4人家族の「欲しい」を詰め込んだ、28.43坪の平屋

今回ご紹介するのは、デザインハウス久留米福岡で実際に建築した、ご夫婦+お子さま2人の4人家族が暮らす平屋住宅です。
延床面積は93.98㎡(28.43坪)。
今回の家づくりで大切にしたのは、ただ広い平屋をつくることではありません。
「家族4人それぞれの個室が欲しい」
「家族が集まれる広いLDKが欲しい」
「収納もしっかり確保したい」
そして、
「普通の平屋ではなく、ヌックやロフトのある楽しい家にしたい」
というご希望がありました。
そこで、18.9帖のLDKを中心に、6.8帖の洋室、4.5帖の洋室2室、ウォークインクローゼット、シューズクローク、そしてヌック+ロフトを組み合わせました。実際の設計図でも、これらの空間を28.43坪の中に配置しています。
一方、間取りにこだわれば、その分コストもかかります。
そこで今回は、すべてを最高仕様にするのではなく、
「間取りにはこだわる。でも住宅性能も必要な水準は確保する。」
という考え方で、当社の**「ZEH de ローコスト(ZEH仕様基準)」**を採用しました。
その結果、
建物価格 2,112万円
実例総額 2,402万9,600円(税込)
で完成しました。
まずは実際にかかった金額を公開
住宅価格を見るときに、最初に知っていただきたいのが、
「建物価格」と「実際に必要な総額」は違う
ということです。
今回の建物価格は2,112万円でした。
しかし、実際に家を完成させるためには、地盤改良、浄化槽、外構工事、BELS認定などの費用も必要になりました。
今回実際にかかった費用はこちらです。
| 項目 | 金額(税込) |
| 建物価格 | 21,120,000円 |
| 地盤改良工事 | 770,000円 |
| 浄化槽工事 | 660,000円 |
| 外構工事 | 1,359,600円 |
| BELS認定 | 120,000円 |
| 建物価格以外 合計 | 2,909,600円 |
| 実例総額 | 24,029,600円 |
つまり、
建物価格 2,112万円
+
その他工事・認定費 290万9,600円
=
総額2,402万9,600円
となりました。
住宅会社の広告では、「建物○○万円」「坪単価○○万円」という価格が目立ちます。
しかし、本当に知りたいのは、
「最終的にいくら必要だったのか?」
ではないでしょうか。
だからこそ、デザインハウス久留米福岡では建物価格だけでなく、実際に必要となった費用まで公開していきます。
建物概要|28.43坪・3LDK+ヌック+ロフト
今回の住宅の基本情報をまとめると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
| 家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
| 建物 | 平屋 |
| 延床面積 | 93.98㎡(28.43坪) |
| 間取り | 3LDK+ヌック+ロフト |
| LDK | 18.9帖 |
| 工法 | 2×4工法 |
| 断熱性能 | 断熱等級5 |
| UA値 | 0.52W/㎡・K |
| 再エネ削減率 | 25% |
| 太陽光発電 | 9.55kW |
| 太陽光システム | LIXIL「建て得」 |
| BELS | 認定取得 |
| 耐震等級3認定 | 取得なし |
| 気密測定 | 実施なし |
| 建物価格 | 2,112万円 |
| 実例総額 | 2,402万9,600円 |
28.43坪で4人家族。
「広さ」より「面積の使い方」を考えました
平屋を検討すると、
「4人家族なら何坪必要?」
というご質問をよくいただきます。
今回の実例は、その一つの答えになると思います。
延床28.43坪の中に、
18.9帖LDK
6.8帖洋室
4.5帖洋室×2室
ウォークインクローゼット
シューズクローク
ヌック+ロフト
浴室・脱衣室・トイレ
などを配置しています。
重要なのは、
「何坪あるか」だけではありません。
30坪を超えていても廊下や使いにくいスペースが多ければ、思ったほど広く感じないことがあります。
反対に、30坪未満でも動線や収納を整理すれば、家族4人に必要な居場所をしっかり確保できます。
今回の住宅は、28.43坪という面積をどう有効に使うかを考えた平屋です。
こだわり①
家族が自然と集まる18.9帖LDK
家の中心には、18.9帖のLDKを配置しました。
4人家族で暮らす場合、個室だけでなく、家族が一緒に過ごす場所をどうつくるかも重要です。
LDKを家の中心にすることで、
料理をする人、ダイニングで食事をする人、リビングでくつろぐ人。
それぞれが違うことをしていても、同じ空間で家族の気配を感じられます。
個室を必要以上に大きくするのではなく、家族が最も長く使うLDKにしっかり面積を配分したことが、この間取りのポイントです。
こだわり②
「ヌック+ロフト」で平屋を立体的に使う
今回の家で、特に特徴的なのが、
ヌック+ロフト
です。
ヌックは、大きな部屋とは少し違う、コンパクトで落ち着ける居場所。
例えば、
読書をする。
子どもが遊ぶ。
宿題をする。
一人でスマートフォンを見る。
家族から少し離れてくつろぐ。
そんな使い方ができます。
さらに今回は、その空間にロフトを組み合わせました。
平屋は基本的にワンフロアですが、ロフトをつくることで、床面積を横方向だけで考えるのではなく、高さ方向にも空間を活用できます。
実際の図面でも、LDKに隣接する位置に「ヌック+ロフト」と階段を設けています。
平屋なのに、ちょっと秘密基地のような場所がある。
お子さまにとっても、家で過ごすことが楽しくなる空間です。
こだわり③
子ども部屋は4.5帖×2室
子ども部屋は、4.5帖を2室確保しました。
「子ども部屋は6帖必要なのでは?」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、子ども部屋をどこまで大きくするかは、家全体の面積や予算にも大きく影響します。
子ども部屋を必要以上に大きくせず、その分をLDKや収納、ヌックなど家族みんなで使う場所へ振り分ける。
これも28.43坪で今回の間取りを実現するための考え方です。
こだわり④
主寝室は6.8帖+ウォークインクローゼット
主寝室となる洋室は6.8帖。
さらにウォークインクローゼットを設けています。
寝室そのものを必要以上に広くするより、
「寝る場所」と「収納する場所」を分ける。
こうすることで、居室に家具を増やしすぎず、すっきり暮らしやすい間取りになります。
ほかにも、各室のクローゼット、物入、本棚、シューズクロークなど、収納場所を分散して配置しています。
なぜ「ZEH de ローコスト」にしたのか?
