「現場で追加をお願いしたら『それくらいやっておきますよ』と言われました。書面まで必要ですか?」
家づくりでは工事が始まってから、
コンセントを増やしたい。
棚を追加したい。
照明位置を変えたい。
下地を追加したい。
といった変更が出ることがあります。
そのとき、
「分かりました。やっておきます」
という口約束だけで工事を進めるのはおすすめできません。
金額が小さくても、
変更内容・金額・施工場所を記録してから進めること
が大切です。
既存Q6でも、見積書は金額だけではなく「何が含まれているのか」を明確にし、分からない項目は質問することが重要とされています。
「サービスします」も記録する
例えば担当者から、
「その棚くらいならサービスしますよ」
と言われたとします。
お客様は、
無料
だと理解します。
しかし後から、
見積担当者。
現場監督。
会社。
へ情報が伝わっていなければ、
「追加工事なので費用が必要です」
となる可能性があります。
だから、
無料の場合も記録しておくこと
が重要です。
大工さんへ直接頼まない
工事中に現場を見ると、
「ここに棚があったら便利そう」
「コンセントをもう一つ増やしたい」
と思うことがあります。
そこで大工さんや電気業者さんへ、
「ここ追加できますか?」
と直接お願いする。
これは避けたい進め方です。
職人さんは施工できても、
設計。
現場監督。
見積担当。
には伝わっていない可能性があります。
変更窓口を一本化する
契約前に、
「工事中の変更は誰へ伝えればいいですか?」
と確認してください。
営業担当。
設計担当。
現場監督。
など、会社によって窓口は違います。
重要なのは、
変更内容が正式なルートで会社全体へ共有されること
です。
金額を確認してから施工する
Q54でも触れたように、
変更希望。
↓
施工可能か確認。
↓
金額確認。
↓
お客様承認。
↓
施工。
という順番が理想です。
施工→請求
ではありません。
「そんなに高いなら付けなかった」
というトラブルを防ぐためです。
図面にも反映する
例えば、
コンセントを追加。
棚を追加。
窓位置を変更。
した場合、
最新図面にも反映されているか
を確認します。
口頭で変更しても、現場で使われている図面が以前のままなら、施工ミスにつながる可能性があります。
追加だけでなく変更・取りやめも同じ
記録が必要なのは、
追加工事だけではありません。
「この棚はいらなくなった」
「この設備をやめる」
「窓を小さくする」
なども同じです。
増額。
減額。
変更。
取りやめ。
すべて、
最終的な仕様と金額が分かる状態
にしておきます。
口約束を避ける会社は冷たい?
逆です。
「書面で確認してから進めます」
と言われると、
少し堅い会社に感じるかもしれません。
しかし、
お客様と会社の双方を守るためには重要なことです。
家づくりは数千万円の契約です。
小さな変更でも、積み重なれば大きな金額になります。
よくある失敗例
現場で大工さんへ、
「ここに棚を追加してください」
とお願い。
大工さんも、
「いいですよ」
と回答。
完成すると棚は付いていた。
しかし最終精算で追加費用が請求された。
お客様は、
「サービスだと思っていた」
住宅会社は、
「追加工事です」
となってしまった。
原因
変更内容と金額を確認せず、口約束だけで工事を進めてしまったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 変更内容を書面で確認しているか
- 追加費用を事前に確認したか
- 無料の場合も記録しているか
- 職人へ直接変更依頼していないか
- 変更窓口が決まっているか
- 最新図面へ反映されているか
- 増額・減額の両方を確認しているか
- お客様の承認後に施工する仕組みか
まとめ
追加工事では、
「言ったから大丈夫」
「サービスと言われたから大丈夫」
と考えないことです。
重要なのは、
変更内容+金額+図面+承認
を残すこと。
既存Q15でも、「そんな話は聞いていなかった」という事態を避けるため、内容を理解してから契約することが重要とされています。
口約束で気軽に進める会社より、
少し面倒でも、一つひとつ確認してから工事する会社。
その方が最終的には安心できる家づくりにつながります。
















