などでは、
使う家電に合わせた高さ
にします。
コンセントは、
「あるかないか」だけではなく、
どの高さにあるか
まで確認します。
USBコンセントは付ける?
USB Type-A。
USB Type-C。
などを直接接続できるコンセントもあります。
便利ですが、充電規格や機器は変化します。
住宅は何十年も使います。
だから、
USB一体型を大量に付けるより、
一般コンセント+交換可能な充電器
という考え方もあります。
よくある失敗例
「コンセントは多めに」
と住宅会社へ依頼し、数は十分。
しかし入居すると、
ソファでスマホを充電できない。
ダイニングでPCを使いにくい。
掃除機収納に電源がない。
一方、家具裏には使わないコンセントが何個もある。
「数ではなく、生活動作から決めればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 家電を全部書き出したか
- 家具配置を先に決めたか
- テレビ周辺の機器数を考えたか
- キッチン家電を考えたか
- ダイニングで電気を使うか
- 掃除機の充電場所を決めたか
- 洗面家電を考えたか
- 収納内コンセントを検討したか
- 屋外コンセントを確認したか
- コンセント高さまで確認したか
まとめ
コンセント計画で大切なのは、
数ではなく、生活です。
朝起きる。
料理する。
仕事する。
掃除する。
スマホを充電する。
寝る。
この一日の生活に、
電気を使う場面を書き込んでいく。
だから住宅会社へ、
「LDKには何個あれば十分ですか?」ではなく、「家具と家電を配置した状態で、使う場所ごとにコンセントを確認したいです」
と伝える。
コンセントを配置するのではなく、暮らしに電源を配置する。
これが後悔しないコンセント計画です。
















