今回ご紹介するのは、デザインハウス久留米福岡で建築した延床27.8坪の2階建て住宅です。
「建築費を抑えると、住宅性能も下がってしまうのでは?」
そんなイメージを持たれる方も少なくありません。
しかし今回の住宅では、建物を必要以上に大きくするのではなく、耐震・断熱・気密・省エネ・太陽光発電といった、建てた後から簡単には変えられない部分を重視しました。
そして、建物価格だけではなく、浄化槽工事、地盤改良、性能認定費用、GX志向型住宅対応設備などまで含めた実例価格を公開します。
今回の結論
27.8坪・高性能2階建て住宅
実例総額 2,194.5万円(税込)
建物価格だけを安く見せる価格表示ではありません。
今回実際に必要となった費用を積み上げると、
| 項目 | 金額(税込) |
| 建物価格 | 1,939.3万円 |
| 浄化槽工事 | 66万円 |
| 地盤改良工事 | 88万円 |
| 地盤整地代 | 22万円 |
| 住宅設備機器10年保証 | 11万円 |
| BELS認定・耐震等級3認定料 | 46.2万円 |
| GX志向型対応設備(IoT) | 22万円 |
| 実例総額 | 2,194.5万円 |
つまり、建物価格以外に必要だった費用は255.2万円です。
住宅会社を比較するときに重要なのは、「建物はいくら?」だけではありません。
最終的に、その家を建てるためにいくら必要だったのか。
ここまで確認することが大切です。
建物概要
今回の住宅の大きなポイントは、価格だけではありません。
2,000万円台前半の実例総額で、住宅性能をどこまで確保したのか。
ここをぜひ見ていただきたい住宅です。
| 項目 | 内容 |
| 建物 | 2階建て住宅 |
| 延床面積 | 91.91㎡(27.8坪) |
| 構造 | 2×6工法 |
| 断熱性能 | 断熱等級6 |
| UA値 | 0.38W/㎡・K |
| 気密性能 | C値0.7㎠/㎡ |
| 耐震性能 | 耐震等級3 |
| 構造計算 | 許容応力度計算 |
| 第三者評価 | 第三者認定機関より耐震等級3取得 |
| 省エネ性能 | GX志向型住宅 |
| 再エネ削減率 | 36% |
| 太陽光発電 | 9.77kW |
| 太陽光システム | LIXIL「建て得」搭載 |
| 建物価格 | 1,939.3万円(税込) |
| 実例総額 | 2,194.5万円(税込) |
この家の最大の特徴
大きさに予算を使いすぎず、「家そのものの性能」を高めました。
今回の住宅は、延床91.91㎡(27.8坪)
決して大きさを競う住宅ではありません。
その代わり、家族が長く暮らす住宅として、
「後から変えにくいものには、最初からしっかり予算を使う」
という考え方で計画しています。
耐震性能、断熱性能、気密性能、構造、太陽光発電、省エネ設備。
目に見える豪華な設備だけではなく、暮らし始めてから長く影響する基本性能を優先した家づくりです。
UA値0.38
「断熱等級6」だけではなく、実際の数値まで公開します。
今回の住宅は断熱等級6、UA値0.38W/㎡・Kです。
「高断熱住宅」「断熱等級6」という言葉だけで比較するのではなく、デザインハウス久留米福岡では、できるだけ具体的な性能数値を確認していただきたいと考えています。
断熱性能を高めることは、冬の暖房時に室内の熱が逃げることや、夏に外から熱が入り込むことを抑えるための重要な要素です。
ただし、断熱だけ高ければ良いわけではありません。
そこで重要になるのが気密性能です。
気密測定 C値0.7㎠/㎡
「高気密です」ではなく、測って確認。
今回の住宅では気密測定を行い、
C値0.7㎠/㎡
という結果になりました。
C値は、住宅にどの程度の隙間があるのかを表す指標です。
設計図だけで決まるUA値とは異なり、C値は実際の施工状態にも左右されます。
だからこそ、
「高気密住宅です」という言葉だけではなく、実際に測定した数値を見る。
これを大切にしています。
耐震等級3
「耐震等級3相当」ではありません。
