「こちらの希望を全部『できます』と言ってくれる住宅会社なら、良い会社ですよね?」
家づくりでは、
大きな吹き抜けが欲しい。
広いLDKが欲しい。
収納を増やしたい。
大きな窓が欲しい。
予算は上げたくない。
性能も高くしたい。
たくさんの希望が出てきます。
そのすべてに、
「できますよ」
と言ってくれる担当者は、一見とても親切に感じます。
しかし、
何でも「できます」と言う会社が、本当にお客様のことを考えているとは限りません。
既存Q19でも、良い住宅会社ほど必要な場面では「できません」と言う勇気を持ち、希望をそのまま受け入れるのではなく、暮らしや費用への問題を正直に伝えることが重要とされています。
家づくりには必ず優先順位がある
例えば、
30坪の家。
予算2,500万円。
という条件の中で、
広いLDK。
大きな吹き抜け。
大開口。
大容量収納。
高性能設備。
すべてを希望したとします。
予算も面積も限られている以上、
何かを優先すれば、何かとの調整が必要になる
ことがあります。
良い住宅会社は、そのバランスを一緒に考えてくれます。
「できる」と「おすすめする」は違う
これは重要です。
技術的には、
できる。
しかし、
暮らしやすさ。
予算。
メンテナンス。
住宅性能。
将来。
まで考えると、
おすすめしない。
ということがあります。
例えば、
「この大きな窓は設置できます。ただ、夏の日射や耐震計画まで考えると、この大きさの方がおすすめです」
という説明です。
これが、
プロとしての提案
です。
デメリットまで説明してくれる?
既存Q4でも、良い住宅会社の特徴として、
「この間取りには注意点があります」
「この土地は追加費用がかかる可能性があります」
「この設備にはメンテナンスが必要です」
など、
メリットだけでなくデメリットも説明できること
が挙げられています。
希望を実現するだけでなく、
実現した後に何が起こる可能性があるのか
まで説明してくれる会社かを見ます。
予算を無視した「できます」は危険
打ち合わせ中は、
「できます」
「付けられます」
「変更できます」
と言われていた。
しかし見積書が出ると、
オプション。
追加工事。
仕様変更。
が積み重なり、
数百万円の予算オーバー。
これでは、
「できる」という説明は間違っていなくても、良い提案とは言えません。
既存Q6でも、見積書は金額だけではなく、何が含まれ、何が含まれていないかを比較することが重要とされています。
「代わりの提案」ができる会社を見る
ただ、
「できません」
と言うだけでも十分ではありません。
良い提案とは、
「それは難しいです」
で終わらず、
「代わりに、こうすれば希望に近づけられます」
まで考えることです。
例えば、
「30畳LDKは予算的に難しいですが、廊下を減らして24畳にすれば広く感じる空間にできます」
というような提案です。
家族が言ったこと以上を考えてくれる?
お客様は住宅の専門家ではありません。
「大きな収納が欲しい」
という希望の本当の理由は、
片付けやすい家にしたい
ことかもしれません。
「大きな窓が欲しい」
という希望の本当の理由は、
明るいLDKにしたい
ことかもしれません。
良い会社は、
「何が欲しいですか?」
だけではなく、
「なぜ、それが欲しいのですか?」
まで聞いてくれます。
よくある失敗例
打ち合わせでは、
「できます」
「いいですね」
「全部入れましょう」
と言われ、とても楽しかった。
しかし契約後、
追加費用が増える。
間取りも複雑になる。
予算を削るために最後は住宅性能まで下げる。
希望を全部受け入れてもらったことが、結果的に後悔につながってしまった。
原因
「希望を全部聞いてくれる会社=良い会社」と考えてしまったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 要望を何でも受け入れていないか
- デメリットも説明してくれるか
- 予算への影響を説明してくれるか
- 性能への影響を説明してくれるか
- 将来のメンテナンスまで考えているか
- 「なぜ欲しいのか」を聞いてくれるか
- 難しい場合に代替案を出してくれるか
- 家族の優先順位を整理してくれるか
まとめ
良い住宅会社は、
何でも「できます」と言う会社ではありません。
できること。
おすすめできること。
やめた方がいいこと。
を分けて説明してくれる会社です。
そして、
「できません」で終わるのではなく、
「代わりに、こうしましょう」
と提案してくれる。
既存編でも、耳ざわりの良いことだけでなく家族の未来を考えて本音で話せる会社が信頼できるとされています。
要望を全部かなえる会社より、要望の本当の目的を理解してくれる会社。
そこを見ることが大切です。
















