質問
「久留米は比較的温暖なので、断熱等級5でも十分ではないでしょうか?断熱等級6まで上げる必要がありますか?」
結論
断熱等級5がダメということではありません。
ただし、新築住宅はこれから30年・50年と暮らすものです。
久留米で考える場合も、
冬の寒さ+夏の暑さ+冷暖房費+部屋間温度差+将来の省エネ性能
まで考えて、等級5と6を比較することをおすすめします。
6地域では、
断熱等級5:UA値0.60以下
断熱等級6:UA値0.46以下
が基準です。
① 等級5はZEH水準
断熱等級5は、6地域ではUA値0.60以下が基準です。
決して「断熱性能がない住宅」という意味ではありません。
重要なのは、等級5と6で建築費・室内環境・冷暖房負荷などがどう変わるのかを具体的に比較することです。
② 等級6はさらに熱を逃がしにくい
等級6ではUA値0.46以下が求められます。
冬に暖房した熱や、夏に冷房した室内環境を維持しやすくするための建物性能を高める考え方です。
③ 久留米は「冬だけ」で判断しない
「福岡だから寒くない」
という理由だけで断熱性能を決めないことが重要です。
久留米では夏の暑さもあります。
高断熱化と同時に、
窓+日射遮蔽+空調
を考えます。
④ 高断熱ほど夏の日射対策が重要
高断熱住宅は外からの熱を伝わりにくくする一方、窓から入った日射熱への対策も重要です。
特に、
大きな西窓。
日射遮蔽のない窓。
には注意します。
「断熱等級6にしたから夏も自動的に涼しい」ではありません。
⑤ 等級だけでなくC値も確認
断熱等級6でも、気密施工の状態は等級だけでは分かりません。
そこで、
全棟気密測定をしているか?
実際のC値はいくつか?
も確認します。
⑥ 追加費用を確認する
住宅会社には、
「等級5から6へ上げると、具体的に何が変わり、追加費用はいくらですか?」
と聞きます。
断熱材。
窓。
屋根・天井。
床・基礎。
など、どこを変更するのかまで確認すると判断しやすくなります。
チェックポイント
- 等級5・6の違いを理解したか
- 自宅のUA値を確認したか
- 等級6への追加費用を確認したか
- C値を実測するか
- 窓性能を確認したか
- 夏の日射遮蔽を考えたか
まとめ
住宅会社には、
「久留米なら等級5で十分ですか?」ではなく、
「等級5と6で、今回の家のUA値・仕様・追加費用・冷暖房負荷がどう変わるのか比較してください」
と相談する。
大切なのは、
「久留米だから高断熱はいらない」でも、
「等級6なら絶対正解」でもありません。
長く暮らす家として、性能差と費用差を理解したうえで選ぶことが重要です。
















