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補助金を受け取るタイミングはいつ?自己資金が一時的に持ち出しになる?

結論:補助金が実際に手元に入る(または建築費と相殺される)のは「家がすべて完成し、引き渡された後」です。建築中の着工金や中間金としては使えないため、一時的な自己資金の持ち出し(またはつなぎ融資)が必須となります。

多くのシニア世代が資金計画で勘違いしやすく、最もトラブルになりやすいのが、補助金が交付される「タイミング」です。「国や自治体から設備補助金が出るから、手元の貯金からその分を差し引いた金額だけ準備しておけば大丈夫」と考えていると、建築の途中で確実に資金ショート(支払い不能)を起こしてしまいます。

住宅に関する国の補助金は、契約時や着工時に前払いで国から支払われるものではありません。原則として「すべての工事が適切に完了し、完了検査を受け、入居の住民票などの必要書類をすべて事務局に提出して、最終的な審査が通った後」に支払われる「完全な後払い制度」です。

新築の建て替えの場合、着工から完成・引き渡しまで半年以上かかることが多く、そこから書類を申請して実際に国からお金が振り込まれるまでには、さらに数ヶ月のタイムラグがあります。

実際のキャッシュフロー(お金の流れ)は以下のようになります。

  1. 着工時・上棟時(中間金): 建築会社から請求される数百万〜一千万円単位の費用は、100%自己資金(またはローンのつなぎ融資)で建築会社へ支払う。
  2. 竣工・引き渡し: 建物が完成し、残代金をすべて清算して鍵を受け取る(この時点でも補助金はまだ入っていません)。
  3. 実績報告・国による審査: 施工業者がすべての工事証明書や写真を国に提出。
  4. 補助金の入金: 最終的に、補助金は一度「建築会社」の統括口座に国から振り込まれ、その後、建築会社からシニアの口座へ返金されるか、あるいは最終の建築費清算時にあらかじめ相殺(値引き)される形で処理されます。

つまり、補助金とは「建築中に使えるお金」ではなく、「すべてが終わった後に、減ってしまった手元の老後資金(預貯金)に後から戻ってくる臨時ボーナス」です。また、施主(シニア本人)が個人で国に直接申請することは一切できず、国が認定した「住宅省エネ支援事業者(登録事業者)」である建築会社だけが申請手続きを代行できます。資金計画書を作る際は、補助金を含めない状態での支払いが可能かどうか、シニアの通帳の残高と相談しながら慎重に進める必要があります。

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