お知らせ・新着情報

健康住宅の認定基準:『WELL Building Standard(WELL認証)』の思想と基本評価項目

【背景と概要】

高性能健康住宅の最先端かつ世界最高峰のベンチマーク(指標)として、近年、建築業界だけでなく医学界からも熱い注目を浴びているのが、アメリカで開発された国際的な建築評価システム『WELL Building Standard(WELL認証:ウェル・ビルディング・スタンダード)』です。従来の「LEED」や日本の「CASBEE」といった評価基準が、主に「地球環境への優しさ(省エネ、二酸化炭素削減)」を採点していたのに対し、WELL認証は世界で初めて「その建物の中で暮らす人間の『身体の健康』『精神の健康(ウェルビーイング)』に100%特化して評価する」という革命的な思想を持っています。これからの終の棲家において、WELL認証の基本項目を設計に取り入れることが、世界基準の健康住宅を建てるための究極のチェックリストとなります。

【WELL認証が定める「10のコンセプト(評価軸)」のディテール】

WELL認証では、人間の医学的メカニズム(心血管系、呼吸器系、消化器系、内分泌系など)に基づき、住まいを以下の10個の領域から徹底的に科学的数値で採点します。

  1. 空気(Air): ホルムアルデヒドやPM2.5、CO2濃度が極限まで低いこと(本稿第6・11・14件に合致)。
  2. 水(Water): 残留塩素や重金属が除去されたクリーンな水質(第16件に合致)。
  3. 食物(Nourishment): 安全な調理環境と健康的な食生活を促すキッチン導線。
  4. 光(Light): サーカディアンリズムに合わせた最適な照明設計と眩しさ(グレア)の排除(第4・12・17件に合致)。
  5. 運動(Movement): 日常生活の中で自然と身体を動かしたくなるアクティブデザイン(外構や平屋の回遊動線)。
  6. 温熱環境(Thermal Comfort): 家全体の温度差がなく、PMV(予測平均温冷感申告)に基づく快適な室温維持(第1・5件に合致)。
  7. 音(Sound): 外部の騒音(トラックの音など)や室内の設備音を遮断し、睡眠を妨げない高い遮音性能(内窓や防音下地)。
  8. 材料(Materials): 有害な化学物質や防腐剤を含む建材を徹底的に排除(第6・9件に合致)。
  9. こころ(Mind): 窓から見える緑(バイオフィリックデザイン)や天然無垢材の木目による精神的ストレスの緩和(第10件に合致)。
  10. コミュニティ(Community): 家族や地域社会と緩やかに繋がり、孤独を防ぐためのオープンな間取り設計。

【WELLの思想を我が家に取り入れる方法】

日本の個人向け注文住宅で、実際に数百万の費用を払って公式な「WELL認証」の盾(プレート)を国から取得する必要はありません。重要なのは、ハウスメーカーや建築家とのプラン作成の段階で、「世界水準の健康基準であるWELL認証の思想(10項目)をベースにして、空気、水、光、温熱環境の数値を徹底的にクリアする設計にしてください」とリクエストすることです。これにより、単なる「寒くない家」という次元を超えた、住むだけで自律神経が整い、心も身体も毎日若返っていくような、本物の「次世代高性能健康住宅」を確実に創り出すことができます。

デザインハウス久留米福岡
〒830-0048 福岡県久留米市梅満町994-1

TEL:0942-55-3960 / FAX:0942-55-8032

https://www.dh-kurume.com/

PAGE TOP ▲