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将来の「車椅子・ベッド生活」に数日でトランスフォームできる間取りの「仕掛け」

【背景と概要】

「今はまだ元気だから、普通のお洒落なマイホームを建てたい」というシニアの本音を満たしつつ、将来、本格的な要介護状態(車椅子や寝たきり生活)になった際にも、家を建て替えたり引っ越したりすることなく、わずか「数日間の簡単な大工工事(または家具の移動)」だけで完璧な介護ハウスに変身(トランスフォーム)できる間取りの仕掛けをあらかじめ施しておくことが、賢いシニアの設計術です。そのための具体的な「3つの仕掛け」を解説します。

【仕掛け1:リビングの隣の「3枚引き戸の個室」】

現在は夫婦2人の広いリビングダイニングとして20畳の大空間を楽しんでいる間取りですが、その一角(または隣)に、天井までの高さがある「3枚引き戸」で仕切られた6畳のスペースを作っておきます。

  • 元気な今: 扉を開放して、広大なリビングの一部(書斎やシアタールーム)として贅沢に使います。
  • 将来(介護が必要になった時): 扉を閉めれば、独立した「1階の介護寝室」に早変わりします。2階の寝室に上がるのが無理になった段階で、ここを終の棲家のベッドスペースにします。リビングのすぐ隣なので、キッチンからの見守りも完璧です。

【仕掛け2:洗面所と脱衣所の「壁を抜ける構造」】

通常、洗面台がある空間と、洗濯機・脱衣所がある空間は壁とドアで区切られています。新築時に、この仕切りの壁を「構造上、家を支えるために重要ではない壁(耐力壁以外の雑壁)」にして設計してもらいます。

将来、車椅子で洗面所に入るのが狭くなった際、その壁を数時間で取り払うリフォーム(撤去工事)を行うだけで、洗面・脱衣・ランドリーが一体となった、車椅子でも自由自在に回転できる広大な「大空間サニタリー」へと進化させることができます。

このように、建物の骨組み(スケルトン)を強固にしつつ、室内の仕切り(インフィル)をいつでも変えられる構造にしておくことを「スケルトン・インフィル設計」と呼び、シニアの建て替えには最も理想的な考え方となります。

デザインハウス久留米福岡
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