【背景と概要】
1990年代後半から社会問題となった「シックハウス症候群」。建材や家具から揮発するホルムアルデヒドやトルエンなどの化学物質(VOC)を吸い込むことで、頭痛、めまい、目がチカチカする、アトピーの悪化などの健康被害が多発しました。現在、日本の建築基準法では、化学物質の放出量が最も少ない最高ランクの建材に「F☆☆☆☆(フォースター)」の表示を義務付け、その使用を無制限と認めています。しかし、ここに大きな罠があります。「F☆☆☆☆」は「化学物質がゼロ」という意味ではなく、「国の基準値以下である」というだけに過ぎません。化学過敏症やアレルギー体質のシニア、小さなお子様を守るためには、フォースター基準を遙かに超越した「本物の自然素材」の選定が必要です。
【「F☆☆☆☆」建材の裏に隠されたリスク】
一般的なビニールクロス(壁紙)や合板フローリングは、すべてF☆☆☆☆を取得していますが、裏面には大量の合成接着剤や防腐剤、可塑剤が使われています。家全体の気密性が高まった現代の住宅(高気密住宅)において、これらの微量な化学物質が24時間室内に充満し続けると、年齢とともに体内の許容量を超え、ある日突然「化学物質過敏症」を発症し、普通の生活が送れなくなるリスクがあります。
【解決策:フォースターを超越する「トリプルゼロ」の素材選定ディテール】
- 壁・天井:本物の「漆喰(しっくい)」または「シラス壁」の左官仕上げ
- 本漆喰: 消石灰を主成分とした天然の無機質材料です。化学物質を一切含まないだけでなく、空気中のホルムアルデヒドを吸着して分解する驚異の空気清浄機能を持っています。強アルカリ性のため、カビやウイルスの繁殖を抑制する抗菌効果も絶大です。
- 高千穂シラス壁: 九州の火山灰(シラス)を主成分とした100%自然の左官材です。消臭効果が極めて高く、老齢臭やペットの臭い、タバコの臭いを一瞬で吸着・消臭します。
- 接着剤の排除:米糊(こめのり)やにわか、高級天然ボンドの指定
無垢の床材を貼る際や、建具の組み立てには、有害なトルエン・キシレンを一切含まない「無溶剤・水性エマルジョン系接着剤」や、昔ながらの「米糊」「膠(にわか)」を施工業者に指定して使用させます。これにより、引き渡し直後の新築特有の「ツンとした化学臭」が100%消え、森の中にいるような深い呼吸ができる健康住宅が実現します。
















