質問
「住宅会社からモデルハウスのC値が0.3だったと説明されました。それなら、その会社が建てる家はすべて高気密と考えていいですか?」
結論
モデルハウス1棟のC値が良くても、自分たちが建てる家のC値が同じとは限りません。
気密性能は、
間取り+建物形状+窓+配管・配線+施工精度+職人の施工
などによって変わります。
だから重要なのは、
「過去に良いC値が出たか」ではなく「今回建てる自分の家を実際に測るか」
です。
① C値は住宅ごとに違う
同じ住宅会社・同じ仕様でも、
平屋。
2階建て。
吹き抜け。
窓の数。
設備配管。
建物形状。
などは住宅ごとに違います。
そのため、気密性能も一棟ごとに確認する必要があります。
② モデルハウスは「実績の一例」
例えば、
モデルハウスC値0.3
という結果は、その建物の測定結果としては参考になります。
しかし、それをそのまま、
「当社の住宅はすべてC値0.3」
とは考えられません。
③ 「平均C値」にも注意
住宅会社から、
「平均C値0.4です」
と言われた場合も、
何棟測定した?
全棟?
良かった住宅だけ?
直近何年間?
まで確認すると実態が分かりやすくなります。
④ 全棟測定なら自宅の結果が分かる
全棟気密測定なら、
今回建てた自分たちの家のC値
を確認できます。
これは大きな違いです。
⑤ 気密測定は施工確認にもなる
C値が想定より悪かった場合、
窓まわり。
配管・配線。
気密シート。
床・壁。
天井・壁。
などの漏気箇所を確認するきっかけになります。
⑥ 「全棟測定」の意味を確認
全棟測定と言っても、
中間時だけ?
完成時だけ?
両方?
測定結果は施主へ渡す?
目標値はある?
など、会社によって運用が違う場合があります。
具体的な測定方法まで聞きます。
⑦ 目標値を下回ったらどうする?
ここは特に重要です。
例えば、
目標C値0.5以下
としているなら、
0.8だった場合は?
漏気箇所を探す?
補修する?
再測定する?
まで契約前に確認しておきます。
チェックポイント
- モデルハウスのC値だけを見ていないか
- 全棟測定か確認したか
- 過去の測定棟数を確認したか
- 目標C値を確認したか
- 結果を施主へ提示するか
- 目標未達時の対応を確認したか
- 再測定するか確認したか
まとめ
住宅会社には、
「モデルハウスのC値はいくつでしたか?」だけではなく、
「すべての住宅で気密測定を行い、今回建てる私たちの家のC値も実測しますか?目標値を満たさなかった場合はどう対応しますか?」
と質問する。
モデルハウスのC値は、その家の成績。
本当に知りたいのは、自分たちが建てる家の成績です。
だから高気密住宅では、全棟で測って確認する仕組みがあるかを見ることが重要です。
















