「施工ミスが一度でもあったら、その住宅会社は信用できない会社ですか?」
家づくりでは、
設計。
発注。
施工。
検査。
など、多くの人が関わります。
もちろん、
ミスを起こさないための仕組みをつくることが大前提です。
しかし住宅会社を見るうえでは、もう一つ重要な視点があります。
それが、
問題が見つかったときに、その会社がどう対応するのか
です。
既存Q4でも、良い住宅会社はメリットだけではなく、デメリットや注意点まで正直に説明できる会社だとされています。
大切なのは「隠さないこと」
例えば工事中に、
施工状態に問題が見つかった。
図面との違いが見つかった。
部材を間違えた。
ということがあった場合。
一番困るのは、
そのまま隠して工事を進めること
です。
信頼できる会社なら、
問題を確認。
↓
原因を調べる。
↓
お客様へ説明。
↓
修正。
↓
再確認。
という流れで対応します。
「直しました」だけではなく原因を確認する
問題があった場合には、
「直しましたので大丈夫です」
だけではなく、
なぜ起きたのか
を確認することも重要です。
図面の確認不足なのか。
発注ミスなのか。
職人への伝達不足なのか。
施工方法の問題なのか。
原因が分かれば、
同じ問題を繰り返さないための対策
につなげられます。
お客様へ説明できる会社か
住宅会社にとって、
ミスや問題をお客様へ説明することは簡単ではありません。
それでも、
「こういう問題がありました」
「このように修正します」
「修正後はここを確認します」
と説明できる会社は、
問題から逃げずに向き合う姿勢
を見ることができます。
既存Q19でも、良い住宅会社ほど耳ざわりの良いことだけでなく、必要なことを本音で伝えられるとされています。
修正後に再検査する
重要なのは、
直して終わりにしないこと。
問題部分を修正。
↓
現場監督が確認。
↓
必要なら第三者も確認。
↓
写真・記録を残す。
という仕組みがあるか確認します。
是正+再確認
まで行って初めて、検査の意味があります。
ミスがない会社より「管理できる会社」
住宅会社から、
「うちは施工ミスは一度もありません」
と言われたら、その言葉だけで判断する必要はありません。
本当に確認したいのは、
ミスを防ぐ仕組みがあるか。
そして、
問題を発見できる検査体制があるか。
さらに、
見つかった問題を適切に直せるか。
です。
現場監督だけに責任を押し付けない
問題が発生したとき、
「現場監督が悪かった」
「大工が間違えた」
だけで終わる会社にも注意します。
本来は、
施工基準。
情報共有。
チェック体制。
発注方法。
など、
会社として再発防止を考えること
が重要です。
個人の失敗ではなく、会社の仕組みとして改善できるかを見ます。
記録を残してくれる?
修正箇所について、
施工前。
問題部分。
修正後。
などの写真や記録を残してもらえると、後から確認しやすくなります。
Q38でも扱ったように、
施工記録は将来まで住宅を守る資料
にもなります。
よくある失敗例
工事中に問題を発見。
住宅会社へ質問すると、
「大丈夫です」
「よくあることです」
と詳しい説明がない。
そのまま工事が進み、
完成後も、
「本当に直っているのだろうか」
という不安が残ってしまった。
原因
問題そのものより、説明・修正・確認の仕組みが不十分だったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 問題を隠さず報告してくれるか
- 原因を説明してくれるか
- 修正方法を説明してくれるか
- 修正前後の記録を残すか
- 修正後に再検査するか
- お客様へ結果を報告するか
- 同じ問題への再発防止をするか
- 個人ではなく会社として対応するか
- 質問に誠実に答えてくれるか
まとめ
住宅会社の本当の姿は、
すべてが順調なときだけでは分かりません。
むしろ、
問題が起きたときにどう対応するか
に表れます。
隠さない。
説明する。
直す。
確認する。
記録する。
そして、
同じ問題を繰り返さない。
既存編では、住宅会社とは「家を売る会社」ではなく「家を守る会社」であるという考え方が示されています。
だからこそ、
「ミスが絶対にないと言う会社」より、「問題があれば正直に向き合い、最後まで責任を持って解決する会社」。
その姿勢まで見ることが、長く信頼できる住宅会社を選ぶポイントです。
