今回の住宅は、ヌックやロフトなど間取りにもこだわっています。
当然ですが、
間取りも最高仕様。
設備も最高仕様。
断熱も最高水準。
耐震認定も取得。
すべてオプション追加。
とすれば、建築費はどんどん上がります。
家づくりで重要なのは、
「何を優先するかを決めること」
です。
今回は、
家族4人で暮らせる平屋
18.9帖LDK
ヌック+ロフト
必要な収納
という間取りへのこだわりを残しながら、住宅性能についてはZEH水準を基準にすることで、価格と性能のバランスを取りました。
これが今回「ZEH de ローコスト」を選んだ理由です。
断熱等級5・UA値0.52
今回の住宅は、
断熱等級5
UA値0.52W/㎡・K
です。
UA値は、住宅の内部から外へどの程度熱が逃げやすいかを示す数値で、基本的には数値が小さいほど断熱性能が高くなります。
今回の家では、デザインハウス久留米福岡のより高性能な仕様のように断熱等級6を目指すのではなく、ZEH水準と予算のバランスを重視しています。
ここが今回の実例で伝えたい大切なポイントです。
「高ければ高いほどいい」だけで家を決めない。
住宅性能をどこまで求めるのか。
間取りにいくら使うのか。
家づくり全体の予算はいくらなのか。
それを家族ごとに考える必要があります。
耐震等級3認定と気密測定は採用していません
実例集だからこそ、採用していないものについても公開します。
今回の住宅では、
耐震等級3の第三者認定は取得していません。
また、
気密測定も実施していないため、C値の実測データもありません。
したがって、この実例について「耐震等級3」「C値○○」とは表示していません。
デザインハウス久留米福岡では、耐震等級3の第三者認定や気密測定を行う、より性能を重視した仕様も選択できます。
その分、当然コストは変わります。
だからこそ、
「その価格に、どの性能まで含まれているのか?」
を確認することが大切です。
太陽光発電9.55kWを搭載
今回の住宅には、
太陽光発電9.55kW
を搭載しました。
採用したのは**LIXIL「建て得」**です。
平屋は屋根面積を確保しやすいため、屋根を太陽光発電に活用しやすいのも特徴の一つです。
今回の住宅では、断熱等級5・UA値0.52の住宅性能と太陽光発電を組み合わせ、**再エネ削減率25%**という性能データになっています。
建てるときの価格だけではなく、建てた後のエネルギーまで考える。
これも「ZEH de ローコスト」で大切にしている考え方です。
坪単価は約74.3万円。
でも、坪単価だけでは比較できません
建物価格2,112万円を28.43坪で割ると、
約74.3万円/坪
です。
さらに、地盤改良、浄化槽、外構、BELS認定まで含めた総額2,402万9,600円で計算すると、
約84.5万円/坪
となります。
しかし、この数字だけを別の住宅と比較しても、正確な比較にはなりません。
例えば、
太陽光9.55kWは入っている?
外構工事は入っている?
地盤改良費は?
浄化槽工事は?
BELS認定費は?
断熱等級は?
UA値は?
条件が違えば坪単価も変わります。
比較すべきなのは、
「その総額で、何が入った家が完成するのか?」
です。
「2,112万円の家」が、なぜ総額2,402万円になる?
今回の実例は、住宅価格を見るうえでも参考になります。
建物価格は、
2,112万円。
そこへ、
地盤改良 77万円
浄化槽 66万円
外構 135万9,600円
BELS認定 12万円
が加わりました。
合計すると、
建物以外 290万9,600円。
したがって、
2,112万円+290万9,600円
=2,402万9,600円
これが実際の総額です。
住宅広告を見るときには、
「建物が安いか」だけでなく、「完成までに何が別途必要なのか」
まで確認してください。
この実例から伝えたいこと
今回の住宅は、すべてを最高性能にした住宅ではありません。
だからといって、
価格だけを追求した住宅でもありません。
ご夫婦とお子さま2人が暮らすための3つの個室。
家族が集まれる18.9帖LDK。
収納。
そして、暮らしを少し楽しくしてくれるヌックとロフト。
その「欲しい」を優先しながら、
断熱等級5
UA値0.52
太陽光9.55kW
再エネ削減率25%
BELS認定
という性能を組み合わせました。
そして、
建物価格 2,112万円
その他工事等 290万9,600円
実例総額 2,402万9,600円(税込)
となりました。
家づくりは「何を付けるか」より、
「何を大切にするか」
住宅性能をもっと高くすることもできます。
家をもっと大きくすることもできます。
設備をもっと豪華にすることもできます。
でも、すべてを求めれば予算は上がります。
今回の家族が選んだのは、
「性能だけに予算を使うのではなく、家族が楽しく暮らせる間取りにも予算を使う」
という家づくりでした。
28.43坪の平屋でも、
3LDK+18.9帖LDK+WIC+ヌック+ロフト。
必要なところにはしっかりこだわる。
一方で、住宅性能はZEH水準と予算のバランスを取る。
これが今回の**「ZEH de ローコスト」**の実例です。
