今回の住宅は、
耐震等級3を第三者認定機関より取得。
さらに、構造については許容応力度計算を行っています。
「耐震等級3相当」という住宅会社独自の表現ではなく、第三者による認定として残すことを重視しました。
家族を守る住宅だからこそ、
「大丈夫だと思います」ではなく、計算と認定で確認する。
デザインハウス久留米福岡が大切にしている考え方です。
2×6工法を採用
構造には2×6工法を採用しています。
住宅性能は、単に「2×6だから高性能」というわけではありません。
構造計算、断熱施工、気密施工などを組み合わせて、住宅全体として性能を考えることが重要です。
今回の住宅でも、
2×6工法 × 許容応力度計算 × 耐震等級3 × 断熱等級6 × 気密測定
という形で、それぞれの性能を確認しています。
太陽光発電9.77kW
LIXIL「建て得」を採用
屋根には9.77kWの太陽光発電システムを搭載。
今回はLIXILの「建て得」を利用しています。
太陽光発電は「何kW載っているか」だけでなく、屋根形状、方位、日射条件、自家消費量などによって実際の効果が変わります。
そのため、住宅そのものの省エネ性能と太陽光発電をセットで考えることが重要です。
GX志向型住宅
2026年の補助金110万円対象住宅
今回の住宅はGX志向型住宅として計画しています。
2026年の「みらいエコ住宅2026事業」では、GX志向型住宅はすべての世帯が対象で、地域区分5~8では基本額110万円/戸となっています。地域区分1~4は125万円/戸です。(住宅省エネ2026キャンペーン)
今回の住宅では、
UA値0.38
再エネ削減率36%
太陽光発電9.77kW
GX志向型対応設備(IoT)
という仕様・性能データを確認しています。
※補助金には住宅性能、地域、工事時期、申請時期等の要件があり、予算上限に達した場合は受付終了となります。2026年9月10日時点で公式サイトではGX志向型住宅の予算消化状況も公開されています。(住宅省エネ2026キャンペーン)
27.8坪でも4LDK相当の部屋数を確保
今回の間取りは、1階に14帖LDK、3帖の畳コーナー、3帖の洋室、パントリー、洗面脱衣室、浴室、トイレ、玄関、SCを配置。
2階には6帖・5.3帖・4帖の3つの洋室とクローゼットを配置した、コンパクトながら部屋数をしっかり確保した2階建てプランです。
広さだけを増やすのではなく、必要な場所に必要な面積を配分することで、建築費を抑えながら家族の生活空間を確保しています。
坪単価だけで判断しないでください。
建物価格1,939.3万円を27.8坪で単純に割ると、
約69.8万円/坪
になります。
実例総額2,194.5万円を27.8坪で単純に割ると、
約78.9万円/坪
です。
しかし、この「坪単価」だけで他社と比較することはおすすめしません。
今回の価格には、耐震等級3認定、許容応力度計算、断熱等級6、UA値0.38、気密測定、GX対応設備、太陽光9.77kWなど、この住宅で実際に採用した性能・仕様があります。
比較すべきなのは「坪単価」ではなく、
「その総額で、どんな家が完成するのか」です。
この実例から伝えたいこと
今回の家づくりで、デザインハウス久留米福岡がお伝えしたいのは、
「価格を抑える=性能を落とす」ではない。
ということです。
延床27.8坪という現実的な大きさにまとめながら、
耐震等級3・許容応力度計算・断熱等級6・UA値0.38・C値0.7・2×6工法・太陽光9.77kW・GX志向型住宅。
住宅性能にはしっかり予算を配分しました。
そして、
建物価格 1,939.3万円
実例総額 2,194.5万円
実際に建てた住宅だからこそ、性能だけでなく価格もできる限り具体的に公開する。
これが、デザインハウス久留米福岡の実例集です。
大きな家より、家族にちょうどいい家。
安さだけより、数字で確認できる性能。
性能は妥協せず、総額2,194.5万円。
建てる前に気づけた人が勝ち。
















